2011年12月09日公開|スズキ
初老の男性のお客様でしたが、なんと新車でこのお色を選択されたそうです!
若い子たちでも、日本人特有の白・黒・シルバーが圧倒的に多く目立つことや冒険することを臆する傾向が強い中、普通に考えれば年配の方のほうが保守的なはずなのに、
このような派手な色を選択されたことは素晴らしいことです!
軽自動車などは比較的若い女の子なども多いですからポップな色もよく見かけますが、車格が上がるにつれだんだんと地味な色の比率が多くなる傾向があります。
特に長野県にいた至ってはスポーツカーでさえ地味な色のほうが売れるという保守的な傾向が顕著です。
これって下取りを気にしているのか?
目立たないようにしているのか?
自身を堅実に見せようとしているのか?
どちらにしてもこれからさらに冬に向かい寒い季節になると、
街を走る車の味気ない色合いが余計寒さと暗さを感じさせます。
経済もさらに世界的不況に向かい、
情勢すらも寒々しい中せめて町を走る車の風景位暖かいイメージがほしいですね!
そんな中、このような色を選択された勇気に拍手!
スイフトスポーツではありませんから、それほどのパワーはのぞめませんが、
JWRCでの蓄積されたノウハウが生かされた、実用性と経済性とスポーティーさを兼ね備えたいいエンジンです。
このクラスではフィットやビッツなどに販売数では水をあけられていますが、
運転してみると明らかにスイフトのほうがスポーティーだと思います。
が、しかしなぜシャーシの塗装色がボディとここまで色が違うの?
まさかどのボディカラーでもこの色ということはないですよね?
ボディの色はマイカですからコストがかかりますから確かに表に見えないところまではコストがかかりますから無理なのはわかりますが、
せめてもうちょっと色は合わせたほうがよくないでしょうか・・・
このコンパクトクラスの中では非常にきちんとした素材感と質感を維持して作られています!
低価格の中でそれなりのクオリティーで作る技術はトヨタ・日産・ホンダなどとは比べ物になりません。
ツボを押さえていますね!
こと国産車に限って言えば、ブランドで選ぶほど価格と内容の格差が大きい様な気がします。
電化製品でも同じような傾向が見えるような・・・
日本がどんどんダメになっていきます!
そのうち車も韓国に抜かれる日が来るかも?
どころか、インド・中国にすら・・・
タタグループと戦うスズキにエールを!
下手な300万クラスの国産車よりも質感もデザインもいいかも?
くだらないギミックを使わず直球勝負のコンセプトが非常にいいです!
車作りってこれでいいのではないでしょうか?
T社のくだらないメタリック調の質感のないパネルと違い、
これで十分質感が出ています!
レイアウトもボディデザインとマッチしていますし、140万円クラスの車としてはほぼ完ぺきな質感です。
操作性も誰でもわかりやすくグゥーです!
新車としては塗装塗膜状態は悪くもないが、決して良いとも言えません!
というのは、クリアーに非常に細かな傷と波があり下地の有色塗装部分を曇らせてしまっています。
しかし国産メーカーのトヨタやホンダなどの新車納車状況と比較すれば、
目立った線傷は圧倒的に少ないと思われます。
これはメーカー塗装ライン時点での塗装に対してはかなりコストダウンされ、
作業の手数をへらしていると考えられます。
しかしメーカー出荷からディーラーでの納車までの期間の管理体制は非常にきちんとしていることになります。
これは軽自動車がメインのメーカー及びディーラーとしては非常に素晴らしいことだと思います。
トヨタの某ディーラーなどは自分たちの管理期間や作業中に傷を入れてしまったものを、
「しょうがない、自分たちで直せないのだから!」
と平気でその状態でお客様に納車してしまう姿勢・考え方とは大違いです!
けれどやはり膜厚だけは他車メーカーのコンパクトクラスと比較してもほぼ同等の膜厚で、磨き前膜厚は98μでした。
ただし一昔前は“スズキの塗装は最低”などといわれ、よくホンダの塗装と比較されたりもしましたが、そのころに比べれば膜厚的には約20μ位厚くなっています。
他社がコストダウンに必死の中逆に品質を上げ、
コストのかかることを選択し品質を上げている姿勢は素晴らしいといえるでしょう。
ただし塗料が水性化されてきていることでのこのような現象であることも考えられますが?
塗装の曇が取れて別物の色というくらいすっきりした反射をしています!
パールの輝き方が全く違います!
しかし有色塗装部分の柚子肌だけは、当然他車でも同じですがこれは磨きではどうすることもできません・・・
昔の油性塗料時代の“スカッ”とした質感は残念ながら今の塗料・塗装方法では望めませんが、塗装の深みは今のほうが圧倒的に勝っていますし、塗装自体の高級感もあります。
磨き終了後膜厚は94.4μ、研磨膜厚は3.6μで曇りを取るためには新車での研磨膜厚目安の3μは0.4μオーバーしてしまいました。
SUZUKI スズキ スイフト XG コーティング終了
スズキの車とは思えない質感が上級車種すら圧倒しています!
アブレイズレッドパール2という塗装色ですが、国産車としては非常に珍しい色目に対してパールを非常に多く配合してあり、
輸入車にも見られない独特の色合いを醸し出しています。
磨き上げその本来の色を100%引き出し、コーティングを施工することで更なる艶を身にまといました!
柚子肌さえも利用したようなこの“艶”はすれ違う車すら振り向かせるほどの妖艶さすらあるかも?
年配の方が運転しているからなおさらでしょう!
車は移動するだけの手段ではありません・・・
自己表現を服装以上にしてしまうのも車です!
若い衆も女性も、車はその人なりを端的に映し出しますので、選ばれるメーカーや車種・色は言うに及ばず、内外装の状態などもその方の考え方やイキザマが手に取るようにあらわされます。
服装や化粧や髪形だけが自己表現ではありませんよ!
こんな粋なおじさん(おばさん)になってみませんか?
車輛クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:59.535円税込(お持込お引き取り割引-10%・新車割引磨き-10%・濃色車割増磨き+10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー