2012年03月28日公開|ポルシェ
以前アルファロメオで施工いただいているお客様が、増車でポルシェセンターものをご購入されご入庫いただきました。
中古車とはいえこの景気の時期に増車とは羨ましい限りです。
私などは減車検討中です・・・
しかしどれもが思い入れがある車、なかなか決断は付きません。
このボクスターのリアウイング微妙です・・・
見た目のデザインもそうですが、これは恐ろしい空気抵抗となるのでは?
ま、抵抗が大きいということはそれだけダウンフォースも生まれるのかもしれませんが、かなり減速効果も出てしまうような?
航空機のフラップの様なものか・・・
其れよりも気になるのは見た目!
正直“カッコ悪い”
なぜ911の様な形にしないのか?
もっともポルシェが考えることですから、それなりの理由と効果があるのは確かでしょう。
しかし・・・
このホイルとタイヤサイズも悲しすぎる・・・
205/55R17
今日スポーツカーで55はまずありえない。
20年前なら55でも扁平タイヤと感じましたが、今では30くらいでないと扁平タイヤとは感じませんから、
非常に古臭さを感じさせられます。
セダンじゃないのだからせめて18inでしょう!
これもポルシェは何らかの考えがあるのでしょうが、私からすると入門用ポルシェがボクスターだから少しでも価格を抑えハードルを下げるためと考えてしまうのですが・・・
いさぎ良いシンプルさですが、あまりに味気ない・・・
価格を考えるともうちょっと質感だけは出してほしいですね!
スポーツカーとして性能だけで考えると非常に欲しい車にポルシェは挙げられます。
今まで何回か購入も検討しましたが、どうしても踏み切れない・・・
この内装の味気なさがどうしても中途半端なイメージになってしまいます。
マセラティの様な質感や妖艶さでもなければ、ロータスの様な割り切りもない。
どっちつかずのコストダウンと感じてしまいます。
ポルシェ乗りの方ごめんなさい!
あくまであたし個人の主観・主観ですから。
座面がアルカンターラであることは、スポーツカーとしてはホールド性見た目的にもいいのですが、形状がもうちょっとバケットぽい方がいいのでは?
2シータですからもうちょっとがっつりした割り切ったバケット性がほしいところです。
ましてやミッドシップですし・・・
ポルシェのメーターはどの型でも非常に視認性が良く、機能的に作られています。
スポーツカーのメーターとしては王道ですね!
ただしここも質感の無さは伝統です・・・
メーターバイザーの裏側メッシュになっています?
これはあまり見かけません。
自然光を取り込むことで視認性が良くなっているのか?
7年落ちですが、ポルシェということを考えるとかなり程度が悪い・・・
前のオーナーがガラスコーティングをしてはありますがそれでもここまで傷だらけです。
上右の写真の線傷など10μは軽く超えています。
どんな管理方法をおこなえばこうなるんだ?
これだけ傷があれば艶もないのは当たり前!
膜厚はポルシェとしては平均的な膜厚で、151μでした。
ここまでのダメージでは艶は復元してもこの線傷はある程度残るかな?
と思いましたが、何とかなっちゃいました!
本来はこのレベルですと02プラスは施工したいところですが、モデファイ等の予算もあり02コースで対処しましたが、意外といいけちゃいました。
しかし塗装にかなり熱をかけることになりますからあまりいいことではありません・・・
本来はダメージにおおじたランクの磨きで対処することが必要です!
しかしそれ以上のダメージの傷も随所にあり、全体としては艶は復活しましたが深い傷は10か所くらいは残っていることが確認できます・・・
しかしあくまでライティングしてのことなどで、
使用状況においてはよっぽど条件がそろわなければ残った傷が見えることはないでしょう。
今回も磨きはこれだけヘビーダメージのものを02コースで仕上げるので、仕上がりの完成度ではなくいかに少しでも傷を減らすかが主目的として磨き上げました。
もしご予算が許せば、02プラス磨きもしくは03コースで施工していれば、写真で残っていた傷も処理できましたし、最終仕上げの状態ももっと艶を出した完全な状態にできたのですが・・・
施工者としては、このような妥協の仕上げは結構精神的にはストレスとなります。
硬いポルシェの塗装で研磨厚平均5μは結構02コースではきついものがあり、これが限界研磨厚です。
次はもうちょっと程度のいい車を探すか、予算の確保をしておいてください!
PORSCHE ポルシェ ボクスター コーティング終了
見違えるほど蘇りました!
艶々ピカピカです!
今回は遊び車であり車庫保管ということもあり撥水コーティングエクセレントライト・フィニッシュを施工しました。
このコーティングの特徴は艶と光沢を同時に実現していて、プレスのきついお車や曲面の強いお車どちらでも素晴らしい意匠性を発揮します。
ただし2層構造のフッ素撥水のため耐久性には多少の問題はありますが、車庫保管であり使用頻度が低いことを考えると其れはさほど問題にはなりませんので、
意匠性に重点を置いた選択となりました。
耐久性に多少問題がるとは言いましたが、私の足車W124は4年前に施工していますがいまだコーティング剤の機能低下は見られません。
仕様管理状態は、年間走行距離は1万キロ以内・車庫保管・手洗い洗車・洗車頻度は2か月に一回程度。
このくらいの使用・管理条件であれば全く耐久性には問題は無く、5年以上は確実にもちますし、傷もほとんど入りません。
お客様と話をしていて感じるのは、皆さん洗車のしすぎ!
クルマが傷ついていく一番の理由は洗車!
プロ洗車であっても自身でされる洗車であっても、
1時間程度でできる洗車では必ず傷は入れてしまいます。
コーティングが施工してあれば、頻繁に洗車する必要はありませんから、たまに時間に余裕がありいい条件の時に半日くらい時間をかけ楽しみながら洗車をすればいい状態が維持できます。
もっともこれが耐えられず、ちょこちょこ洗車をしてしまったり、やっつけ洗車になってしまったりしてしまうようですが・・・
かなり苦労して仕上げましたから、施工前の様な状態にならないようにだけは気を付けて管理してください!
車輛クラス:クラスM
施行コース:エクセレントライト・フィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:77.490円税込(リピーター割引磨き-20%・輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨き+10%・形状割増磨き+20%・10万円以下100k以内納車引き取り費用 適応)
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