2012年04月08日公開|トヨタ
プリウスラッシュの最後の一台です。
ホワイト系が続き今まではスムーズに磨くことができましたが、今回は耐スリ塗装です。
202でないだけ良かったー
17インチのクロームメッキホイルに交換されていますが、ボデイの塗装色と非常にマッチした意匠性です。
VIP系に多いピカピカメッキではないので大人っぽく落ち着いた感じがセンスの良さを窺わせます!
大人いじりですね!
私が分かるだけでも3点のパーツが装着されています。
メッキグリル、やはりこの塗装色だと合いますね!
変にメッキだけが強調されてこないところがいいです。
あとはモデリスタのフロントスポイラー、これもなかなかデザインは良いですね!
最後にブルーのエンブレムイルミネーション・・・
もはやトヨタのハイブリットカーでは定番商品となっていますが、これはあまりいいとは思えないのですが・・・
トヨタ曰くブルーに発光してハイブリットらしさを引き立たせるとありますが、なぜエンブレムがブルーに発光するとハイブリットらしいんだ?
それにみんなつけていて標準品の様に見えるし、
このボルドーマイカメタリックとは色目が合わないぞ!
うーん、やはりここにもエンブレムイルミネーション・・・
合わない!
トランクハッチのガーニッシュのメッキは良いのですが、リアバンパーステップガードはスポーティーさに水を差すような?
実用面でもたしかにバンパーの塗装には傷は入らないですが、
ステンレス部分に入った傷は逆に目立ちますし、直しようが無いのでは?
あまり詳しくないので定かではありませんが、このテールレンズモデリスタ?
これいいですね!
完全なホワイトレンズではなく赤のラインが逆にいいアクセントになっています。
品があります!
プリウス、トヨタに限らずこの手のカーボンアンテナははやっています。
実用面的には何の意味もないでしょうが、さり気ないメッキの部分とカーボンのコントラストはGOO-です!
この手のアンテナは輸入車ではあまりないですが、なぜ動くようになっているの?
実際のシートの色は黒と茶色ですが色が飛んじゃいました・・・
しかしこれは良いシートですね!
国産車とは思えない。
黒の部分はソフトレザーというフェイクですが、
これは国産車は実績がありますから耐久性は問題ないでしょうが、問題は中央の部分のスエードのフェイク部分です。
アルカンターラの様な実績のあるものでしたら想像はつきますが、
どうも新素材新開発品のようですので耐久性は不明です。
このようなパターンよくトヨタは外しますからね・・・
これでも新車です・・・
あり得ないでしょう!
このようなことにならないようにと、購入ディーラーもトヨタ販売系列にするなどお客様なりに考えられたそうですが、結果はこの通りです・・・
納車時は天気も悪く太陽光で確認もできず、しかも専用の納車ルームはなかったそうで、なんか傷があるような?
程度に思われていただけだったそうですが、現実はここまでの傷!
これは明らかな洗車傷!
PDIもしくはディーラーで付けたものですが、
ディーラー側は確実にこの状態は認識したうえで御客様に納車されているでしょうね。
正に確信犯!
ほとんど詐欺ですね・・・
納車時にもしお客様が気づき指摘したらどうするつもりだったのでしょう?
トヨタはいったい何を考えているのか?
しかしここまでひどい状態であることに気付いたのは数日後・・・
後の祭りです!
傷などは納車前からあったものか、納車後につけたものかの判断は第3者的に不可能ですので、納車時に指摘しない場合は基本的にはクレームとしての対応は難しいのが現実です。
トヨタの車買うのはやめたほうがいいですよ!
それでもトヨタを買うなら、隅々まできちんと確認をして受け取らないとこのようなことは当たり前に起こるでしょう。
このお車はボルドーマイカメタリックという耐スリ塗料です!
耐スリ塗装というものは擦り傷に対して耐久性があるからこそ耐スリ塗装というはずですが、これのどこが耐スリ塗装でしょうか?
以前からトヨタ耐スリに耐スリの機能はないばかりか、逆に擦り傷が入りやすい塗装ということを言ってきましたが、まさにこのお車はそれを証明したようなものでしょう!
これで202だったとしたら、
02プラスか03コースの磨きが新車であるにもかかわらず必要だったでしょう・・・
弊社としてもこのお車が202でなかったことだけは救いです!
これでもし202で高いレベルでの意匠性回復を望まれるようでしたらお断りしていたかも?
磨き前膜厚は115μ、しかしそこそこ深い傷もありますから今回は新車といえどもそれなりに研磨厚は出てしまうでしょう・・・
新車なのに・・・
やはり側面も傷だらけ・・・
左の写真は3段階にスポンジバフ不で磨き上げる1回目のファーストカットが終了した写真ですが、この時点で既存の傷はあらかた処理を済ませてしまいます。
この段階では光に当てるとそこから光の線が飛び出していますが、これが磨きで着いたポリッシャー傷、いわゆる“オーロラ傷”と言われるものです。
このオーロラ傷をあと2段階の磨きで徐々にさらに細かい傷に置きなおしていくことで磨き傷によるギラツキをなくしていきます。
きれいに磨き上げることができました!
さすがにあれだけ傷がありましたから、研磨厚は新車といえども4μが必要となりました。
初期膜厚が110μ以上ありますから、この程度の研磨は問題は全くないですが、
マツダのように80μ前後の膜厚でしたらちょっと心配です。
今回のご依頼いただいたコーティング剤は、
マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティングのWコートですが、水銀灯の周りに雲がかかったような反射が見えます。
これがトップコートの光触媒に含まれる酸化チタン結晶の反射・光彩現象です!
このような照明環境ですと目立つような気がしますが、
実際の自然光の中ではほとんど目立ちません。
逆にこのお車のようにマイカ(パール)やメタリック塗装の場合には、
それらマイカやメタリックの反射をより強調するようになります。
ただし202の様なブラックでソリッドになると塗装の全体の色目がちょっと赤っぽく感じられるかもしれません。
この場合意匠性にこだわるか機能を優先するかの選択が必要となります。
TOYOTA トヨタ プリウス Gツーリングセレクション コーティング終了
新車でありながら新車とはとても言えないお車でしたが、新車以上のクオリティに仕上がりました!
せっかくここまでドレスアップまでされたお車ですから、
当然塗装の状態も最高のドレスアップをしてこそそれらも引き立つというものです。
この塗装色ボルドーマイカメタリック役立たずの耐スリ塗料であることは別として、
非常にきれいなお色です!
ボルドー当然フランスのワインの産地ですが、
その名の通りまさにボルドーの赤ワインをうまく再現した味のあるお色です。
ボルドーの味の特徴でもあるコクと渋みや濃厚ささえうまく色で表現されています!
判ったようなこと言っているな?
と思われるかもしれませんが、実は私元バーテンダーです!
キャリア実に10年麻布・六本木・赤坂・銀座で修業を積みました、残念ながらソムリエの資格はないですけどね・・・
シェーカーも触れる磨き屋です!
横浜にはバーが併設された磨き屋さんもあります、いいなーとは思いますが、飲ベイの私では磨きどころではなくなってしまいますね・・・
ばりっと仕上がったカスタマイズプリウス!
キュートな奥様とカーライフ存分にお楽しみください。
いつか奥様の大好きなコンパクトベンツ買えるといいですね!
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:107.258円税込(お持込お引き取り割引-10%・新車割引磨き適応外・濃色車割増磨き+10%・耐スリ塗装割増磨き+30% 適応)
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