2012年03月20日公開|フォルクスワーゲン
常連のお客様ですが、こちらのお車も事故による補修でのご入庫です。
新車でご購入されて早3年が経過しましたが、すでに3回目です・・・
しかし毎回100-0事故でオーナー様には責任がないのが救いです。
もっとも営業車として使用していますからすでに走行距離は8万キロ近くいっていますから、このくらいのことはあるでしょう。
今回は会社の駐車場での出来事です。
寒い朝で、上司が社用車をフロントガラスが霜で見えない状況で動かそうとして、その前方に駐車してあったこの車にノーブレーキ激突!
左ホイルとリアバンパーに激突して足回りとリアバンパー破損・・・
幸いだったのはリアクオーターパネルは無事だったことです。
この時オーナー様は会社の窓からこの激突までの一部始終を見てしまったそうです。
なだけに、この不注意はなはだしい事故に怒り心頭!
日ごろ安全運転を指導している上司がこのようなことを起こすのですから、そりゃー怒れますよね!
今回の補修はリアバンパーでしたので、
隣接パネル左右リアクオーター・リアハッチがコーティング補修対象パネルにプラスされます。
写真は既存の状態の左リアクオーターパネルです。
さすが8万キロですから洗車スクラッチはかなり入っています!
膜厚は122μでした。
あれだけ洗車スクラッチが入っていても、わずか1μの研磨でここまで傷はなくなりました!
ほとんどの傷はコーティング被膜内に収まっていたようです。
コーティングが犠牲被膜の役目をきちんとこなしていたいい例です!
しかし一部傷が残ってはいますが、これはあえてとりません。
あくまで隣接パネルの磨きは既存パネルとのグラデーションのため、つまり再塗装した部分との意匠性のボカシを行うためですので、完璧な磨きをしてしまうと意味がなくなってしまうからです。
顕微鏡カメラを使ってみてもこの通り1μのグラデーション研磨でもほとんど傷はなくなっています。
コーティングの犠牲被膜としての意味わかっていただけましたか?
この白丸の部分にデント痕があります。
今回はデントリペアはしません。
デント部分は磨きを行うことによりより目立つようになります・・・
今までは細かなスクラッチがあることで光の反射によりある程度ゴマかされていましたが、磨き上げられたことでデントの部分が目立つようになってしまいます。
本当は一緒に直せばいいのですが、これは次回です。
こちらのお車はマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティングのWことですので、ベースコートのマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーションの施工後、光触媒をトップコートとして施工します。
スプレー式なので、対象パネル以外の部分も多少なりともコーティングされます。
儲けものです!
Volkswagen フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント
TSIコンフォートライン 補修コーティング終了
わずか3年で8万キロ走行・・・
営業車ですから仕方ないですが、さすがにこの距離は通常でしたら5年以上に匹敵します。
しかも露天駐車ですし・・・
さすがに既存パネルのコーティングもそろそろ限界です。
新車時にコーティング可能な部分はすべて施工していますが、だいぶ疲れてしまっています。
しかしコーティングの効果により、ウインドウ・ヘッドライトカバー・樹脂パーツ・ボデイともに機材自体の痛みは非常に少なくなっています。
コーティングが犠牲被膜の役目をきちんとしてくれていた証拠です!
オーナー様は20万キロまでご使用の予定ですので、今年の年末もしくは来年あけ早々にも再施工をお勧めいたしました。
長く使用するためには愛車に対しての愛情が欠かせません。
愛情を持ち続けるためには、愛車がみすぼらしくてはこれは無理です。
そのためにはリセットが必要です!
再施工をすることで今まで以上の意匠性を取り戻すことができれば、20万キロと言わず30万キロ乗りたくなるかも?
弊社のW124の記録を抜くチャレンジをしてみますか?
車輛クラス:クラスL
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング(補修4パネル)+02磨きコース(軽度の磨き×4パネル)
施工料金:保険対応のため非公開
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