2012年09月04日公開|トヨタ
こちらも常連のお客さんですが、残念ながら事故・・・
しかも保険会社の話では9:1と過失割合はお客様が圧倒的不利な状況です。
破損ヵ所は、フロントバンパー・左フロントフェインダー・左ヘッドライトです。
お客様の修理方法要求は、すべて部品交換!
9割過失でお客様加入の保険会社は、支払い実績ワーストワンの“あいおい”。
これは修理もそうですが、コーティング補修範囲も揉めそうです・・・
案の定弊社コーティング補修範囲規定=板金塗装隣接パネル(右フロントフェインダー・ボンネット・左フロントドア)
となりますが、ボンネットを認めようとしません・・・
しかし、ラッキー!
保険会社側の書類やり取りの不備から、落ち度がありやむなく認めざろう得なくなりました。
粘り勝ち!
問題となったボンネット。
車の顔ともいうべき一番目立つ部分ですが、一番ダメージも受けやすい部分です。
施行されているコーティングがハイモースコート、露天駐車でソリッドブラック、かなり水染みなどで傷み意匠性も損なわれています。
この状態で、隣接する左右フェインダーとバンパーがピカピカになっては、
あまりにもボンネットだけが目立ち全体のバランスが取れません。
そのため、ボンネットのコーティング補修にこだわるのです!
ボンネットも左右のフェインダーとバランスのとれた仕上がりとなりました!
左フロントドアも、リアドアとのバランスを取るために、矢印の先に向かって研磨を弱くすることで未補修パネルとのバランスを取っていきます。
此れで初めて現況復帰というのでしょう!
TOYOTA トヨタ マークX プレミアム コーティング補修施工終了
きれいになりました!
とはいえ、さすがによく見ると前方部分と後方部分との差があることは施工・未施工の違いがある以上仕方ありません。
今回は保険会社も納得しましたが、今後はさらに締め付けは厳しくなるでしょう・・・
共済連も来春保険内容の見直しが決定されたそうですし、
損保連は10月に制度改定されますが、さらに来春にも更なる改訂が検討されているそうです。
これ以上契約内容の条件が悪くなり、保険料も値上がりすると未加入車輛が増えることにつながるでしょう。
だからこそ、任意保険特に全損害担保の車両保険への加入が重要となってきます。
もし事故をしてしまい、相手が任意保険未加入車で支払い能力もない相手だったら・・・
ご自身が車両保険に加入されていなければ“自腹”で修理する羽目になってしまいます!
そのようなことを避けるためにも、ある程度の価格のお車でしたらぜひ車両保険へのご加入を!
また一般の方の大きな勘違いもあります。
大手損保会社が一番安心!
これ大間違い・・・
たしかにご自身が車両保険に未加入であれば、過失割合により負担が変わってきますが、車両保険に加入していれば過失割合がどのように決定したところでご自身の負担金が発生はしません。
つまり保険会社交渉能力の高さなど関係ないのです!
ということは、何も掛け金が高い大手損保会社に加入する必要はなく、ネット通販保険や共済連など掛け金の安いところで十分ということになります。
場合によっては、現在車両保険未加入の保険料と、これら掛け金の安い保険会社で車両保険加入した掛け金がほとんど同じくらいということもあるようです。
さあどちらが得でしょう?
車輛クラス:クラスM
施行コース:ハイモースコート(補修5パネル)+02磨きコース(軽度の磨き×5パネル)
施工料金:保険会社支払いのため未公開
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