2011年10月07日公開|トヨタ
久しぶりのトヨタ202です!
いままでのトヨタ新車の中では202でありながらかなり程度の良いお車です。
震災後の大増産体制を考えればクオリティー低下も仕方ない部分にも拘らず、これだけのクオリティーで出荷できるのはトヨタの底力でしょうか?
震災後の輸入車のクオリティーは正直ひどいものでした!
確かに最大の水戸のPDIが多くのメーカーで被災して機能しなくなっていた事情はありますが、同じ金額を出して購入しているにも拘らず、まともな作業を省き納期だけを守る為にでたらめな状態で出荷をし続けたことは、私の中では輸入車メーカーやインポーターに対してまったく見方は変換しました。
正直いままでは輸入車メーカーはブランドイメージを大切にして、高いクオリティー(昔からそうでないところもあります)で出荷・納車されてきていて、信頼度は高いと感じていましたが、今回の一連の流れを見ているとがっかりしてしまいました。
国産メーカーは工場が稼動できないのですから、販売も出来ないのであきらめるしかなかったかもしれませんが、輸入車メーカーはPDIがまともに機能できない状態においても売れ挙げ上のノルマ達成の為、本来ならば納車できないようなレベルのまま平気で販売をし続けました。
これがメーカー子会社であるインポーターの姿勢なのですからあきれ返ってしまいます。
国産車が製造できないのを逆手に取り、このときぞばかりと売りまくろうという姿勢は最低です。
結局ブランドイメージはただ儲ける為に構築しているだけと自分たちで証明しているようなものです!
トヨタも○○○デスなど結局巨大企業の考えることは同じですね。
このウッドパネルはいったい何を考えるとこうなるのでしょうか?
正直気持ち悪いです!
この内装を選択したオーナー様御免なさい。
あくまで私個人の主観ですので、一個人の感じ方と流してください。
最近の国産高級車の化粧パネルはひどいを通り越して悪趣味の一言です!
レグサスのシンメトリーを無視したオプションやニッサンの銀粉パネルなどそれなりの技術を駆使しているのはわかりますが、あまりにも全体のまとまりから逸脱したデザインで、奇をてらっているとしか思えません。
これでは何時になっても欧州高級車との溝は埋まらないばかりか、差は開く一方です!
これもやはり何時までこのスイッチゴテゴテを続けるつもりでしょうか?
トヨタや日本電装の技術であればこんなにスイッチだらけにしなくてももっと簡易的な操作が可能に集約できると思うのですが!
いまだにこれが高級車のステータスだと思っているのだとしたら、
トヨタも相当の馬鹿です!
多くのオーナーは使いやすくわかりやすさを求めていると思います。
其の上でのデザインでしょう!
対照的なのはこのメーターです。
他はあれほど落ち着きがなくがたついているのに、メーターだけはシンプルです!
すべてこのデザインに沿って作ればいいと思うのですが?
とってもいいメーターだと思いますよ!
それとやはり国産高級車のいいところはこのファブリックのシートですね!
本皮シートでは輸入車には材質・質感ともに遠く及びませんが、ことファブリックシートに関してはすばらしいと思います。
素材は違いますが、着物の技術や感性が生かされているのですかねー?
革シート=高級というような短絡的日本人の感覚が、だめな車をメーカーに作らせている部分も大きいのでは!
国産輸入車問わずほとんどの車に今はあるこのプラスチックカバー。
本当に必要なのですか?
いらないでしょう!
ないほうが熱もこもらずコストも下がります。
だってフェラーリにもポルシェ(FRには在った様な)にもマセラティにもこんなもの付いていないですよ!
ご覧の通りまったく傷が見当たりません!
非常に良い状態です。
これくらいきれいな状態で納車してもらえるなら202もありかもしれません。
しかしこれからの管理のストレスを考えてしまうとやはりどうなんでしょうか?
軟らかい塗装ですので、幾ら程度がいいといっても一定の研磨厚は必要となります。
磨き前膜厚は129μ、きょうびの塗装としては厚いほうです。
もともと非常に程度もよく、傷も肌感もよかったので、202特有の漆のような光沢に更なる深みを与える為の磨きを行ないました。
磨き上げるとなんともいえない日本的漆黒の艶が作り出され、自分ではメインテナンスの恐ろしさからとても購入する気にはなれない202ですが、この深みのある艶を見ているとそれでも購入してしまう方の気持ちが理解できます。
磨き後膜厚は126μ、総研磨厚は3μでした。
TOYOTA トヨタ マークX 250G コーティング終了
車のスタイルと202とのバランスが非常にマッチして重圧感と滑らかさとスポーティーさが良い感じで融合して、
すばらしい雰囲気を作り出しています。
作業中輸入車以外お乗りになられないお客様もおいでになり、作業中のこちらのお車をご覧になって、今までにはない発言で、
「この車何という車なの?」
「え国産、マークX!」
「これは良い車だねー、雰囲気はとても国産とは思えないよ!」
「それとこの艶、この艶は輸入車ではありえないね!」
「これなら国産車もありかもしれないね。」
とやたら興味津々でした。
このお客様はベンツをご覧になっても、
「こんな車は要らないね!」
と言い切る方が意外な反応でした。
それだけイメージとしてインパクトを与えるものがあるお車なのでしょうね!
内装のセンスには疑問を感じますが、確かに外装に関しては非常にセンスのいいお車だと思います。
とにかく傷の目立ちやすい塗装ですので、洗車の際には気をつけて作業なさってください。
又文中には失礼な表現も御座いますが、褒めることがいいこととも思えず率直な感想として表現させていただいたことご容赦ください。
PS:ご紹介いただきました青○様ありがとう御座いました。
車両クラス:クラスL
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:62.160円税込み(ご紹介割引-10%・お持込お引取り割引-10%・新車割引磨き-10%・濃色車割り増し磨き+10%・ソリッド割り増し磨き+10% 適応)
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