2011年11月30日公開|ポルシェ
以前にも1回施工させていただいているポルシェですが、このたび新たなオーナー様の手に渡り再施工のご依頼をいただきました。
ポルシェも996型から水冷エンジンとなり、販売台数もうなぎ上りとなり997に至っては乗用車並みに町でも見かけるようになりました・・・
これが良かったのか?
悪かったのか?
996・997とも通常モデルの価格は大幅に下落しています!
996のカレラでは200万円くらいでも程度が悪ければ見かけるようになってしまいました。
これに連動するように高値を保っていた空冷ポルシェの価格も下落傾向です!
しかし空冷最終型となるこちらのポルシェ 993型だけはその下げ幅は少ないようです。
ただし運転してみると幾ら最終型とはいっても、
動力性能的には水冷エンジンにはかないません!
しかしポルシェらしさや、スポーツカーとしてのファンらしさはやはりこの993まででしょう。
大きさもワインディングを攻めれるサイズですし、乗せられてる感につながる電制もほとんどついていません。
速さよりも走ることの楽しさを味わうのならばこの993まででしょう!
しかしさすがに最終型でも15年以上を経過しているモデルですから、
このように劣化からは目を背けられない部分も出てきてしまいます。
レンズ自体の劣化も大きな原因ですが、洗車などで傷を入れてしまうことで曇りの原因にもなっています!
本当でしたらここも磨いて曇を取ってあげれば一気にリアビューもリフレッシュされるのですが、今回はご予算の都合で見送りとなりました。
“残念です”
しかし内装のカーボンパーツはおごったようです・・・
確かに993型までは内装は地味ですからパッとしません!
これだけカーボンパーツを入れただけで印象はかなり変わります。
が・・・
問題は車全体とのバランスが取れているのか?
個人的好みからすると、
“ブゥー”です!
ただしこれからほかの部分をモデファイすることによりカーボンのスパルタンなイメージがしっくりくるようななるでしょう。
私の個人的カーボンに対しての見解は、結構偏見に満ちています。
本来カーボンは軽量化と剛性を両立させるための素材として生まれてきた経緯があります。
ですからその効果が望めない部分に対してのドレスアップには否定的です。
特にこのように、被せで使用したのでは重量を増していってしまいます!
それに対してあまりに価格も高価すぎると考えてしまいます。
ここにお金をかけるなら、ほかにかけたほうがよくないですか?
勝手なこと言ってすみません。
PORSCHE ポルシェ 993 コーティング終了
今回のご依頼は磨きは無しでの、コーティングのみのご注文です。
前のオーナー様が磨きはされていますが、
すでに数年を経過する中でかなりの傷がついてしまっています!
ただし磨きにより肌はきちんと整えられていますので、傷を目をつぶれば遠目にはかなりの程度の良さには見えます。
磨き無しといってもコーティングのみは01コースといって、最終仕上げのバフとコンパウンドで1回だけは磨きをかけます。
傷はほとんど処理できませんが、艶はかなりのところまで回復させることは可能です!
とはいってもせっかくのポルシェ・・・
できれば“ビッシ”と磨いて、
「この年式でこの程度はないでしょう!」
と驚かれるくらいにしたかったのですが、残念ながらその予算はカーボンに・・・
“ホント残念です”
ポルシェ乗りだった店長も、
「こんなきれいな993があるんだー?」
というくらい磨きたかったそうですが、お客様のご予算に勝てるものはありません・・・
しかしさすがに数年前に一度02コースで磨いてあるだけのことはあり、
01コースのメインテナンス磨きでもかなりの艶が作り出せました!
コーティングはガラスコーティングではなく光触媒ボディコーティングでしたので、極端に艶は上がりませんが、
酸化チタンの光彩現象によりメタリックの輝きはかなり強くなりました!
冬に突入してしまいスポーツカーはシーズンオフとなってしまいますが、このオフを利用して更なるドレスアップが図られることでしょうから、
春になってその成果を見るのが楽しみです。
車輛クラス:クラスX
施工コース:光触媒ボディコーティング+01磨きコース(メインテナンス磨き)
施工料金:60.900円税込
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