2012年03月04日公開|トヨタ
過去に施工いただいているお車の補修コーティングです。
今回は事故ではなく、ご自身で運搬中の荷物を当ててしまい傷を入れてしまいました・・・
自分でやってしまったことなのでしょうがありませんが、
保険料が3等級変動するのは痛いダメージです。
来年から年間2万円近く保険料が上がりますから自費修理にするか、我慢して乗るかなどの選択肢はありますが、おおよそ12万円くらいの補修費用が掛かりますので今回は保険修理を選択するそうです。
全損害担保の免責0でのご契約だからこそできることですね!
このクラスくらいになった場合は車両保険全損害担保は必需品です!
たまに車は高級車に乗っているけれど、
ひどい場合には任意保険すら入っていない方もいらっしゃるようですが、事故はいくら気を付けていたとしても完全に可能性を0にすることはできません。
このような方は、
実際事故にあわれた場合自身の車を修理することすらできなくなってしまいます。
ましてや相手方への賠償すら満足に行えないことになり、日常生活にすら影響を及ぼすこととなってしまいます。
車は“見栄を張るための道具”として使われることも多いですが、結果このようなことになれば逆に“みじめな思いをする道具”となってしまいます。
車のローンが払えるだけでなく、任意保険しかも全損害担保での支払いが可能な範囲で車を選択するべきでしょうね!
何事も“身の丈”が大事です。
と言いつつ私自身にも言い聞かせています・・・
かなり深い傷です!
できれば板金補修しないで済めばそれに越したことはありませんから、
ダメもとで部分傷取り磨きでチャレンジしてみましたが、残念ながらダメでした。
この部分膜厚が70μ程度しかなかったために見事に下地が出てしまいました。
もし磨きで処理が可能のようでしたら、補修代も低額で済みますから保険も使わずに実費で直す予定もありましたが、残念ながらあまりにも膜厚がありませんでした・・・
塗装補修後の膜厚は174μあります。
やはり塗装はこのくらいの膜厚があれば安心なのですが・・・
メーカーにコストダウンの影響で膜厚をケチられる影響はこんな場合にも出てきてしまいます。
塗装補修隣接パネルもコーティングの補修対象パネルとなります!
すべてのコーティング施工店がそのようにされているわけではありませんが、弊社の考え方は補修したパネルだけが新しい塗装とコーティングで目立ってしまい、いかにも補修しましたでは現況復帰したとは言えないとの考え方から、
隣接パネルで補修パネルと既存パネルをグラデーションして少しでも目立たなくすることが現況復帰と考えています。
保険会社によっては難色を示される場合もありますが、隣接パネルまでのコーティングの補修の必要性を理論的に説明させていただくことでご納得いただいています。
保険会社にしてみればいい迷惑でしょうけれど、お客様には喜んでいただいています!
隣接パネルには露天駐車で撥水コーティングを施工してあるためにかなりの水染みが付着しています・・・
洗車による傷もだいぶ目立ちます・・・
これでは補修パネルとの意匠性の差は歴然としてしまいます!
隣接パネルトランク部分の膜厚は123μあります。
なるべく研磨膜厚を出さないようにしながら補修パネルとのグラデーションを行います。
隣接パネルの磨き終了後膜厚は121μ、研磨膜厚は平均2μです。
右の補修パネルから、左の既存パネルの間を水染みやキズなどの処理によりグラデーションをかけて補修場所を目立たないように施行しました。
TOYOTA トヨタ マークX プレミアム コーティング補修終了
無事に塗装・磨き・コーティングの補修が終了しました!
今回の塗装補修は、右リアクオーターパネルでしたので隣接パネル対象は右リアドア・トランク・リアバンパーとなります。
左後方から見ればほとんど新施行したような意匠性ですが、
右側面から見るとグラデーションの効果で補修されていることはあまり目立たなくなっています。
これでこそ現況復帰!
そうそう保険修理も損ですから、荷物の持ち運びには十分にお気を付け下さい!
お引き取りの際には雑談でお時間を消費してしまいすみませんでした。
しかし車好きの方との会話はついつい時間を忘れてしまう楽しい時間です。
車輛クラス:クラスM
施行コース:ハイモースコート(補修4パネル)+02磨きコース(軽度の磨き×補修4パネル)
施工料金:保険会社支払いのため未公開
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