2012年01月30日公開|マツダ
ファミリアに変わる世界戦略車として登場し、欧州市場ではかなりの人気を誇っているようです。
たしかにイメージはかなりプジョーなどと似た感じで、ヨーロッパ的です。
このお車は通常のアクセラの中では最上級クラスですが、
これとは別にマツダスピード アクセラとい車があり、これはなんと264psものハイパワーを誇ります!
下手なスポーツカーではかないません!
ホンダがシビックタイプRの廃止など国産メーカーが、ホットモデルから相次いで撤退していく中マツダの姿勢には感銘すら受けてしまいます。
いま欧州ではこのクラスのハッチバック、特にホットハッチと呼ばれる過激モデルがしのぎを削っていますが、その中でもマツダスピードはダントツの動力性能と安全装備を誇っているようです。
このアクセラスポーツはそこまで過激な仕様ではありませんが、今国産車で主流となるハイブリットなどには頼らず、既存のレシプロプロエンジンの高効率化によりハイパワーと20km/Lの燃費を達成するなど地方メーカーのレベルの規模でありながら、巨大企業トヨタをはるかに超える技術力を発揮しています。
またこのクラスとしては安全装備も充実し、その内容も非常に効果的かつ先進的なものです。
数十年前にはマツダもフルラインナップをめざし、ロードペーサーの様なセンチュリークラスの高級車も作っていたりしましたが、いち早く生産クラスを絞り込み独自のスタイルを作り出すことで非常に特徴的なスタイルを確立してきました。
日本の多くのメーカーのように、車にこだわりを持たない一般人に受けのいい車を作るのではなく、勝負の舞台を欧州とし、車の基本性能にうるさい人たちを相手に戦ってきたことによりここまでいい車が作れるようになったのでしょう。
更なるマツダの挑戦に期待しています!
いま欧州特にドイツなどは、ダウンサイジング+過給機によるパワーと燃費の獲得という手法を取ってきていますが、
マツダは基本的にはNAで勝負のようです。
まさに直球勝負!
技術力無なければできない手法です!
デザインに関しても、エンジンカバーをこのようにイメージカラーのブルーで塗装するなど非常にこだわりを持って作られています。
燃費さえよければでは車はますますつまらないただの道具になっていってしまいますが、
マツダはきちんと走りの楽しさも伝えようとしています。
このようにタワーバーも装備され、走りのリニアさにこだわられる方でも納得するような装備にも手抜きはありません!
いかにもついていますよ,というような作りでないところがさらに好感が持てます。
メーターもスポーティーですね!
バイザーの角度もしっかりしているので、視認性は非常に良さそうです。
トヨタのようにデジタルに頼っていないところがシンプルかつ安定感を感じさせます。
細かな情報は、ダッシュボード中央に位置するこの部分に表示されますが、どっかで見た様な?
ルノーにそっくりです!
表示の色までもが同じ!
たしかにボディのスタイルもフランス車的ですからここ等辺はあえて真似しているのですかね?
残念ながらこれはいただけません・・・
通常のパドルシフトは一つのパドルでアップダウンを行いますが、なぜか別々になっています?
操作性も良くなさそうですし、誤操作の可能性も高いのでは?
しかしこのアクセラ2.0のミッションは、ヨーロッパでは主流となりつつあるデュアルクラッチを使用したセミATです。
つまりほとんどの国産車が、ATやCVTなどに意味もなく装備しているパドルシフトとは違い、
本当にパドルシフトとしての機能を持ったものとなります。
なだけにこのシフトレバーは残念です・・・
これでは普通のATにしか見えません!
たしかにこの形状は使い慣れているので安心感はあるかもしれませんが、スカイアクティブドライブという特別なミッションがおごられていることを感じさせません。
2Lエンジンだけのために専用設計までしてあるのですから、ここもきっちり専用設計にしていればよりアクセラのスポーティー感が強調されたでしょう。
このシルバーのトリム、トヨタなどでも通常車種では多用されていますが、全く質感が違います!
安っぽく見えないですね!
同じような素材・色なのにちょっとした仕上げの差でまったく質感が違ってきます。
どうしてトヨタはあそこまでちゃちく見えるように作るのでしょうか?
上級車種との差別化?
それともただのコストダウン?
だとしてもあそこまで質感なく作ることはないでしょう!
ドアカップにエクセペル・ペイントプロテクションフィルムの施工です。
最近ディーラーオプションとして、ドアカップのペイントプロテクションフィルムが出始めているようですが、多くのメーカー採用品は3M製が多いようです。
3Mとエクセペルの違いは?
