2012年03月06日公開|レクサス
初めてのレクサスLS600hLです。
通常仕様の国産車の中では最高価格1.550万円を誇ります!
オプションなどを含めれば乗りだし1.800万円くらいになるそうです。
これを超える国産車は、センチュリーロイヤルしか存在しません・・・
輸入車で比較すればライバルは正にベンツSクラス、
車体価格で比較するとS550とほとんど同価格です。
しかしベンツにはまだこの価格の上にS600・S600long・S63AMG・S65AMGと控えています。
最高級車のS65AMGに至っては、
なんと3.050万円という三井ホームがたたってしまう価格です・・・
さすがに国産車ではここまでは無理ですよね!
しかしこのお車さらに22インチのWALDのホイルをはいていますが、なんと1本20万円ほどします・・・
恐ろしい価格です!
タイヤ込の4本セットだとおそらく100万越えは確実です。
庶民には理解不能?
更にはフロントフェインダーはWALDのFRPに交換されています!
ベンツで言えばカールソンみたい・・・
そのほかにも目に付くところで、丸で囲んだところにはやはりWALDのドレスアップパーツが装着されています。
これでほぼ車体価格は2.000万円なり・・・
あるところにはあるもんですねー
このお車は4人乗り!
このでかさにして4人しか乗れない?
貧乏人の発想です・・・
当然コンソール内にはエアコン・オーディオ・シート調整・マッサージスイッチなど至れり尽くせりの装備がありますが、テーブルまででてきてしまいます。
しかも向きまで変わります!
本来ビジネス用ということらしいですが、
私だったらここで仕事をするより銀座のきれいどころでも乗せてドンペリでもいただきたいですね!
これオットマンと言ってシートがリクライニングして座面が伸び、足を延ばして座れます。
というより寝る?
絶対おねーちゃんでしょう!
ただしこのゴテゴテしたセンターコンソールとメインパネルのスイッチ類の多さはいかにも国産車です。
しかもスイッチ類の素材感の無さは“まさにトヨタ”そのものです。
此処がベンツSクラスとは大違いです!
ベンツの場合極力スイッチは隠そうとしますし、操作スイッチの数も少なくするようにしています。
表に出てしまうスイッチも、ほかのトリムなどの素材と質感の違和感がないようにデザインされていますが、これではクラウンと変わりないでしょう!
メーターもやはりつまらん・・・
この価格帯のセダン輸入車ですとベンツSクラスのほかにBMW7シリーズ・マセラティクワトロポルテ・アウデイA8・ポルシェパナメーラ・ジャガーXJなどが挙げられますが、
どれと比較しても全くデザイン性・質感ともに遠く及びません。
なぜ国産車はこうなっちゃうのでしょう?
此処を輸入車並みに作ったとしてもあと数十万あれば十分作れるはずなのに・・・
この高級感と貧乏臭さの混在がなければ名車かもしれませんが、
これでは所詮本物を知らない日本人が作ったまやかしの高級車となってしまいます。
よくレクサスファンの方は、
「外国での評価も高い!」
といって自慢しますが、あくまでそれはアメリカでのこと・・・
アメ車の内装見てください、あれがアメリカ人の感性です。
基本ウエスタン(ヤンキー)でしかありませんから・・・
高級車としての評価を外国で求めるのなら、イギリス・ドイツ・イタリアで売れてこそ世界で評価された高級車と言えるでしょう。
いい例が鳴り物入りで発売したレクサスLF-Aも結局売れ残ってしまっています・・・
フェラーリ・ランボルギーニなどではありえません!
レクサスといえどもまだまだ世界の老舗ブランドには及びません!
ただしセンチュリーロイヤルだけは、ロールスロイスファントム・ベントレーミュルザンヌ・マイバッハと比べても見劣りしないどころか世界一だと思っています!
お金持ちの方々、所詮買えない貧乏人の遠吠えですので聞き流してください。
今回は車内クリーニングを本来の目的としていたとのことで、初めはいつもお世話になっているレクサス店の店長からの連絡をいただいたのですが、お客様から直接ご予約をいただきました。
お客様がネットで調べていた店舗とレクサス店で紹介した店舗が同じだからだったそうです。
お客様にもレクサス店にも感謝感謝です!
薄いクリーム色の革シートは以外にもほとんど傷みや汚れはありませんでしたが、
運転席フロアーとシートベルト前席はかなりの汚れ方です。
10万円近くするフロアマットもここまで汚れてしまっています・・・
フロアマットのクリーニングだけでも2時間以上かかりましたが,毛足が長いため乾燥をお引き取りの時までしていたため、終了後写真を撮り忘れてしまいました・・・
さすがに汚れが油分でしたので新品のようにとまではいきませんでしたが、
汚れの色の濃さは1/10くらいにはなったと思います。
お客様も、
「ここまできれいになったら十分だよ。」
とご納得いただきましたが、さらにきれいにする方法を研究しなければいけませんね!
通常のイオン洗剤による洗浄だけではシートベルトの汚れにはほとんど変化が見られなかったために、洗剤を染み込ませた後蒸気スチームで更に汚れをたたき出させます。
しかし繊維表面ではなく、繊維の内部まで浸透してしまっている汚れはさすがに限度がありました。
シートベルトもフロアーも施工前と比べれば格段にきれいになりました。
ただしあくまでも素材を傷めないレベルにはとどめなければいけないので、
ここまで汚れがひどくならない前にクリーニングすることがお勧めです。
このように薄い色の内装は高級感は非常にありますが、汚れやすいのが難点です。
ボデイの状態もかなり深刻なレベルです!
