2012年01月07日公開|日産
この車知ってます?
そうです当然日産のマーチですよねー!
しかしそれは不正解・・・
この車はオーテックのマーチ“ボレロ”です!
どのようなことかと言いますと、ベースは確かに日産のマーチなのですが、それをオーテックがカスタマイズして日産で売っているこんな感じです。
そもそもオーテックとは何?
意外と知らない人のほうが多いでしょうから一応解説しておきます。
日産の100%出資の特装車部門の子会社です。
初代社長はスカイラインで有名な桜井眞一郎さんです。
面白いのがオーテックの会社の名前の由来で、当時の日産の社長の
「オーテック=大手を食う」
のダジャレから命名されたそうです。
これを現実化し、昨年の11月には100万台の販売を達成したそうです。
このボレロの場合はほとんど内外装のカスタマイズが主な変更点ですが、中にはサスペンションにとどまらずエンジンまでもがハイチューンされたモデルなども販売されています。
弊社のお客様でもスカイラインR31のオーテックにお乗りの方がいらっしゃいますが、このお車は限定生産200台というレアものです。
このボレロはそこまでレアではないですが、販売年数も少なく価格も高かったためにいまだに市場では人気が高いそうです。
基本的にはマーチに違いないのですが価格が高い割にはよりシンプルなメーターとなっています。
はっきり理由は判りませんが、ボレロ=スペインの民族衣装からの発送に基づいたコンセプトのようです?
たしかに言われてみると外装もそんな感じ?
ホントかー
当然プラスチックではありますが、ウッド調の様な大理石調の様な不思議なフィニッシャーを使用しています。
質感も悪くありません!
国産車悪くないじゃないですか!
しかもこんなところまで使用されています!
この凝り方はランチャ・フィアットなどと比べてみても何ら遜色がないくらいです。
どうせなら日産で車作るのやめて全部オーテックにすればもっと売れるかは定かではないですが、個人的には国産車=日産車好きになるかも?
基本デザインはやはりマーチですが、素材は専用ファブリックが使われています。
スペインぽいですね!
て、ほんとか?
しかしセンスは内外装のイメージが統一されていて国産車としては珍しい完成度ではないでしょうか!
ファブリックの質感もいいですね!
しかし2年半にしてこの“ぼろさ”です!
なかなか2年半でここまで傷を入れるのは逆に至難の業です・・・
実はこのお車昨年施工していただいたお客様のお母様のお車です。
あまりの痛み方を見かねて施工することにされたそうです。
確かにそんな気にもなっちゃうかも?
さすがにここまで行くと02コースの次元ではありませんから、02プラスで磨きます。
磨き前膜厚は111μですが、国産車としてはこのクラスでは一般的な膜厚です。
ただし心配なのが、専用色=オーテックオリジナル塗装ということです。
高級車種ならいら知らず、このクラスになると色を作ることが課題となり、塗装自体の品質が低い可能性大?
ほとんど下地到達と思われたかなりひどい傷ですが、02プラス磨きコースでほとんど傷は処理できてしまいました!
が、予想したように塗装は最低の品質です・・・
ただでさえ柔かい国産車の塗料ですが、これは軽自動車よりもやわらかいでしょうね!
みためだけにお金をかけすぎです・・・
やはりここが国産車?
幾ら傷がつきやすいドアカップ回りとはいえ、なぜここまで傷だらけになるか?
と不思議でしたが、確かにここまでやわらかい塗装なら傷は入りますよね!
ただし扱いが乱暴なのも否定できませんけどね・・・
しかし良いこともあります。
ドアカップ内部はポリッシャーが使えないため手磨きですが、塗装が柔らかいおかげで、手磨きでもここまできれいになりました!
この白くなっている傷は何かにぶつけた痕跡ですので、さすがに完全には磨きとることはできませんでしたが、ここまで分かりづらくなるところまでは磨くことができました。
ホントもうちょっと大切にしてあげて!
一部下地到達している傷もあり、すべての傷をなくするところまではいきませんでしたが、ここまできれいになればご入庫いただいた時とは別物です。
磨き終了後膜厚は105μ、研磨膜厚は6μですが、
深い傷があるところはピンポイントで15μ位は研磨していると思います。
同じレベルの傷をもう一回付けてしまえば、次はここまでのハードな磨きはもう無理ですから気を付けていただくしかないですが、ガラスコーティングを施工いたしますので、少なくともここまでの様な状態にはならずに済むことでしょう。
磨きだけでもここまで意匠性が変わったので、コーティング後の変化が楽しみです!
正月なしで元旦から磨いた甲斐がありました!
NISSAN 日産 マーチ ボレロ コーティング終了
ホント別車と思わない人はいないくらい変わりました!
おそらく栗の皮をイメージした塗装色だと思いますが、コーティングを施工することでニスを塗り込んだ天心甘栗の100倍くらい光っています!
色合いと艶が何とも言えない質感を醸し出しています。
おそらくお母様もこだわりを持たれてこのお車“ボレロ”をお選びになられたのだと思います。
しかし日々の使用の中で徐々に傷ついていくと、
購入した当時の思い入れは薄らぎただの足車へと意識が下がっていってしまったのでしょう。
そうなるとあとは急坂を転がるように、扱いは雑になり、傷がつくことも気にならなくなっていってしまったのでしょう。
こうなると特別限定モデルのボレロもただのマーチも関係ありません。
“ただのボロ車”
となってしまいます。
特別モデルだからというわけではありませんが、せっかく購入されたこだわりの一台です。
ここでリセットされたので再度きれいに乗る努力をしてみてください。
多分無理して手洗いするよりも、洗車機で洗ったほうがきれいに乗れると思いますよ!
車輛クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02プラス磨きコース(傷取り磨き)
施工料金:70.560円税込(リピーター割引-20%・お持込割引-10%・濃色車割増+10% 適応)
注)リピーター割引は同居の親族所有のお車までとなります、車輛登録上の住所等が違う場合は適応されません。
過去施工者以外でのお持込の場合も適応されません。
また弊社でのお引き取り納車の場合にも適応となりません。
上記の場合につきましてはご紹介割引の適応となりますが、過去施工者ご本人によるご連絡が必要となります。
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