これだけ基本性能が違います!
それでいて価格はほぼ同じ!
ということはどちらがお得かは、明白ですね!
スプラッシュビューウインドウコーティングの施工もご依頼いただきました。
フロント基本セットはライトポリッシュで施工します。
新車といえども微細な傷などはワイパーを多少なり使用することで着いている可能性がありますし、サイドガラスもウインドウの開け閉めにより傷ついていることがあります。
ライトポリッシュはこれらの傷を落とすことが目的ではなく、付着しているシリコンオイルや水染みを除去することが目的です。
傷がついてしまっている場合は、ヘビーポリッシュが必要となります。
リアガラスは傷が入っている確率はほとんどないため、鱗落しでの施工としました。
鱗落し剤はガラス以外の成分をすべて溶かしてしまうため、今まで見えていなかった細かな傷をすべて露出させてしまうため、傷がある恐れがある部分では新車の場合は使用しません。
ガラスの下地処理が終わったら洗車をして、コンパウンドや薬剤を洗い流して脱脂をしてきちんとコーティング剤の密着を確保するようにします。
それらの作業がすべてきちんと終了してからコーティングです。
GSや簡易施工店などはコーティング施工をして、当日お客様に御引渡しをしていますが、これが可能な理由はフッ素コーティングだとしてもかなり有機性が高いものか、硬化剤比率が高いため可能となります。
しかしそれはコーティング剤自体の耐久性が低いこととイコールとなってしまうので、結果的にはランニングコストがかさむこととなってしまいます。
弊社が使用するフッ素コーティング剤は、フッ素の硬度も非常に硬く表面が平滑な為に、ワイパー使用をしたとしてもかなりの長期間の効果が期待できます。
目安としては約2万キロ走行くらいまでその効果は持続するはずです!
しかも純度の高いフッ素を使用しているために、コーティング剤の歪みがないために視界のギラツキや、歪みが生じることはありません!
膜厚はかなり薄いです!
88μと軽自動車並みの膜厚です・・・
ということは、塗装の意匠性限界も軽自動車並み、10年程度ということになってしまいます。
昔からマツダの塗装の特徴ですが、コストダウンと軽量化双方の効果を狙ったものでしょう。
しかし普通車でこの膜厚はちょっと不安です・・・
欧州車のようにセラミッククリアーなど耐候性の高い塗料を使用していれば、この程度の膜厚でも20年くらいはそれほどの性能低下はないと思いますが、
国産塗料の品質では10年程度でかなりの劣化をしてしまう恐れがあるでしょう。
このような薄い塗料では、それをカバーするための保護膜としてのコーティングは必需品です!
しかし納車段階での塗装程度は驚くほど良質です!
ほとんど傷はありません!
しかし塗料が薄いことによる細かな柚子肌、というよりも梨肌に近いくらいの塗装の歪みは出てしまっています。
これは塗装が良くないということとは関係なく、塗装が薄いことによりこのようになってしまう必然です。
傷もほとんどなく非常に程度のいい新車でしたので、
磨きの目的はクリアー表面の波を処理して少しでも柚子肌を解消することです。
とはいっても有色部分、クリアーの下に柚子肌が存在していますから、完全に柚子肌は解消されませんが、クリアー表面の波を処理してあげるだけでもだいぶ意匠性は変わりました。
少し離れれば柚子肌はさほど気にならないレベルになりました!
磨き後膜厚は85μ、研磨膜厚は3μです!
このお車の場合同じ研磨圧の磨きを行うとすれば、あと2回が限界でしょう・・・
MAZDA マツダ アクセラスポーツ 20S-スカイアクティブ コーティング終了
とてもきれいなブルーがいっそう引き立つようになりました!
スカイブルーマイカの輝きが光触媒ボディコーティングの酸化チタンの反射光沢により一段と煌びやかに感じさせます!
個人的にブルーの車は大好きなので、この仕上がりにわくわくしてしまいます。
白・黒・シルバーも落ち着きがありいいですが、やはりこのようなはっきりした色は見ていて心が躍ります!
今ではほとんどなくなってしまった走りの楽しさを味わえるホットハッチですから、心行くまでカーライフをお楽しみください。
よろしかったらぜひツーリングにもご参加ください!
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボディコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビュー・ウインドウコーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア×鱗落し)+エクセペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
施工料金:151.399円税込(お持込お引き取り割引-10%・新車割引磨き-10%・濃色車割増磨き+10% 適応)
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