2012年06月10日公開|スズキ
昨年お父様に施工いただいて、今回は息子様からご依頼いただきました。
ご家族で施工いただくことが多くなり、ありがたい限りです。
お車はスイフトRSというネーミングですが、国産車のネーミングの意味が解らなくなる例です。
といのは、RSというネーミングから連想されるのは高性能・高スポーツ性能が連想されますが、スイフトRSの場合、標準車とのそのような部分の違いはほといんどないようです。
エンジンなど走りの差別化に直接関連する部分は全く同じのようですし、トランスミッションに関してもCVTの設定でRSのネーミングはちょっと違うような・・・
たしかにカタログ上はパワステ・ダンパー・タイヤなどが欧州仕様チューニングとはなっていますが、その程度でRSは名前負けしている気がします。
主な変更点はエアロ関係のようですので、エアロバージョンもしくはS位が妥当でしょう。
そもそもRSとはレーシングスポーツの略称ですから!
軽自動車よりもシンプルかもしれません。
国産車はこのクラスのコンパクトカーは非常にシンプルに作られています。
価格的にも軽自動車の最上級グレードよりも安い設定ですからこれは当然のことかもしれません。
ただ、シンプルであってもフランス車のように個性的な作りはできると思うので、そこらへんはもうちょっと国産車メーカーには頑張ってもらいたいところです。
メーターは雰囲気は良いですね!
質感もこのクラスとしてはありますし、スポーティー感も十分です。
ただし200km/hまでのスケールメーターはいらないでしょう・・・
RSの装備の一つ本革ステアリングですが、肌触りなどは非常にいいのですが、個人的には革の縫い合わせ位置が気になってしまいます。
ちょうどステアリングを握り込む近くにありますので、ワインディングなどでステアリング操作をするときには気になるような気がします。
シートはなかなか頑張ったつくりです!
今はやりの座面とショルダー部分をコンビにし、なおかつステッチもやはり流行のダブルステッチがおごられています。
ただしこのようなステッチは汚れてしまうと逆に貧相に見えてしまいますから、管理には注意が必要です。
またジーンズなど摩擦の強い衣類ですとステッチの糸を傷めてしまうので、服装にも注意が必要です。
厳しいことを言うならば、RSとネーミングしているのですからもうちょっとバケット感を出したほうが良かったような・・・
磨き前膜厚は100μを切って95.7μしかありません・・・
他社普通車と比較するとマツダを例外としてちょっと薄めかも知れません。
しかし昔から言われる“スズキの塗装はぼろい”という印象は此のお車には感じられません。
非常にクリアー表面もきれいな滑面が出ていますし、
何よりも柚子肌か非常に抑えられた塗装です。
下手な300万クラスの国産車よりも出来のいい塗装のように感じます。
なによりも驚くべき点は、その納車レベルです!
すでに3か月3.000km走行されているにも拘らず傷らしきものは数本しか確認できません。
これだけ経ってこのレベルですから、
どこぞのメーカーのディーラーのように傷隠しのためのポリマーも使用していないでしょう!
というのもこれだけの期間と走行距離があれば、ポリマーは落ちて傷があった車であればその傷は露出していますから。
つまりこのようにきちんとした傷の無いレベルで国産車であっても納車は可能ということになります。
「新車であっても傷の無い車はない!」
と言っていたディーラーマンにこの車見てもらいたいですね!
問題なのは扱い方と気持ではないでしょうか・・・
磨き終了後膜厚は94.4μ、たった1.3μの研磨で仕上がってしまいました。
決して程度がいいからと言って工程を省いた結果ではなく、きちんと3段階の磨きを行っても、傷を追ったり大きく肌感を調整する必要無なければこの程度の研磨膜厚でもきちんとした表面処理ができてしまうのです。
磨き終了後写真は大きな意匠性変化は部分写真ではほとんどわからないためあえてとりませんでした。
そのくらい納車段階での程度が良かったということです!
程度の悪い塗装にありがちな、磨き工程で起きるポリッシャーの暴れやコンパウンドの絡み・焼き付きも全くありませんでしたから、それの塗装程度の良いことを証明しています。
いま国産車の中でも2・3流というイメージのメーカーディーラーのほうが程度はいいのかも?
受ける印象は、ブランドに胡坐をかいているのではなく真剣に取り組んでいるのでしょう、全員が!
SUZUKI スズキ スイフトRS コーティング終了
意匠性変化のわかりにくいシルバー系のお車ですが、磨けば磨いたなりの意匠性変化は確実にあります!
そこにコーティングを施工すればさらにその違いは顕著に判ります!
引き取りにみえられたお客様も一目見るなり、
「まったく変わるものですねー」
と驚いていらっしゃいました。
お車は磨くことにより反射がより正反射になり、ガラスコーティングにより艶の深みが増すことによりメタリックなどの光沢感が変わってきますので、
色までもが変化したようにさえ錯覚してしまうような意匠性変化が起きるのです。
逆に変化が分かりやすい色と言えるのかも?
また、
「シルバー系は地味な色・・・」
と言われて敬遠されるかとも多いのですが、私の印象は磨き上げられた車は逆に派手という印象が強いです。
安直に、
「黒カッコイイ!」
と言われる方よりもセンスが良いと感じます!
新車からの程度を拝見させていただく限り、非常にお手入れもこまめで上手と感じました。
この状態を長く維持できるように頑張って管理してください。
お父様にもよろしくお伝えください。
ありがとうございました。
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:55.440円税込(ご紹介割引-10%・お持込お引き取り割引-10%・新車割引磨き-10% 適応)
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