2012年04月01日公開|トヨタ
なぜか今までもプリウスがご予約いただくと続きます?
今回も3台連続施工です。
しかし今回は問題の塗装202は一台もありません!
よかったー
同じ202でもプリウスの202だけは施工はご遠慮したいです!
理由は当然まともに磨けない・・・
同じ202でも車種により塗料も鉄板も大違い。
色は同じでもクラウンの202を磨くのとプリウスの202を磨くのではかかる手間は雲泥の差です。
理由はいくつかありますが、まずは塗料材質の違い、そして膜厚の違い、一番違うのは鉄板の厚み。
これ等の条件により磨き傷の入り方が全く違ってくるので、
最終仕上げが非常にプリウスは困難・・・
しかし今回はホワイトパールクリスタルシャイン、トヨタのパールは非常に細かいうえに密度が高いので傷が見えにくい、さらにはここが一番重要ですが“耐スリ塗料ではない”これが磨きやすい最大の理由!
しかもなぜかホワイトパール系の塗装は傷が少ない?
これも理由は“耐スリ塗料ではない”ことです。
要は普通塗装のクリアーのほうが硬いのです!
だから傷が入りずらい!
つまりトヨタの耐スリは名前だけ!
悪いことはあってもいいことなし断言できますよ!
プリウス買うなら絶対ツーリングセレクションでしょう!
なぜならこのようなエアロが装着されることでまったくイメージが変わります。
正直あまりほめたところのないデザインがかなりスポーティーになり大幅によくなります。
ただしエアロは本来空力を改善するパーツですが、プリウスにその必要性はないのでは?
もっともこれを言い出したら多くの車で言えることですし、日本の法定最高速度100km/hではそもそもほとんど効果など体感はできないので、あくまでデザインということですね。
しかしこのお車はαですから本来は7人乗りがツーリングセレクションでは5人乗りになってしまいますから、αの意味がなくなってしまうのか?
しかしその分リア荷室の容量は増えますので、アウトドア用などにはいいかも?
このテールレンズ側面を覆うオプションパーツはなんなのだろう?
何の役目をするのか不明!
ただ側面からの視認性が悪くなるだけの様な・・・
トヨタのパーツ説明はこの様、
風の流れをイメージした造形とプラネット
ブルーのグラデーションが、先進的な
リヤビューを造り上げます。
24,150円 (消費税抜き23,000円)
となっていますが、好みとしてはありですが、この価格は高すぎない?
せめて15.000円てとこじゃないですか・・・
肘掛がファブリックこれは良いアイデアです!
意外とこの部分革や樹脂がほとんどですがすべりやすく腕がこけることよくありますからね。
ただ前の部分にカップホルダーがありますから、飲み物こぼすとちょっと大事・・・
本当はヘッドライトはエクセペル・ペイントプロテクションフィルムで施工するはずでしたが、無理でした・・・
ヘッドライトの頭に恐竜の角もしくは鶏冠みたいな大きな突起があり、鼻からそこは無理ですからくりぬいて2回チャレンジしてみましたがあまりにも曲面率が大きすぎフィルムが伸びも縮みもついていかず、無理に合わせようとすれば糊が動いて意匠性が悪くなるため今回はあきらめます。
お客様に状況を報告し、
「ヘッドライトの保護を重要視するならばあとはコーティングしか方法はありませんが?」
とお聞きすると、
「保護をしておきたいので!」
とのことでヘッドライトとテールレンズをヘッドライト用ガラスコーティングで施工することに変更となりました。
現在のコーティング剤もヘッドライトカバーのように密度が高く滑面性の高い材質に対応できるようにはなっていますが、
残念ながらボデイ(塗装)に対してのコーティングほど耐久性はありません。
しかし!
