これまた珍しいお車のご入庫です！

 

ベンツのセダンで赤です！

 

間違いなく初めてのご入庫です。

ファイヤオパールというソリッドの塗装ですが、SLKやAクラスではために見かけますが、

セダン・ワゴンではめったに見ることはありません。

これはかなり目立ちますね！

同じドイツ車でもアウディ・BMW・ポルシェではあまり違和感はないですが、ベンツとなるとこの選択は相当の勇気が必要では？

 

マイナーチェンジ後アバンギャルドでなくてもブラックウッドが採用されたのか？

と思いきや、そうではありませんでした。

 

実はピアノラッカー調というプラスチックのギミックでしたが、

素人目にはブラックウッドと区別はつかないでしょう。

 

ある意味ベンツのこのような手法はどうかと思う部分もありますが、トヨタのダサいギミックと比較して考えれば“これもありかな”と思えてしまいます。

 

相変わらずそつのない内装です！

 

素材感・質感・操作性・デザインどれをとっても非の打ちようはありません。

 

国産車は優に及ばず、同じドイツ車の中でも同一クラスの中ではその完成度は突出しています・

 

ただし価格も100万円は軽く高いのですから当たり前は当たり前ですが・・・

 

イグニッションをONにするとスピードメーターの中にベンツが登場します！

 

この演出はいいですね！

 

ドライバーの視線で見ても質感は十分です。

乗り出し価格500万円成りの高級感は十分にあります。

スポーティー感と高級感をきっちり演出しています。

が、運転してみると残念ながらスポーティー感は体感できないと思いますが・・・

ま、そこはベンツですからしょうがないですね！

しかし高速域での安定感はさすがベンツを体感できるでしょう。

 

アバンギャルドやAMGパッケージではないのでホイルはかなり悲しいかも？

 

デザインもそうですが、塗装がちょっと質感的に高級感には欠けます・・・

 

スタッドレス用と割り切ればそう問題ではありませんが。

 

ソリッドの赤とお聞きしたときに一抹の不安がありましたが、残念ながら予感は的中してしまいました。

 

ベンツの新車といえどもそこそこ傷はあります！

 

先日のSクラスと比較すると雲泥の差があります・・・

というのもPDI作業ではクオリティーに価格による差があると書いたのですが、まさにそれを地で行ってしまいました。

このお車がもしもSLだったらこのクオリティーの納車はあり得ませんから！

 

ただトヨタなどのソリッド車の傷ほど多い訳ではありませんので！

このファイヤオパールは202並に傷は見えてしまう塗装です。

しかも塗装の硬さは202の2倍以上の硬度があるため、

いかに優れたPDIでも限られた予算と時間の中ではこれが限界でしょう。

 

今回はそこそこ苦労しそうですね！

 

膜厚はCクラスにしては厚めの120μあります、塗装の質感を出すためにソリッド部分が多少厚く吹かれているようです。

 

硬い塗装と傷が見えやすい特徴にやはり磨きの時間は通常のベンツの約倍近くがかかりましたが、きっちり傷は処理できました。

 

時間がかかってしまったために、写真を撮りきれない部分がりました。

左リアドアはどうやらPDIで塗装補修を受けていたようですが、

パネル全面塗装ではなく“ぼかし”で補修されていたらしくぼかし際でクリアーがミスト状になってしまっていました。

 

此れも本来であればベンツの出荷ではありえないことだったはずが、

やはり予算や時間の関係でクオリティーがだんだんなおざりにされつつある証拠ですね！

このような話は我々業者だけでなく、最近では何台もベンツに乗りつがれている方からも耳にするようになりました。

そのせいか、ここの所ベンツの売れあげはかなり停滞しているようです。

高級車であるだけにその判断はシビアになるでしょうね・・・

 

そのボカシ痕の塗装ミストもきれいに除去でき取りあえず一安心です。

 

磨き後膜厚は117μ、研磨膜厚は3μと目立つ傷が多少あったためにベンツの新車としてはちょっと多めの膜厚となってしまいました。

 

Mercedes-Benz メルセデスベンツ C200 Blue EFFICIENCY アドバンスライトパッケージ コーティング終了

 

ファイヤオパールの持つ独特のソリッドレッドがさらに引き立つようになりました！

 

ズバリ派手です！

 

納車の際キャリアで運んでいてもすれ違う車がみな目を奪われるほどの目立ち方です。

 

コーティングの施工に関しても、このソリッド塗装は仕上げ拭きは拭き上げ斑が目立ちやすいため、

通常の塗装に比べると約2倍近い時間を要しました。

その甲斐あってここまでの艶と光沢を作り出せたのですから、その苦労の甲斐もあったというものです。

 

この冬のダークトーンの色調の中、このようなきれいな色が風景に加わると、まだ遠い春も近づいてきたかのような暖かな気分にさせてくれます。

 

車輛クラス：クラスM

 

施工コース：マーベラスフィニッシュ・ガラスコーティング+02磨きコース（軽度の磨き）

 

施工料金：81.900円税込（新車割引磨き-10％・濃色車割増磨き+10％・ソリッド割増磨き+10％・輸入車割増磨き+10％ 適応）

メーカー別 メーカー選択... BMW（52） MG（1） アウディ（38） アルファロメオ（17） シトロエン（9） シボレー（1） ジャガー（2） ジープ（1） スズキ（20） スバル（31） スマート（1） ダイハツ（21） ダイムラー（1） トヨタ（155） ドゥカティ（1） フィアット（8） フェラーリ（9） フォルクスワーゲン（51） フォード（1） プジョー（12） ホンダ（67） ボルボ（12） ポルシェ（26） マセラティ（14） マツダ（51） ミニ（5） メルセデスベンツ（163） ランチア（3） ランドローバー（6） ルノー（13） レクサス（23） ロータス（23） ロールスロイス（1） 三菱（8） 日産（41）

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