2012年02月23日公開|ポルシェ
昨年の12月に施工させていただきましたお車の補修での再入庫です。
というのも、昨年の施工の際ボンネットに新車塗装した時からのブリスターが見つかり、オーナー様とポルシェセンターに連絡を取りどのように対処するかを協議中での施工完了 御引渡しとなっておりました。
その時点ではポルシェセンターが調べた限り国内での補修履歴はないとのことで、本国での補修履歴の調査中とのことで結論には至っておりませんでした。
しかしさすがはポルシェセンター、その時の塗装の状態を口頭でお伝えしただけにもかかわらず、
メーカーに対して保障補修を求めるとすでに決められていました。
これが他社だったらどうでしょう?
其の後の調査結果についてはお聞きしておりませんが、
結論としてはメーカークレームとなり補修と決定したそうです!
“めでたしめでたし”
しかしコーティングまではメーカー保証とはならず、
弊社でのコーティング&磨きについてはポルシェセンターが負担するとの連絡でした。
さすがポルシェセンター!
通常このような補修は保険扱いのため、隣接パネルまでの補修施行でお受けいたしておりますが、今回は特例として再塗装パネルだけの施工となりました。
当然オーナー様もご承知いただいてのことですが・・・
泣きつかれると弱いんですよねー
再塗装から1か月が経過して数回は洗車もされていることから、
ある程度は傷が入っています。
しかし通常の板金塗装屋さんでの補修塗装後の傷の状態はこんな生易しいレベルではありません・・・
この傷の種類はいわゆる線傷、洗車やこすれなどで着く傷の種類です。
つまり板金塗装上がりであった傷ではありません。
ほとんどの一般板金塗装屋さんから上がってきた状態は、
仕上げ段階でのぶつ取りや肌調整磨きで付けたポリッシャー傷が多くついてしまっています。
「そんなことないよ!」
と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、
おそらく傷隠しコンパウンドやポリマーを使用して納車段階に判らなくされているのです。
数か月たって傷が目立ってきても、
「洗車で着いたのかな?」
と思ってしまうでしょう!
しかしこのカイエンは板金塗装補修から1か月がたっているうえ、磨き前に酸によるクリーニングをしても磨き傷はありませんでした。
さすがポルシェセンター認定工場!
弊社でもご予算に余裕のあられるお客様はこちらの板金塗装工場に依頼しますが、いつもながら塗装仕上げの磨き傷の無さには驚かされます。
やはり板金塗装は手間も材料代もかなりかかる仕事ですから、
施工価格にクオリティーが比例することは否めません・・・
ばっちり磨き上がりました!
どこから見ても傷は一本たりとてありません。
先の板金塗装屋さんに恥ずかしくない仕上がりになりました。
PORSCHE ポルシェ カイエンS 補修コーティング終了
光触媒のコーティングは板金補修作業の際に多少の摩擦剥離を隣接パネルでしている可能性もありますので、
ついでに隣接パネル左右フェインダーとバンパーはグラデーションするためにコーティングを施工しておきました。
ポルシェセンターさんこれサービスです!
恩を売っておきます・・・
しかしポルシェでもこんなことがあるのですね?
しかし問題はそれに対してどのように対処するかですが、
メーカー・ディーラーともに信頼のおける対応だったと思います。
そもそも前回のオーナー様からのご依頼はディーラーは関係ないですから、
「そっちのせいでしょ!」
とも言えたはずですから。
しかし損得勘定ではなく、非を認められる姿勢には感服いたしました。
車輛クラス:クラスX-1
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボディコーティング(ボンネット)+02磨きコース(軽度の磨き×ボンネット)
施工料金:ディーラー支払いのため未公開(コーティング補修基本施工料・材質割増磨き(アルミ)+20%・輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨き+10% 適応)
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