2011年11月24日公開|フィアット
多分 おそらく フィアット自体が磨くのは初めてのような・・・
しかも 確か ポーランドかルーマニアかどちらにしても東欧で作られている車も初めて磨くような・・・
しかしイタリアで作られていた時よりも格段に品質が高くなっているなどと雑誌などにも書いてあり、懇意にしているディーラーのフロントマネージャーも購入したそうで、だいぶ前ですが感想を聞きました、
「形や雰囲気はまさにFIATなんだけどFIATじゃないみたいなんだよね!」
「意味わからん、どういう意味?」
「だって1週間になるけどまだ壊れないんだよね!」
「今まで売っていたFIATなんて納車当日にドアが開かなくなっただの、ウインドウガラスが落ちちゃっただのが当たり前だったから。」
だそうです。
これが当たり前として通用していたこと自体だけですごいことです!
確かにその時代と比較するとすごい進歩かもしれませんが、
あまりほめたことでもないような?
ここまででもないかもしれませんが、昔のジャガーも良く壊れたらしいです。
タモリがテレビで言っていましたけれど、多分車はダイムラーのW6だと思いますが、
「ディーラーで新車を受け取って青山通りと表参道の交差点で信号待ちしていて、曲がろうとアクセル踏んだらアクセルワイヤー切れちゃってエンジンまで止まってしまい立ち往生、乗り出してものの5分で壊れちゃう、しかも価格は1.500万くらいしていてだよ!」
ジャガーもよくこんなことがあったみたいです。
私もジャガーは308型の最終を新車の時からいまだに所有していますが、お客様から必ずといっていいほど聞かれるのが、
「良く壊れるでしょうー?」
「維持費掛かるんでしょうね?」
決まり文句です。
しかーし
これが壊れないんですね!
308型はジャガーといってもフォード傘下の車ですからかなりの改良がされています。
もうじき10年になりますが、今まで故障というものは一回もありません。
しいて言うならアブソーバーが抜け始めていたので交換したくらいです。
話は横道にずれまくりましたが、FIATも同じようなことなのでしょう。
壊れない車になる分にはだれも文句は言わないですから!
ただしジャガーのようにメーカーとしての路線は踏み外さないでほしいですね・・・
やっぱり聞かれるんですかねーNEW500のオーナーも?
「壊れるんでしょうー?」
白いプラスチックの部分はAピラーの内張りのルーフの付け根の部分です。
鋭角にとがったプラスチックが浮き上がった状態です!
これ内窓拭いてたら手に刺さりますけど・・・
しかも1か所じゃないし!
Aピラー・Bピラー・Cピラーこの手のパーツがついている部分はほとんど同じ状態です。
知らずに窓ふきしていたら、血まみれで“失血死”してしまいます!
幾ら壊れなくなったといってもこれじゃあねー・・・・・
形はかわいいし、壊れないそうなので、娘が免許取ったら500を買ってやろうなどと思っていましたが、
外科治療代がかさみそうなのでやめます!
とはいってもおしゃれです!
これはまさにFIATワールド!
外観内装ともに懐古的なデザインですが、現代の感覚と素材を見事に融合させた素晴らしいデザインです。
なだけにもうちょっと細かいところも気を使ってよ!
プラスチックが浮いててもいいから、せめて角だけは丸く削って・・・
一つの丸いメーター内にすべてが集約されています!
これが意外とデザインだけではなくて見やすいんですよ。
しかもこの車でなぜか200km/hまでスピードメータは刻まれています?
だれもそこまで出さないと思いますよ、というか出ません!
されどおしゃれです!
500ではデュアロジックが主流ですが、このお車はM/Tです。
しかもオーナーは女性です!
おしゃれですねー!
このシフトパターン変わってないですか?
判ります?
普通1速左上の場合このように5速は右上に来ますから、バックギアはその5速の真下に来ることが普通ですが、この車の場合さらに左に寄せてから下です。
最近は6速M/Tも珍しくないですから、そのための誤作動防止のためなのでしょうか?
オーナー様は比較的おとなしめの内装をお選びになられました。
価格は208万円とリーズナブルですから、当然合成革ですが、座面は変わったメッシュ状の素材を使用しています。
おなじFIATグループのマセラティなどが一時使用していた航空機用特殊素材のような質感です。
同じ種類の素材だとすると、視覚的効果も高いですが何より耐久性が高く掃除も簡単です。
イタリアーンのこだわりですかね?
1.2Lで69psですが走りに遜色はないようです。
参考最高速度はなんと160km/hですから!
今の主流はツインエアー875ccでありながら、85psもあります。
2気筒でトコトコ走る様はまさに外観にピッタリです!
一度乗ってみたい!
しかし塗装の程度は最悪!
さすがのトヨタ202もこの傷の量にはかないません・・・
確かに納車になってから洗車等でつけた傷もあるとは思いますが、
ほとんどの傷は納車前からのものと思われます。
塗装の柚子肌もこれを柚子肌といっていいのかというほどでこぼこしています。
このような新車状態もFIATの伝統のようです!
膜厚はこのクラスとしては非常に厚く136μもあります。
写真中央にクレーターのような部分がありますが、これは通常のイオンデポジットではありません。
へこんでいるのではなく盛り上がっています?
おそらく塗装段階での異物混入やたれなどが起きて補修をかけた後だと思われますが、ディーラーマン曰く“このくらいは普通”だそうです・・・
やはり写真中央にしみのようなものがありますが、これはイオンデポジットです。
まだでき始めではありますが、結構塗装には食い込んでしまっています。
塗装肌の状態からしても塗料はあまり品質が良くなさそうですので、ダメージの出方も早そうです。
このような塗料品質の場合こそガラスコーティングで塗装を守ってあげる必要がありますし、その効果は大きいと思います。
特にひどかった側面部の傷もすっかりなくなりました!
ルーフにでき始めていたイオンデポジットも除去できこれで真の新車になりました。
根本的柚子肌は有色部分にある塗装のため、柚子肌はかなり残ってはいますが、少なくともクリアー部分の滑面状態ができただけでもかなり映り込みはシャープになりました。
磨き後膜厚は測り忘れてしまいましたが、傷の処理状態や磨きの感触からするとおそらく研磨膜厚は5μ程度だったと思われます。
FIAT フィアット 500 1.2 SPORT コーティング終了
我ながら素晴らしい艶です!
パソドブレレッドというフィアットグループでは定番のカラーのようですが、
イタ車ははほんとにソリッドの赤が似合います。
その美しいレッドもコーティングの濡れた様な艶感で、
このお車の特徴である曲線がより一層滑らかな丸みを表現しています!
ご納車時にお客様はご不在でしたが、後日わざわざTELをくださり、
「めちゃくちゃきれいになったねー!」
とお喜びいただき我々施工者もうれしい限りです。
御車自体にはかなりきつい表現もしていますが、これもイタ車大好きなうえのことですので、
同じお車にお乗りの方はお気を悪くなさらないでくださいね!
そこも含めた味がイタ車いわんやFIAT500の醍醐味ですから。
車輛クラス:クラスS
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:82.740円税込(輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨き+10%・ソリッド割増磨き+10%・納車引き取り料 適応)
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