2012年08月05日公開|フォルクスワーゲン
5月に施工いただいたばかりのお車ですが、その時あったボンネットの塗装の剥げ(飛石痕)の再塗装のためご入庫いただきました。
当然その部分の磨き&コーティングも致します。
常連読者の方々はお判りになるかもしれませんが、その際此の剥げが塗装ブリスターか飛び石かでディーラーDと一悶着あったお車です。
施工終了後ディーラー側がブリスターではなく飛び石との判断を下したため、塗装が剥げてしまったままの状態でコーティングしてあったため、このタイミングでの再塗装となってしまいました。
あの時施行中に確認をお願いしていたにもかかわらず、
「人がいないし、忙しいから確認はできない!」
などと言わずに、飛石なら飛石で確認をしていてくれれば、
再塗装代は同じですがコーティングの補修費用は発生せずに済んだものを・・・
ディーラー少しはお客様に申し訳ないと思っているのですか?
ま、其の後の態度を見ていても逆に開き直っているようなので、そんなこと爪の先ほども思っていないでしょうね!
本来はコーティング補修は再塗装パネルに隣接したパネルも対象になりますが、今回は自費修理ですし、まだ2か月しかたっていないこともありボンネットのみの再コーティングといたしました。
が、・・・
台風の日にリアバンパーぶつけてしまったそうです・・・
幸いにも相手の方は友達で、しかも買換え直前だったそうで、そちらの修理負担はしなくて良かったのは幸いです!
しかしバックソナーもバックカメラも付いていたのですからもうちょっと慎重に運転してね!
拡大してみるとこんな感じで傷がついてしまっています・・・
結構目立ちます。
かわいそうなのと、非常に素直ないい子なのでここはサービスで直してあげることとしました。
これ特別の特別です!
更には、サイドステップの運転席側にもヒールでけってしまった傷が数本・・・
これはお客様からは聞いてはいませんでしたが、あまりに気になったためこれもサービス!
今回は大盤振る舞いです。
いつもは輸入車はデュポンを使用する塗装屋さんにお願いするのですが、今回は予算の問題で何時も国産車をお願いしている塗装屋さんにお願いしました。
輸入車なので国産塗料を2:1の硬さで塗ってていただきましたが、通常4:1の軟らかい塗料を磨いているのでこの硬さとなるとなかなか完全には磨けないようで、かなりの肌調整後の傷が残ってしまっています・・・
ウールバフで入れてしまった深い傷ですので、これは処理は結構大変そうです・・・
やはりボンネットの磨き傷はなかなか取るのは大変でした!
リアバンパーとサイドステップもきれいになりリフレッシュ完了です!
しかし今回お持込ただいたときのお車の状態は“ドロドロ”・・・
お聞きしてみると、
「施工が終わってから1回も洗ってません!」
ケロッとして言われてしまいましたが、道理で汚れまくっているわけです・・・
しかも鳥糞や樹液の付着した痕跡はいたるところにあります。
これは洗ってみると悲惨なことになっている?
と想像していましたが、意外やダメージは無くはないですが、ほとんどコーティング範囲内で済んでいました!
コーティングちゃんと犠牲被膜の役目果たしています。
まるで促進耐候試験・・・
通常これだけ放置されていればいくらガラスコーティングが施工してあっても、それなりには塗装にもダメージはあるものです。
鳥糞や樹液などからは強酸が滲み出してきますので、μ単位のガラスでは溶かされてしまいます。
しかし今回大丈夫だった最大の理由は、光触媒のWコーティングが施工してあったかからです!
光触媒は付着している鳥糞や樹液を紫外線の力を触媒として分解していきます。
つまりしみだす酸の量が非常に少なく出来るのです!
更にはベースコートとなるガラスコーティングは耐酸・アルカリ性能を持っていますので、
多少の酸であれば長期付着であっても塗装を守ることが出来たようです。
しかしこのようなことが、毎回繰り返されればさすがに塗装にもダメージを与えるでしょうから、
「もうちょっとは洗いましょうね!」
とお願いをしたところ、
「ハーイ、わかりましたー」
と答えてはいましたが、本当?
たびたびご来店いただけるのは目の保養にもなりますが、車が傷んでいく姿を見るのもやるせないので、せめて月1回は洗車はしましょう!
車輛クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング(1パネル)+02磨きコース(軽度の磨き×1パネル)+ボンネット再塗装
施工料金:67.368円税込
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