2012年02月26日公開|マツダ
神奈川県のお客様2台目のお車がこちらです。
MAZDA マツダ CX-7 クルージングパッケージ4WDというお車ですが、皆さん知っていましたか?
情けない話ですが、私は全く知りませんでした。
国内での販売はわずか5年で終了しているそうです。
現在はCX-5となっているようです。
このSUVクラスはハリアーとの勝負となりますからかなりマツダは苦戦を強いられたでしょうね・・・
しかし私が見た感じでは決してハリアーに劣っているようには感じません。
どころか、こちらのCX-7のほうが価格的にも作り込みもいいように感じるのですが?
やはりマツダというブランドイメージから、このような高級SUVだと難しいのでしょう・・・
日本人の特性として内容ではなくブランドに飛びつく習性がありますから!
いい例がLVじゃないですか?
メーターのカラーとステアリングのカラーのマッチングが良いですね!
しかしこれメーカー製ではないですよね?
メーターはシンプルでいいのですが、ステアリング部のスイッチてんこ盛りはあまりいただけません。
この雰囲気はシンプル=機能的ですし、質感も悪くありません!
ハリアーに決して見劣りはしないと思うのですが?
なぜ売れなかったのでしょうか?
ただこのお車に限ったことではないですが、シフト周りの黒いプラスチック、この部分は比較的傷をつけやすいいところなので、このような色と素材を使うのであればもうちょっと傷がつきにくい加工をしてほしいですね。
この部分も非常に均整のとれたデザインです。
質感も悪くありません。
更にこのお車はボーズのサウンドシステムもオプション装着されているようです。
ブランドイメージさえこだわらなければハリアーより絶対こちらのCX-7がいいですね!
カタログ上は本革シートとなっていますが、
国産車の常として革の質感は良くありません。
革自体の品質というよりも、鞣しが欧州車に比べよくありません。
数年でテカリやひび割れが起こってきてしまいますから・・・
日本人の革に対しての文化の浅さからくるものでしょうが、革=高級という短絡的な感覚がメーカー側もいいものを使わなければという発想につながらず、“とりあえず革シートだから”という顧客をなめた姿勢を感じさせます。
本来ならば、この価格帯であれば革シートはオプションで、欧州車並みの革を使ってもらいたいところです。
ブレーキにはブレンボが装着されています!
といっても標準でもオプションでもありません。
オーナー様がアフターで装着されたものですが、
ローターも大径でスリット付になっています。
スポーツカーでなくとも止まるということは車にとって一番大事なことですから、決して安いパーツではありませんが一番大事なチューニングです。
ここまで手を入れられている車は少ないです!
フレームの補強パーツです!
しかもSUVでここまでやられる方はかなりのこだわりがなければできません。
パワーアップや足回りの交換などは多くの方が手を付ける部分ですが、車体自体の剛性がそれらチューンナップについていけなければトータルな車としての性能は上がったことにはなりませんから、ただの“カッコだけ”になってしまいます。
しかしこのようなチューニングはあまり目立ちませんから、本当に車のことが分かっていないと手を出さない部分です。
通ですねー
エンジンにも手が入っています。
カーボンのラムエアーBOXです!
この手の車でもこのようなパーツがあるのは驚きです。
ただしこのように完全なBOX構造にはなっていませんから、吸入効率的にはそれほど効果はないかも知れませんが、パワーフィルターが装着されていますがむき出しですと吸気温が高くなってしまいますが、それを防ぐ効果は結構期待できるでしょう。
ターボエンジンですからその効果は大きいかもしれません。
インタークーラー迄装着されています!
国産SUBでここまで手が入っている車は少ないでしょう。
しかも手の入れ方が通好みで、しかもセンスは大人いじりです。
これ以外にもかなりのチューニングがされているようですが、どこを見てもきれいに作られています。
オーナー様はなかなかの強者です!
今回ヘッドライトのプロテクションフィルムもご依頼いただきました。
クリアーの紫外線による劣化の黄ばみと飛び石での傷つきを防ぐ効果があります。
このように形状が複雑ではない場合は、サービスでフォグランプも施工いたします!
まずフィルムが貼ってあることは誰もきずきません!
おそらくオーナー様でもフィルムの縁の場所を見つけるのは至難の技でしょう・・・
ここまで意匠性の変化がないのは、エクセペルフィルムだからこそです。
他社と比較してとにかくフィルムの厚さが薄いですから!
しかも性能は数段上回っています。
更にドアカップにもエクセペル・ペイントプロテクションフィルムの施工を行いました!
最近このドアカップの施工のご依頼は非常に多くなっています。
此処は気を付けているつもりでも意外と傷はついてしまっていますから・・・
サイドステップにもエクセペル・ペイントプロテクションフィルムのご注文です!
