2012年03月31日公開|トヨタ
今回も事故です・・・
喫茶店の窓から見ていたら目の前でリアバンパーをぶつけられてしまったそうです・・・
見ていなければ逃げられていたかも?
運が良かった!
もっともぶつけられたのですから喜べることではありませんが、“不幸中の幸い”ではあります。
4か月前に施工させていただいたお車ですが、驚くことに202でありながらほとんど御引渡しの時の状態と変わっていません!
すごい!
お聞きしてみると、
「傷が入るのが怖いから、ほとんど洗車はしません!」
「今までに3回しただけです。」
「それでも全然きれいですから、コーティングの効果ですね!」
とのことでした。
これなら納得!
必要以上に神経質にならないことが肝心です!
洗車マニアの誰かさん、見習うべきでは・・・
今回の塗装板金補修はリアバンパー。
コーティング補修対象パネルは、
隣接パネルであるトランク・リアクオーター左右で合計4パネルとなります。
この隣接パネルを磨きでグラデーションして、
既存パネルと板金補修パネルとの意匠性のバランスを取ります。
その隣接パネルであるトランクにできた酸によるシミ!
おそらく形からして鳥糞の様なものと思われます。
通常のガラスコーティングでしたら、
すでにコーティングが酸により浸食されクレーターができている可能性がありますが、施工いただいているコーティング剤はマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティングですのでおそらくコーティング被膜は影響を受けていないと思います。
なぜか?
ベースコートとなるマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーションは耐酸性コーティング剤ですし、光触媒ボデイコーティングは鳥糞などを分解しそこからしみだす酸すらも分解していきますので、コーティング被膜を溶かされることはそう簡単にはありません。
結果は磨いてこの付着物を除去すれば判ります。
当然付着物は磨きにより除去されましたが、
その下のコーティングにはまったくダメージはありませんでした。
当然塗装にもクレータはありませんから、
コーティングは犠牲被膜の役目どころかセルフクリーニング機能を存分に発揮していたことになります。
さすが光触媒、酸化チタンの持つ酸化還元力の力です!
隣接パネルもやはり使用している以上は多少なりとも傷は入っています。
あくまでグラデーションするための磨きですので、傷を落とし切る磨き方はしませんが、それでも3パネルは磨かれることによりかなり意匠性は回復します。
隣接パネルであるトランクの膜厚は148μでした。
あくまでグラデーションのための磨きですので研磨膜厚は1μにすぎません。
ほとんど既存のコーティングを磨き落とした際のおまけの研磨厚です。
TOYOTA トヨタ クラウン 3.5アスリート 補修コーティング終了
グラデーションによる磨きも非常にうまくいき、板金塗装された新しい塗装との違和感はありません!
もっとも非常に程度が良かったのでそのせいの部分も否定できませんが・・・
内外装ともに非常にきれいに管理使用されているお車ですので、202の塗装は非常に引き立ちます。
このような方が乗られて初めて202の素晴らしさが引き立ちます。
傷だらけであったり、車内が汚かったりではせっかくの漆黒の高級感も台無しですから・・・
良いものは大事に使い管理する、大事なことです!
頑張ってこのきれいな状態をキープしてください。
車輛クラス:クラスL
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング(補修コーティング4パネル)+02磨きコース(軽度の磨き×4パネル)
施工料金:保険会社支払いのため非公開
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