2012年04月14日公開|マツダ
またまたコーティングの補修です・・・
大事の事故などはあまりありませんが、細かいものは意外とみなさんありますねー
弊社に施工にいらっしゃる方たちですので、車に対するこだわりは格別ですから、当然運転も神経は使われていらっしゃるのですが、不慮の事故だけは避けられないですねー
今回の板金塗装個所は右フロントフェインダーとなります。
したがって補修対象パネルは隣接パネルであるボンネット・フロントバンパー・右フロントドアを含め4パネルとなります。
昨年の9月に施工いただいておりますが、7カ月が経過しております。
写真はボンネットですが、水染みもほとんどなく傷も軽い洗車スクラッチがついてはいますが、これは特殊な照明環境であるため傷は確認できますが、
自然光の中ではほとんど確認できませんでした。
洗車お上手ですね!
この状態で付いている傷、これは車を使用している限りこの程度は仕方ないでしょう。
いくら硬いガラスコーティングを施工してあっても走行や洗車など摩擦が加われば多少なりとも傷はついていってしまいます。
ただし、このような傷は塗装についているのではなく、コーティング膜の範囲で処理できていますから、塗装にはまったくダメージはありません!
つまり犠牲被膜としての機能・役目をきっちりこなしてくれていることとなります。
仮にこれ以上多くの傷がつき、意匠性上耐えられない・・・
となって再施工をしたとしても、傷があるのはコーティング膜の中ですので、既存のコーティングを研磨剥離してコーティングを再施工すればいいので、
塗装自体を研磨する必要はなくガラスコーティングの再施工が可能となります。
ただしこれは弊社で施工いただいている車輛の場合で、他店施行の場合にはコーティング自体の膜硬度や密着性などが事前に判りかねますので、ある程度の塗装研磨は必要となってきます。
同一車輛におけるコーティングの再施工はできれば同一店舗で再施工されたほうが無難でしょう。
そのためにも、最初に施工する施工店舗選びは慎重にされることが重要となってきます!
板金塗装された部分の膜厚ですが、ここはパテが乗っていますので407μもありますが、これは非常にパテの厚みは少なく板金の腕前は良いようです。
ひどいものになると、このような修理個所で1.000μを超えるものも珍しくありません・・・
パテは塗料以上に経年劣化で縮みを起こしますので、パテが厚いと次第にパテと塗装の縮み差が現れパテ跡が出現してきてしまいます。
これは同じパネルですが板金は行われていない部分、つまりパテは乗っておらずクリアーだけが吹かれている部分ですが、膜厚は143μです。
これによりパテの厚みは板金箇所で264μであることが分かります。
これは既存パネルの膜厚ですが、83.8μです。
ということは塗装補修箇所の上乗せクリアーは59.2μ吹かれていることがわかります。
補修クリアー厚としてはこのくらいが一般的のようです。
隣接補修パネルは1パネルを同じように磨くのではなく、再塗装されたパネルから離れるに従い研磨は弱くしていきます。
これにより再塗装されたパネルと隣接パネルそして何もしないパネルへと意匠性をグラデーションしていきます。
つまり再塗装されたパネルばかりが妙にきれいになり浮いた感にならないようにするための手法です。
これが保険会社のアジャスターによっては過剰補修と取られ、交渉が難航することもありますが、「現況復帰とは全体の意匠性が整ってこそ現況復帰と言えるのでは?」
との理由にはさすがの保険会社も納得せざろうありません。
磨きアンダーコートとなるマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティングの施工が終了し、一晩ブランクを取りトップコートの光触媒ボデイコーティングを施工します。
スプレーで拭いているだけですので簡単そうに見えるでしょうが、これが非常に難しい!
ガンの調整は、ブース内の気温や湿度さらには塗装の色などに応じて調整の必要があります。
ただ吹くだけでは、コーティングの機能としては膜はできますから機能しますが、意匠性を両立することが難しくなってきます。
此処が光触媒の難しさです!
弊社では、車用光触媒の施工を開始する以前10年前から建築光触媒 主に住宅内部の施工に取り組んでまいりましたので、意匠性確保をしたうえでのコーティング技術を確立しています。
また車に使用する光触媒も建築用ではなく、専用の非常に結晶体を小さくした酸化チタン溶液を独自に開発をメーカーにしていただいた車用スペシャル光触媒溶液です!
MAZDA マツダ RX-8 タイプG 補修コーティング終了
きれいにお乗りいただいていたので、補修の磨きも非常にスムーズに修了することができ、当然コーティングも最高の仕上がりとなりました!
今回こちらのお客様には、弊社の春のツーリングにもが参加いただけるとのことで大変楽しみにしております。
マツダ車は今回で2台目となりますが、ロータリーの参加は初めてのことですので、どのようなポテンシャルを見せていただけるかが非常に楽しみです!
私もロータリーはRX-3を2台とコスモLと計3台を乗った経験がありますだけに、ロータリーエンジンにはことのほか思い入れがあります。
今では生産が中止されてしまいましたが、
いつの日か必ずマツダはロータリーを復活させてくれるものと信じています。
ちなみにロードペーサーというマツダの車知ってます?
良い車だったんですよ!
全く売れなかったですけど・・・
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング(4パネル)+02磨きコース(4パネル×軽度の磨き)
施工料金:保険会社対応のため非公開
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