やはりこの部分もほとんどのお車で傷を見かけるところです・・・
靴で蹴ってしまいますから傷のダメージは深いものが多く、しかも目立つ場所です。
形状・範囲などは極端に広範囲でなければお好みで基準料金内でご指定いただけます。
セダン:一か所7.875円税込
クーペ:一か所10.500円税込
新車購入時にガラスコーティングを施工されているそうですが、このような状態になってしまっています。
水染みとシリコンの付着がかなり深刻な状態で、塗装が曇って見えてしまうほどです・・・
おそらく有機成分の含有量が多いコーティングではないかと推察されます。
オーナー様はカーポートでの駐車だそうですが、
それでこのレベルでは露天であればどのような状態になってしまうのでしょう?
これでは逆にコーティングがない方が、意匠性は確保されていたのではないでしょうか?
おそらくこの手のコーティング剤は、定期的にメインテナンスを受けコーティング面のクリーニングと撥水力の補填を行わないといけないタイプだと思われます。
施工時の価格は安くても、性能維持をしようとするとランニングコストがかかってしまうものですので、良いとも悪いとも判断は微妙なところです。
ご購入されて2年ちょっとで、ガラスコーティングが施工されている割には傷も多めのようです・・・
コーティングに対しての汚れの付着が激しいので、ついつい洗車の時に力が入ってしまうのでしょうね。
はたしてこの傷はコーティング範囲内にとどまって犠牲被膜の役割をしていたのか?
はたまたクリアー面まで到達しているのか?
どちらにしても磨き前膜厚が92.1μしかありませんから、慎重な磨きが必要です。
しかしマツダの塗装は薄いです!
しかもこの車格でこれしかないのはちょっとマツダも考えてほしいですね・・・
おそらく猫によるひっかき傷!
黒の車は塗面があったかいため猫が好むようです・・・
オーナーはいい迷惑!
しかしきれいに傷はなくなりました。
こちらの傷は、下地まで到達“塗装補修”と思ってしまいやすい傷ですが、
実はクリアーの範囲で済んでいます。
深い傷と勘違いしやすいのは、傷断面野凹凸による視覚的錯覚です。
この傷もきれいになくなりました。
02コースの磨きでもここまで傷はなくなります。
今回は傷が多かったことと、新車時のコーティングがあまり有効でなく逆に塗装面を傷ませている傾向があったため、仕上がり重視ではなく意匠性の回復に重点を置いた磨きとしました。
本来であれば、このような状態は02プラスでの磨きをおこなえば傷の処理だけでなく最終仕上げも完全なところにまで持って行けたのですが、この段階でもすでに施工費は20万円をオーバーしていますので、さすがにこれ以上のご負担になるご案内はできませんでした。
磨き終了後膜厚は88.7μで、研磨膜厚は3.4μでした。
このお車の塗装はソリッドブラックですが、
トヨタ202やスクラッチシールドよりもスクラッチ傷はつきにくい感じです。
磨いていても非常に安定していて塗装の神経質さは感じさせません。
非常にいい塗装です!
通常塗装でもこれだけに良い塗装ができるのですから、トヨタ耐スリ・レクサス耐スリ・スクラッチシールドに何か意味があるのでしょうか?
逆に傷がつきやすく扱いにくくしているだけの様な・・・
MAZDA マツダ CX-7 クルージングパッケージ4WD コーティング終了
マーベラスフィニッシュ・プレミアムハイブリッドさすが高いだけのことはあり、ソリ黒の艶が鮮やかに再現されました!
このコーティング剤の特徴として、
施工前になっていたような水染みにおかされることがかなり軽減されます。
黒系の塗装色は水染みができてしまうと目立ちますからねー
それを取ろうとゴシゴシ洗えば洗車傷だらけですからねー
いわゆる“蟻地獄”状態に陥ってしまいます・・・
それがかなりのレベルで防ぐことができるのですから、価格には代えがたいところがあります。
完全に水染みを防げる、と言えないのはシリカ(ガラス)コーティング特に純度が高いものは物理的理由によりカルシュウムなど無機物の付着がしやすい特徴を持っているためです。
水染みを完全に防げるシリカコーティングは相当純度が低く、有機物含有量が70%以上必要でしょう。
そうすると、耐久性がなくなったり、傷を防ぐことができなくなったり、汚れやすくなったりの別の弊害が出てきてしまいます。
いたちごっこです!
ご納車の際お客様は一目見るなり、
「ここまできれいになるんだー」
「新車の時よりもきれいですよ!」
とご満足いただけたようです。
連続2台ものご依頼をいただき、その期待に応えることができたようでありがたい限りです。
合計3回お伺いした際に、毎回差し入れまでいただきましてありがとうございました。
しかし今後はこのようなお気遣いはご無用です。
ご依頼いただいた施工をこなし、料金をいただく、そしてご満足の笑顔をいただくことがなによりの差し入れですから!
なにかご不明の点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
このたびはありがとうございました。
車輛クラス:クラスLL
施行コース:マーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+エクセペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所・サイドステップ×4か所・ヘッドライト×クリアー・フォグランプ×サービス)
施工料金:222.936円税込(リピーター割引-20%・ソリッド割増磨き+10%・濃色車割増磨き+10%・納車引き取り料200k以内 適応)
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