2012年07月16日公開|アウディ
常連のお客様です!
残念ながら駐車中にぶつけられてしまいました・・・
実はお医者様なのですが、勤務先の病院の駐車場で診療中にぶつけられてしまったのです。
が、なんとぶつけた加害者の方2時間そこでオーナー様が出てこられるのを待っていたそうです。
立派です!
しかしこんなことが“立派”と思ってしまうほど、現在の社会のモラルが低くなっていることの裏返しです。
他人の物を傷つけた=弁償
これ当たり前のことですが、できない人が多いですね・・・
ちょっと前に銀行の駐車場で老人がバックしていて後方の駐車中の車に衝突。
しかしそのまま出ていってしまおうとしています、すぐにその車を止め、
「今バックして後ろの車にぶつけましたよ!」
と注意すると、
「ぶつけていない!」
としらばっくれます。
「降りてみてください、傷ついていますよ。」
といっても、
「うるさい!」
といって逃げていってしまいました。
このぶつけた方、この地方では有名な会計事務所の会長様・・・
いわゆる地方の名士とやらですが、この様です!
すぐに銀行員に、
「○○さんが車ぶつけて逃げていってしまいましたよ!」
と伝えましたがどう処理したのか?
その後連絡も銀行からなかったので、相手が相手だけに銀行も知らんぷり?
嫌な世の中です!
破損ヵ所は、左ドアとリアクォーターパネル2枚ですが、幸いにもこすった程度で板金は必要ありません。
ただしリアクォーターパネルは2か所塗装が剥げてしまっています・・・
保険会社側も、
「再塗装してください!」
と言っているにも拘らず、
「いいですよ、そこまで大事のことしなくて。」
「タッチペンで補修しておいてください!」
と非常に謙虚です。
100~0事故ですし、保険会社も再塗装をと言っているにも拘らず、
そこに付け込もうとしない姿勢には感銘を受けます。
ここぞとばかりに付け込む人が多い中、さすが先生です!
バンパーでこすったような広範囲の傷も、幸いにも下地が出てしまっているような部分はドアパネルにはありませんので、これは磨きで対処します。
ただし02磨きコースだけでは対処できませんので、
プレスエッジ部分2か所は部分傷取り磨きとの併用で対処します。
02磨きコース部分の磨き前膜厚は106μでした。
ほぼ完全に傷は磨きとることができました!
02磨き部分の研磨厚は3μ程度で済みました。
が、しかし強くひきずらられたプレスエッジ部分はさすがにそうはいかず、部分傷取り磨きで約10μ研磨しましたが、針の孔ほどの大きさの傷が3か所残ってしまいましたが、30㎝位まで近づいてよくよく見ないとわからないので、ここで終了としました。
更に研磨を続ければ完全に処理はできるでしょうが、現状で95μ程度まで膜厚は減少していますのでこれ以上はやめたほうが無難との判断です。
塗装が剥げてしまっていた部分に関しては、純正タッチペンを入れたのち磨きを行います。
其れにより塗装面から飛び出していたタッチペンが塗装面とほぼ同じ高さとなるため、よりタッチペンの存在が分からなくなります。
たしかにこの程度のことでしたら1パネル再塗装するよりは好いのかも知れません。
“考え方と人がら”と言ったところですかね!
保険会社側は10万円以上の施工費が減ったため感謝感激のようです。
ま、保険会社に感謝してもらってもしょうがないですが、クレーマーとして認定されるよりはいいでしょうね!
お引き取りに来られ帰り際に、新型ボクスターの購入を考えられているとのことでしたので、近いうちに拝見できるのでしょうか?
楽しみにしています!
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング(補修5パネル)+02磨きコース(軽度の磨き×5パネル)+部分傷取り磨き(2か所)+タッチペン補修(1か所)
施工料金:保険会社対応のため非公開
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