2011年12月23日公開|レクサス
ここのところトヨタ特にハイブリッドが立て続けにご入庫いただいています。
作業ブースに3台並びました。
初めての光景です!
新潟より常連のお客様がお車をお持込いただきご来店された際にこの光景を見て、
「国産車が3台並んでいるのも初めて見たけれど、しかも全部トヨタ輪をかけてハイブリッドとはここでは珍しい光景だな・・・」
「ということはハイブリットってもしかして売れているの?」
このお客様、感覚がちょっと浮世離れしていますので、現在の一般の方の志向性には疎いのですが、市場は結構ECOに傾倒していることを認識されたようです。
もっともいつも行かれているディーラーはフェラーリのお店ですから浮世離れした感覚は当たり前ですね!
しかし作業のために工場内でハイブリット車を動かすことは日常作業ではありますが、いくら運転してもこの感覚はなじめません・・・
まずはスタートボタンを押してもこれで動くのか、動かないのかがよくわかりません。
アクセルを踏み込んで車が動き出してやっと“これでいいんだ”と納得します。
更に移動途中で突如エンジンがかかる・・・
ここにまた非常に違和感を感じてしまいます。
ご入庫頂くお車の何割かがハイブリットになってきてはいますので、確かに時代はガソリンエンジンからハイブリットや電気自動車に移行してきているのだとは理解できますが、構造はどんどん複雑化され一般のメカニックでは全く対応できない車へとなっていくことは正直アナログ人間の私としてはあまり歓迎はできません。
たしかに移動の手段そのための移住性の確保さえできていれば車はそれでいいのだ!
と割り切れば何の問題もないのかもしれませんが、
運転する楽しさはそこから欠如してしまうことは大きな車としてのマイナス点と思ってしまいます。
しかし特に若者がそうですが、車に対して求めるものが昔とは大きく変わりつつ現代においてこのようなことにこだわりを持っていること自体が、すでに絶滅危惧種なのかもしれませんね・・・
ですが欧州メーカーのようにディーゼルでハイブリット並みのECOを達成していたり、
マツダのようにガソリンエンジンの高効率化によりやはりハイブリット並みのECOを達成している例もあるのですから、まだまだ内燃機関だけによる改善も可能性は高いと思います。
事実フェラーリやポルシェなどの今まではECOとは無縁だった車たちでさえ、
CO2削減は軽々達成したうえで更なるパワーアップを実現しているのですから!
これ面白いことですが、弊社のお客様には多くのハイブリット関連の技術者・開発者の方がいらっしゃいますが、ほとんどの方のお車はハイブリット車ではありません。
理由をお聞きしてみると、
「まだまだ試行錯誤の段階で、完全に安心して乗れる車とは言い切れない。」
「ハイブリット化が進むことで、企業は新たな設備更新をしていかなければならず、そこで排出されるCO2や消費される資源を考えた場合逆に汚染を進行させ消費を拡大しているだけの部分が大きいから。」
などという見解もあります。
物はとらえようですね・・・
このナビゲーションのスイッチは非常に扱いやすく優れものです!
BMWやベンツのように丸いだけのコントロールの部に比べ明らかに操作性は上回っています。
掌で包み込むようにして指先で操作できるようになっていますから、多少車に振動があっても正確な操作ができるでしょう。
トヨタもなかなかやりますね!
しかしどうしてもこれだけは理解できません!
どうしてハイブリット車、乗り味やスポーツ性とは無縁の車にパドルシフトが必要なのか?
ただ流行だからつけてみましたかっこいいでしょう!
的に見えてしまうのですが・・・
だったらまずはこのシフトノブを改良すべきの様な気がしますが?
せっかくのレクサスなのにこの部分でプリウス的な印象になってしまいます。
もうちょっとカッコよくなおかつ操作感も質感を出した作り方ってできるでしょう!
レクサスとしてはコンパクトになおかつシンプルに作られています。
非常にわかりやすい配置の仕方で、これはいいですね!
ただし価格からするとベースパネルの質感はいまいちで、もうちょっと上質な素材仕上げをしてほしい点はありますね・・・
しかしトヨタとしてはかなりいい線を行っています、
これなら欧州車と比較しても見劣りはありません。
この助手席にだけあるウッドパーツは毎回変だなー
と感じてしまいます。
実際質感自体は非常によく、欧州車を超える仕上がりかもしれませんが、シンメトリーでないことがどうしても許せないのです。
車の基本デザインはシンメトリーが基本です。
ジウジアーロやピンファリーナに聞いてみて?
