2011年11月02日公開|マセラティ
現行モデルのマセラティの前のモデルとなりますが、マセラティが初めてフェラーリのエンジンを積んだ記念すべきモデルです。
さらにこちらのお車は、MC12というエンッオフェラーリの兄弟車のレーシングカーが、
“GT選手権で優勝”
した記念に限定180台、日本にはたった10台という超レアなお車です。
さすがに私も現車を見るのは初めてです!
リクライニングはしますが、ホールド感はまさにバケットシートそのものです!
しかもカーボンシートです!
貧乏人はついついこのシート一脚で幾らするのだろう?
などと下世話なことを考えてしまいます・・・
ダッシュボードはアルカンターラで覆われています。
これはグランスポーツのCAPカーと同じ手法です。
昔のマセラティはスエードが売り物でしたが、スエードよりも丈夫なアルカンターラが現在は使われています。
確かに素材としては優れているかもしれませんが、フェイクであることは事実ですので、ちょっと寂しさも感じてしまいます。
これがMCビクトリーである証のシリアルナンバープレートです。
なんと6台目です!
TELのベルが工場いっぱいに鳴り響きます。
TELの主は常連のお客様でした。
「マセの左側面からリアバンパーまですべてのパネルに傷があるのだけれど、いつどこで着いたかもわからない?」
「この傷とれるかなー?」
悲痛な叫びが伝わってきます。
「後で伺って傷を確認させていただきます。」
数時間後にご自宅に伺い傷を確認してみますと、確かに鼻づらからトランク・リアバンパーまで連続した傷が入っています。
傷のつき方からしていたずらではないようです!
おそらく子供か老人がバックか何か荷物のようなものをボディにあてたまま歩いて行ったような感じです。
幸いなのは傷は浅かったことです!
パネル数的に5パネル!
完璧なマセラティの指定塗装で補修をしたとしたら200万円は堅いでしょう・・・
しかしこのレベルであれば傷取り磨きで完全にとりきれることでしょう!
しかし問題は工期です。
実はこちらのお客様と3日後にフェラーリディーラーであるグランテスタさんのツーリングに参加する予定です。
ということは・・・
「ツーリングまでに直したいですよね?」
「できれば・・・」
当然といえば当然の答えでした!
2.000万円以上のフェラーリとマセラティが集うツーリングですから左側面傷だらけの状態では行けるわけがありません。
翌日夜にお持ちいただき徹夜覚悟の施工となります。
MASERATI マセラティ グランスポーツ MCビクトリー 傷取り磨き終了
徹夜覚悟でお受けした傷取り磨きです!
試しに1パネル磨いてみると意外と傷の深さはありません。
ましてや磨きなれたマセラティですので、塗装の状態も完全に把握できています。
さすがに左側面からリアまで連続した長い傷ですので、磨きがいはありましたが、
塗装の肌感も変化することなく、完全に傷を取りきることができました。
ツーリング前日での施工で待ったなしのタイミングでしたが、
完璧な仕上がりです!
これで心置きなく明日のツーリングを楽しむことができます。
今回は車磨き研究所からの参加は、私を含め5台の参加ですが、フェラーリ・マセラティ軍団に一泡吹かせてあげましょう。
車両クラス:クラスM
施工コース:傷取り磨き5パネル
施工料金:44.100円税込(リピーター割引-20%・お持込お引き取り割引-10%・輸入車割増+10%・濃色車割増+10%・総量割増+100% 適応)
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