2012年06月23日公開|アウディ
写真をクリックしてみてください車高が上下します!
これがオールロードたるゆえん、最大6cm車高変化をすることができます。
といってもこの恐ろしく高い車でオフロードに行かれる方はほとんどいないとは思いますが、アウトドア等の保険の様なものでしょう。
生産はまだ続けられているようですが、アメリカと日本での販売は終了してしまっているそうです。
あまり売れなかったのですかねー
良い車なのですが・・・
しかしハイテクの塊です!
ワイパーをサービスポジションにするためには、このようにコンピューターを介して操作をしてあげなければなりません。
これに限らす多くの操作が単独スイッチではなくメインコンピュータを介して操作するようになっているようですので、これが壊れたりしたら大事です・・・
以前聞いた話によると、63AMGのコンピューターの寿命は約十年・・・
壊れて交換するとなると200万円以上するそうですが、アウディも同じくらいするのでしょうね!
欧州高級車では今はやりの集中コントロールシステムですが、アウディの場合はちょっとそれ以外のスイッチが多過ぎの様な気がします・・・
これ使いこなせる人何人いるの?
今やハイテク車ではこのくらいのスイッチ数は当たり前かもしれませんが、もはや私には意味不明・・・
しかしセンターコンソールのウッドの質感はハイテクではなく伝統的作り方と感じさせます。
このアンバランス感がアウディらしい!
ウッドの質感自体はメルセデスやBMWと比較しても2ランクくらい上の様な印象を受けます。
このトリムカッコイイです!
当然センターコンソールと同じ質感のウッドの作りですが、周りをアルミ調の縁で囲ったことでかなり印象が変わります。
アウディらしさが引き立っています!
パッと見はかなり程度は良いですねー
鉄粉食い込みもありませんし、目立った線傷もありません。
このたび4年落ちの状態で購入されたそうですが、認定中古車ではありませんがこれはそこそこあたり車でしょう。
そもそもこの価格帯のクラスでの高年式車ですからそれほどひどいものもないのも当然ですが。
そうはいってもさすがに4年経過していますから全く問題がないわけではありません。
細かいスクラッチは驚くほどありませんでしたが、下の写真の様な10μを軽く超える線傷がボンネットにはついてしまっています。
それでも部分傷取り磨きをおこなえばほとんど見えないレベルになるかと膜厚を測ってみるとびっくり!
なんと膜厚は103μしかありません・・・
この年式でこのクラスのアウディですと大体150μ位が標準的膜厚のはずですが?
これはどうも数回の磨きがすでにされている可能性が大。
おそらく販売前の時点で相当ハードに磨き傷を除去したのではないかと推察されます。
しかしポリッシャー傷もほとんどついていないので、極端にに膜厚は下げられてしまってはいますが、
「磨き自体はきちんと処理されているなー」
と思い磨きを行っていくと、致命的ミス施工を発見してしまいました・・・
右ドアミラー前にコンパウンドの焼き付き痕を発見!
なんとか直そうともがいたのでしょう、コンパインドがクリアーの中に潜って埋まってしまいっています・・・
おそらく100℃くらいまで塗面温度を上げてしまったのでしょう、
クリアーが溶けてコンパウンドを巻き込んでしまったと思われます。
なんとかこの痕跡をなくせないかと四苦八苦してみましたが、あまりにもクリアーの深い部分までコンパウンドが巻き込まれてしまっていて完全に取り除くことはできませんでした。
これを完全に取り除くとなるとクリアーがなくなる覚悟でみがくしかありませんが、そんな訳にはいきませんのでこれが補修の限界です・・・
いかにせよ初期膜厚がありませんから膜厚を少しでも残すことが一番重要です!
幸いにも傷はほとんどありませんからコーティングのための下処理レベルの磨きでOKです。
左上の写真の傷もあくまでエッジを丸めて見えにくくするレベルで妥協です。
結果磨き後膜厚は100μ、研磨膜厚は3μ平均の施工となりました。
車格の割にはパッとしな仕上げのマフラーエンドです・・・
しかもかなり錆が進行し始めています。
ほとんど表面処理がされていない状態ですのでこのまま放置すればあっという間に錆びだらけとなってしまうでしょう。
意外と目立つんですよねー
というわけでマフラーエンドも磨きました!
錆はきれいになりましたが、いかにせよ素材が単管切落しの様なものですから一冬で錆びてしまうでしょう・・・
本当はマフラーコーティングをしたほうが良いのですが、すでにご予算オーバー状態ですのでご案内するのはやめておきます。
汚れやすくはなりますが、灯油を塗っておくと錆は発生しにくくなります。
今回はエクセペル・ペイントプロテクションフィルムの施工もご依頼いただきました。
これはみての通りドアカップへの施工です。
このようなタイプのドアカップの場合は、カップ部分とドアハンドル上面部分と2枚で一か所3.150円となります。
今回は型取りが非常にきれいにできたため、形状に対してベストフィットです!
更にサイドステップにもプロテクションフィルムの施工です。
ドアカップもサイドステップも運転者自身は傷を入れないように気を付けて使用することは可能ですが、どうしても同乗者は無神経になりがちです。
特に高齢者やお子さんを乗せる機会が多い場合は要注意!
このお車の場合はステップが2段にセパレートされているために1枚で張り切ることは出ないため、フィルムを2枚使って別々に貼り付けます。
すでについてしまっている傷はしょうがないとしても、これ以上のダメージは防げるようになりました。
Audi アウディ A6 オールロード 3.2FSI コーティング施行終了
ブルー系のシルバーで非常に品のいいいかにも欧州的な色ですが、お客様は施工前、
「見た目も変わるのですかねー?」
とちょっと疑心案偽のようでいたが、
完成実車をご覧になったご感想は、
「変わるものですねー」
「きれいになりました。」
とおっしゃりながら記念撮影を何枚もさてておいででした。
このような御客様を見ていると、
「施工させていただいて本当によかったな!」
といつも感じます。
磨きや冥利に尽きます!
今となってはいわゆる絶版車(他国では売られてはいる)の一台ですから、大事に乗り続けてやってください。
車輛クラス:クラスLL
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+エクセペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4ヵ所・サイドステップ×4ヵ所)
施工料金:168.790円税込(お持込お引き取り割引-10%・輸入車割増磨き+10% 適応)
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