しかしこのブラウンのファブリックシートは最高です!
質感素材感ともに非常によくできていますし、センスも最高です。
やはり国産車のシートはファブリックに限ります!
現在の国産車では革シートは逆立ちしても欧州車(特定メーカー車種ですが)にはかないません。
ドア内張りのファブリックもいい味出しています。
このようなセンスは日本独特のものだと思いますし、国産高級車にしか合わないでしょう。
実に日本的でいいですね!
たとえば和風建築や庭園などは、どこの国とも全く違う美意識で作られています。
このセンスはどの国の人が見ても必ず美しいと感じるはずです!
ですから国産車も欧州車の猿真似から脱却してもっと日本独自の素材感やセンスを生かした作り方をすればいいのに・・・
マイバッハすら障子を採用していますし、センチュリーのロイヤルなどまさに日本的内装ですが、
世界中のどの高級車と比較しても全く見劣りしないと思いますがね!
今回スプラッシュビューコーティング・ライトポリッシュコースをフロント基本セットとリアガラスでご依頼いただきました。
なぜか助手席側だけ強い撥水をしていますが、撥水しているということはそこに不純物が付着していることになります。
その状態でコーティングしたとしても不純物に阻まれコーティング剤はガラスに密着することができません。
そのためライトポリッシュで付着している不純物を磨き落とします。
ただし傷はヘビーポリッシュでないと落ちません!
スプレーでまんべんなく水を吹きかけ撥水しなくなっていることと、
ガラス本来の持つ親水性に変わったことを確認できればライトポリッシュ終了です。
この後ボディーコーティングが終了してからスプラッシュビューコーティングを施工します。
さすがレクサス完璧の納車状態です!
おそらく今までのどのレクサスよりも程度はいいでしょう。
というのも首都圏のお客様ですから当然ディーラーもそちらのディーラーです。
やはり都市部の車屋さんはクオリティーレベルが高いようです・・・
長野県内のレクサス店ももうちょっとましな社員教育を行いましょう!
「自社板金工場のレベルが低すぎて恐ろしくて出せない!」
などと言っているような社員教育レベルでは、ベンツを超える高級車と明言していることが恥ずかしくなってしまいますよ!
膜厚は160μもあります!
パールホワイトの3コートですね。
同じパールホワイトでもプリウスクラスと比較すると明らかにコストをかけたいい塗装です。
トヨタのパール塗装は特にホワイトに関しては他車とは比較にならないクオリテーレベルがあります。
輸入車に関してはホワイトパールの車は少ないですから、トヨタの一人勝ちですね!
探しに探してあったトラブルはこの3か所!
初期の水染みが1か所と傷が2か所だけです。
これは本当に驚異的レベルです!
ベンツのSクラスの非常に程度のいいお車とどっこい勝負です!
此れならベンツを超えるといっても過言でないのですが・・・
幾ら程度がいいとはいえ研磨膜厚は2μ必要でした。
レクサスアナウンスではラインでの仕上げ磨きがされているとのことですが、確かに通常の一般的車と比較すれば塗装肌の状態はいい状態ではありますが、
所詮ラインで行われる短時間の磨きですから完璧には程遠いレベルです。
やはり程度のいいベンツの新車レベルの研磨厚は必要でした。
これでまさに完璧!
くまなく探しても傷は全く見当たりません!
TOYOTA トヨタ レグサス CT200h コーティング終了
パールホワイトの深みが増して、コーティングも完璧です!
このテロッとした感じがたまりません、さらに酸化チタンの反射がパールの輝きを助けています!
実はこちらのお客様、同じ職場(正確には場所は違うのですが)で3人目のお客様です!
わざわざ関東からご依頼ご紹介をいただきありがたい限りです。
ご納車時には天候が心配ではありましたが、幸いにもいい天気でのご納車ができこれもうれしい限りでした。
これからも日本のため頑張ってお仕事にお励みください!
きれいなお車でいい新年をお迎えください。
車輛クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボディコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビューウインドゥコーテイング(フロント基本セット+リア×ライトポリッシュ)+ヘッドライトコーティング
施工料金:114.398円税込(ご紹介割引-10%・新車割引磨き-10%・200km以内納車引き取り料 適応)
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