5月くらいに導入となる予定の新工法・・・
ヘッドライトカバーに対して、
約50度の熱をかけながらアンダーコートとしてケイ素の分子を焼き付けていきます。
これはコーティング以上にナノのため、密度の高い物質にもスパイクすることができ剥離のリスクが大幅に低減します。
樹脂などのコーティングやクリアーなどの剥離の大きな原因に、
伸縮率の差がありますがこのアンダーコートは伸縮に対して素晴らしい追従性を示します。
これはそのアンダーコートが分子結合膜ではなく分子間結合引力により整列しているためにフレキシビリティーを実現します。
その上に通常使用しているコーティング剤を施工すると、
アンダーコートが下地素材の伸縮のクッション材となるため、トップコートが伸縮についていけなくなり剥離することを完全に防げるようになります。
このような理由から、コーティング剤自体の性能は変えなくとも驚異的に耐久性能は向上し、
ヘッドライトカバーなど樹脂パーツだけでなくメッキゴムパーツなどに対しても驚異的耐久性=密着性を実現します。
素材にもよりますが5~10倍程度の耐久性向上が期待できます。
ただし施工費もアンダーコートを施工するための焼き付け機械やケイ素のボンベなどかなり高価なもののため、ヘッドライトカバーのみでアンダーコート処理に約1万円が上乗せとなってはしまいます・・・
各パーツおよびボディへの施工価格は現在準備中です!
ホワイトパールは今回も申し分なく程度良好です!
ほとんど傷らしき傷もありませんし、柚子肌も非常になめらかです。
どうして202とここまで差があるのか?
なのに多くの人はなぜそれでも202を良いというのか?
ショックと苦しみを味わいたいマゾ?
磨き前膜厚は111μ、プリウスは鋼板自体は非常に薄い鋼板ですが、その分表面滑面状態がいいのか、プリウスの膜厚は個体差や部分的誤差が少ない塗装となっています。
磨き後膜厚は108μ、いくら程度がいいといっても、いくら耐スリ塗料よりも硬いといっても所詮は欧州車に比べれば豆腐の様な塗装が国産車の塗装・・・
軽い研磨でも3μはあっという間です。
最近研磨厚に足して非常に神経質になられている方が多くなっているようですが、実際には塗装が厚かった頃は平気で10μ以上研磨したりしていたことはあったかもしれませんが、現在の様な塗装に代わり膜厚も薄くなったことでたしかに昔の様な研磨量は問題です。
しかし110μほどの膜厚があれば、
3μという程度の研磨は全く問題にするべきものではありません。
たしかに今磨かずに埋めて滑面を出す、しかも傷も消える!
という工法や商品もありますが、これには必ず有機質の物質や溶媒が必要になり、これらの物質がメーカーや車種により全く異なる成分や塗装であるにもかかわらず、
すべてに対して安全なのかの保障は全くありません。
しかも経年劣化の結果はさらに未知数なものです。
このリスクに比較すれば、物理的に磨き滑面を出していく磨きのほうが、
3μの研磨では全くリスクはないといえるでしょう。
問題なのは研磨厚云々ということよりもどのように磨くかです!
TOYOTA プリウスα Gツーリングセレクション コーティング終了
ここの所施工させていただいたトヨタのホワイト系のお車と同じように、非常にスムーズに施工終了することができました!
たまたまですが、このお車ともう一台が親水系の現在のラインナップトップエンドのマーベラスフィニッシュ・プレミアムハイブリッドを施工完了して管理中にいらしたお客様。
艶に関しては弊社の中で一番うるさい方ですが、この2台のコーティングの艶を見て、
「これザイモール塗ってあるの?」
と訊いててきます。
「いいえマーベラスフィニッシュ・プレミアムハイブリッドですよ。」
と答えると、
「すごいなこれ、ガラスコーティングだけでここまでの“トロトロ感”が出るんだー」
と感心されていました。
たしかに以前からこのコーティング剤のことを気にされていて施工済を見られるのは初めてです。
想像していたレベルをはるかに超えていたらしいです!
ただしこれはどのような塗装表面状態でもこうなるわけではありません・・・
あくまで下地処理=磨きの仕上がりがあってこその相乗効果です!
それだけ気にったのなら次回リセットはこれで行きますか?
このお車のオーナー様もやはり予想の仕上がりを超えた艶に感激してくださったご様子です!
やはりお客様が満足いただけ笑みを見させていただくことが一番ですね!
高価なコーティングを施工いただきましてありがとうございます。
きれいに大事にお乗りください。
車輛クラス:LL
施行コース:マーベラスフィニッシュ・プレミアムハイブリッド ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ヘッドライトカバー・ガラスコーティング(磨き無し×ヘッドライトカバー・テールレンズ)
施工料金:160.461円税込(お持込お引き取り割引-10%・新車割引磨き-10% 適応)
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