2012年06月27日公開|メルセデスベンツ
ついにBクラスもフルモデルチェンジしました!
が、微妙です・・・
コンセプトがあるのでボデイのデザインの大幅な違いはさほど感じさせません。
興味のない方から見ればマイナーチェンジくらいにしか感じないでしょう・・・
しかしよく見ていくと確かにかなり変わってはいます。
印象的なのはプレスラインです!
今までベンツは多くの車種でプレスラインはエッジをあまり効かせないようにされていましたが、最近はBMWのようにプレスのエッジをきかせたデザインとなってきていますが、Bクラスも同じようになりました。
またフロントバンパーも大型化されフロントグリル上までとなっています。
コストダウンと軽量化のためでしょうが、交換の際の料金は恐ろしい金額となるでしょうね・・・
Bクラスこのクラスでは世界初の前面衝突警告システムがなんと標準装備となりました。
そのほかにもアンダーステアを検知するとブレーキによるアンダーステアを解消するトルクベクトリングブレーキも装備されました。
安全になることはいいことです!
やはりはやりのLEDの横長ライトも装着されていますが、これはいかがなものでしょうか?
アウディから始まったこの手のライトですが、最近猫も杓子もこのデザインを取り入れていますが、メルセデスたるもの2匹目のどじょう的やり方はあまり感心できません。
メーターは相変わらずシンプルですが、倒立メーターになったことでかなりスポーティーな印象を受けます。
ステアリングはスポーツ専用の本革ステアリングですが、このステアリングは質感にぎり心地とも非常に良いステアリングです。
皮のなめしの良さを感じます!
先代Bクラスは商用車かと思わせるほどつまらない内装でしたが、
新型では一気に現代的に変貌しました。
やはりあの内装では不評だったのでしょう・・・
しかし今回はやり過ぎの様な?
トリムはシルバーの変わった素材で模様も独特ですが、これはベンツとしてはいかがなものかと思います。
エアーの吹き出し口もメッキをあしらいカッコは良いのですが、これもやはりベンツとしてはいかがなものでしょうか・・・
イタ車やフランス車なら無条件にいいですね!
と言えるのですが・・・
ついにBクラスもコラムシフトに替わりました!
7速のツインクラッチセミATとの組み合わせでかなりのハイテクなのですが、個人的にはあまりフィーリングとしては好きになれません。
VW・アウディの小型車にも共通するのですが、発進時の反応が鈍くかなりしっかりアクセルペダルを踏み込まなければいけません。
この感じに違和感を感じます。
それに伴いコマンドシステムも搭載されました。
BMWやアウディと違い機能がナビ・オーディオに絞られていますので、使い方はそれほど複雑ではないので、これなら年配の方や女性でも簡単に使いこなせるでしょう。
ハイテクはいいことばかりではありませんから、ほどほどが良いですね!
スポーツでは標準装備でレザーコンビシートとなります。
当然合成革ですが、オプションでは本革シートも選ぶことは可能です。
革部分にはやはり今はやりのツインステッチを施していますが、確かにおしゃれで高級感もありますが、流行に乗った感も否めません・・・
ボンネット左右に同じような線傷が数本入っています・・・
おそらく保護シートを無理やりはいだときに付いたものでしょう。
そこそこ深さはありますが、この程度の傷は02磨きコースで取ることは可能でしょう。
磨き前膜厚は115μです。
これは正直酷い!
右後部ドアが補修されています。
補修自体は輸入車ですから数か月かけて日本に到着しているのですからしょうがないことですが、この補修痕はひどすぎます・・・
補修塗装の際のペーパー目がもろに残っています!
しかも周りにはクリアーミストが広範囲に付着しています。
更には補修塗装に物咬みをしていたのでしょう、そのぶつ取りをした部分が窪みになっている部分が無数にあります。
これ完全なやっつけ仕事・・・
PDIでの補修作業後の検査はないのでしょうか?
メルセデスのクオリティーも地に落ちましたね!
“ベンツだから間違いはない”神話は崩壊したようです!
ペーパー目だけは何とか処理できましたが、肌感の悪さは何ともなりませんでした・・・
救われるのは、色がソリッドホワイトですのでこのように水銀灯でてらしださない限りは判らないことです。
クリアーミストも量が多く、固着の仕方も強固でしたので完全には処理しきれず1/3くらいは残ってしまいました。
このような状態で出荷するメルセデスジャパンも、納車してしまうディーラーにも呆れてしまいます!
メルセデスの威信はすでに崩壊し、利益だけが優先されているのでしょうね、トヨタと変わりなくなっています。
ボンネットにあった線傷は完全に磨きとることができました。
よかったよかった!
一安心です。
これら以外はほとんど問題となるところはありませんでしたので、平均的には2μの研磨で仕上げることができました。
本来であれば、すべての部分がこうでなければいけないのですがね!
Mercedes-Benz メルセデスベンツ B180 BlueEFFICIENCY
Sports コーティング終了
せっかくの新型Bクラス、しかも初施行でトラブルが発見されたことは残念でしたが、ドアのトラブル部分も90%位の仕上がりにはなりましたので、
お客様にもご納得いただけました!
「太陽光で見る限り判らないね!」
「水銀灯で照らしてみることは、使用環境ではないのだから問題ないですよ。」
とご理解いただけ胸をなでおろしました!
ベンツでディーラーと揉めるとなると、今までのトヨタディーラーとの揉め事のようにはいかないでしょうからほっとしたのは本音です。
相手はトヨタと違いプロぞろいですからね!
しかしメルセデスもこのような納車体制は改善するべきでしょう!
今回は幸いにも意匠性の回復はできましたが、毎回うまくいくとは限りません。
またオーナー様もご理解ある方ばかりとは限りませんから・・・
メルセデスの真のクオリティーの回復を期待します。
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+部分傷取り磨き(3ヵ所)
施工料金:93.450円税込(新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10%・ソリッド塗装割増磨き+10% 適応)
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