傷もかなりのものですが、イオンデポジットによるクリアーへのクレーターの食い込みが目立ちます。
お客様は、
「ペーパーでの一番いい磨きをしてほしい!」
とのご要望でしたが、すでに発売前の新型LS600hLを注文済みとのことでしたので、
「施工いただけるのはありがたいですが、磨きだけでも25万車内丸洗いクリーニングとコーティングまで含めると30万は軽く超えてしまいますからもったいないですよ。」
「とりあえず新車が来るまである取りあえずきれいに乗れるレベルにとどめておきましょう。」
とご案内させていただいて、02プラス磨きコースに決定しました。
コーティングも乗られる期間が限られていますので、スタンダードクラスでの施工マーベラスフィニッシュ・スノーガードとさせていただきました。
さすがにこのクラスともなると、いかに水性塗料といえども膜厚は180μもあります。
高級車は膜厚は厚く、価格の安い車は薄くということは明らかに塗装はコストダウンの対象となっています。
塗装の厚みは塗料の耐久性に大きく影響をしますので、ECOを謳う自動車メーカーの姿勢とは大きく食い違いしてきます・・・
結局は買い替えを促進するための罠でしょう?
212レクサス耐スリ塗装です!
しかしトヨタ202耐スリ塗装とは樹脂配合が違いまだ安定感のある塗装ですので、このように特殊ウールバフでポリッシャー傷が入ってもここから先の施工は楽ではありませんが、混乱することはないでしょう。
特殊ウールバフでの磨き後膜厚は177μ、研磨膜厚は3μです。
02プラス磨きコースのメリットは、研磨に際して塗面温度をさほど上げずに施工できますので、塗装に対してのダメージを押さえつつ研磨厚を調整できるのがメリットです。
写真で見るとかなりの傷が入っているように見えますが、
実際にはこの傷も1~2μ程度の深さと非常に浅い傷で済ますことができるのも02プラス磨きコースです。
つまり磨いたがために無駄な研磨を繰り返し、無用に塗装を薄くしていってしまうことがない磨きということです!
このBピラーも傷のつきやすい場所です。
ご多分に漏れずこの通りです・・・
しかも目立つんですよねー
このような素材は以外と磨けないので、気を付ける必要があります。
場所的にほとんどの傷は、洗車の際しかも手洗いでつけていることが多いようです。
かなり手ごわい相手でしたがなんとか終了することができました。
トヨタ耐スリ塗料と比較すると明らかに塗料の質がいいのは明白です!
蛍光灯のラインにもさほど歪みはなく、水銀灯に至っては輪郭がはっきり写り込みます。
これは確かに塗装途中で磨きを入れているでしょうね!
きちんと安定した硬度があるために磨いていても傷は逃げていきません。
といってもこれでは意味不明ですよね・・・
しかしこれ以上の詳しい説明は、技術の垂れ流しになるためやめておきます。
磨き後膜厚は172μ、研磨膜厚は8μでした。
これだけ研磨してもイオンデポジットのクレーターは完全には処理できませんでした・・・
左上の写真に曇りの様な部分がありますが、これもクレーターの一部です。
このようになってしまうのは、施工していたコーティング剤の耐久性の低さが原因の一つとなります。
シリカ(ガラス)はカルシュウム・ナトリュウム・マグネシウムなどを吸着しやすい特性を持ちかつこれらの物質は強塩基物質ですので強アルカリとなります。
これがガラスコーティングを溶かしていってしまうと考えられます。
つまりガラスコーティングの純度が低く不純物が多いとこの傾向が強まると思われます。
此れを避けるためには、カルシュウム・マグネシウム・ナトリウムなどの疎外物質が含有されていたり、強アルカリに対しての耐性がある物質で構成されている必要性があります。
これがなかなかないのですよー
弊社のコーティング剤では、マーベラス系エクセレント系ともにスノーガード・プレミアム・ハイブリッドなどが対応コーティング剤となります。
ただし完全に!
とはいきませんが・・・
LEXUS レクサス LS600hL バージョンUZ コーティング終了
埋め尽くされていた傷と水染みもかなり目立たなくなり、1.800万円にふさわしい意匠性となりました!
今回使用しましたコーティング剤マーベラスフィニッシュ・スノーガードの滑らかな濡れた様な艶感と,
レグサス212とのマッチングも非常によく現在買える日本で一番の高級車にふさわしい佇まいとなりました。
此れだけテロテロの光り方をしたレクサスLS600hLに後ろにつかれると、かなりのプレッシャーを感じてしまうでしょうね!
「少なくとも私だけはあおらないで・・・」
お引き取りにはご夫婦でいらっしゃいましたが、仕上がったレクサスLS600hLをご覧になりたいそう気に入っていただけ、
引き取りのためにお乗りになってきたメルセデスベンツC200奥様のお車ですが、
こちらも施工いただくこととなりました。
足車はほかに何台かお持ちとのことで、そのまま置いて行かれることとなり、長期お預かりでの施工となりました。
長期お預かりとリピーター割引さらにお持込お引き取り割引が適応されますので、
“最大割引率40%”が適応されます。
上手な施工依頼の仕方です!
このようにご夫婦のお車での施工のご依頼も最近増えてきてありがたい限りです。
先日も過去に旦那様のクラウンを施工させていただいたお客様が来店され、
「かみさんから、自分だけ洗車で楽をしていてずるいから、私の車もコーティング予約してきてよ!」
「と言われてしまったので、予約に来たよ。」
とのことでした。
たしかに言われますよね!
特に女性は洗車は嫌いですからね!
記念日や誕生日プレゼントに奥様にコーティングなんていかがですか?
車輛クラス:クラスX-2
施行コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02プラス磨きコース(傷取り磨き)+車内丸洗いクリーニング
施工料金:209.225円税込(お持込お引き取り割引-10%・ソリッド割増磨き+10%・濃色車割増磨き+10%・レクサス耐スリ塗装割増磨き+30% 適応)
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