2012年11月17日公開|アウディ
昨年発売が開始された現行モデルのA6ですが、弊社では初めての施工となりますが、下級モデルのA4と比較してとにかく“でかい”です。
本来A6はMセグメント、ベンツで言えばEクラスと同等ですが、
車格的には明らかにSクラス並でしょう。
今回ウインドウフィルムのご依頼もいただきましたので、外注先に積載車で運ぶ際もやはり積載クリアランスはSクラス並みでした。
しかしこれだけの大きさにも拘らず、
車重は1.7t程度に収めているのはアウディ・ウルトラ・ライトウェイト・テクノロジーというアルミとスチールを組み合わせたボディだからです。
アウディはかなり早い段階からアルミを多用した外板やフレームを使用してきた先進性がありましたので、ここまでの軽量化が可能となったのでしょう。
先進的テクノロジーでは、世界の自動車メーカーの牽引役と言っていいでしょう!
この大きなお車実はなんと”奥様専用車”なのです!
なんと贅沢な・・・
しかもかなりの車好き!
ご依頼いただいたウインドウフィルム一つとってもブランド・商品指定です!
しかし一部商品は車検通過不可のため、妥協いただきましたが・・・
本来は3.0が欲しかったのだそうですが、このお車でさえ乗りだし800万円ほどします。
しかし3.0となると、1.000万円近くなるので妥協したそうですが、どうしても106psのパワー差だけは気に入らないでいたそうですが、
実際運転してみると204psの2.8でも十分だったそうです。
此のお車の前はクラウンアスリートの280psにお乗りだったので、パワースペックだけ見れば非力に感じるのももっともですが、パワースペックだけでは判断できないのが実は輸入車なのです!
特に高速道路における100km/h以上からの加速感は、車自体の安定感や剛性と相まって、スペック以上の性能を体感することが出来ます。
これは国産車を代表するレクサスでも、
やはり輸入車特にドイツ車には永遠に追いつくことはできないでしょう!
乗り比べてみればわかります。
え、判らない?
まだまだ修行が足りないようですね・・・
この差が分からないようではあなたは車を語る資格はないですねー
好き嫌いがはっきり分かれるLEDヘッドライトです!
オーナー様はあまりこのライトは好みではなかったそうですが、国内在庫車をお買いになったために選択の余地がなかったそうです。
ということは、オプションであるこのLEDライト人気があるからこれしか輸入しないのか?
人気が無いから売れ残っていたのか?
どちらかなのかは微妙です・・・
ちなみに私は大嫌いですね!
だって宇宙船みたい・・・
しかしBMWのイカリングライトなど派手なギミック好きはきっと好きなんでしょうねー
誰とは言いませんけど・・・
此れと言って特に凝ったメーターではありませんが、倒立0になっていることがスポーティーに感じさせてくれます。
此れもシンプルゆえのドイツ車ならではのデザインです!
落ち着きますねー
最近ではベンツもレクサス並みにチャラチャラし始めましたから、
アウディにはこのシンプルさ貫いてほしいです!
アウディらしい明るい色使いのウォールナットウッドですが、
此の色はアウディにしか似合わない色合いでしょうね!
というのも、その他の素材の質感や配置の仕方の組み合わせによりトータルでバランスしていますから、これぞアウディセンスですね。
この幅の広いセンターコンソールもアウディ独特ですが、クワトロシステムのためこうなるのでしょうが、この幅広感がまた重圧感を醸し出すのに一役買っています。
此れだけコンソールにスペースを取られてしまっていても、この車格ですから全く狭さは感じさせません。
オプションの4ゾーンデラックスオートエアーコンディショナーが装着されています。
その他装備も含めてSEパッケージという設定で22万円!
お子さんの快適空間のための親心なのでしょう!
しかしあまり幼いうちから贅沢させると将来親も子供も大変かも?
自身の経験です・・・
本革シートが装着されていますが、このシートはいまいち・・・
まずは形状が平坦過ぎて、見た感じがソファーのよう。
縫い合わせのデザインも単純すぎてインパクトに欠けます。
素材感も肌触りもちょっと硬過ぎて、一昔前の合皮の様な感じです。
前モデルまではもっと良かったような気がしますが、オプションレザーがやけに多くラインナップされていますので、気に入らなければそちらを買えみたいな戦法なのか?
しかしアウディのオプションの設定の仕方は恐ろしい数と価格ですので、これ欲しいでつけていったら軽く1.000万は行ってしまいます。
それでもつける人がいるのでしょうから、うらやましいというよりは、恐ろしいことです・・・
今回ホイルコーティングのフルコートのご依頼をいただきました。
本来は新品扱いの場合は、ホイル装着から走行距離50km以内が原則ですが、今回はディーラーよりほぼ直行いただいてもその距離を超えてしまいますので、例外として新品扱いといたしました。
が・・・
たかだか150kmほどの走行で、しかもほとんどが高速道路にも拘らず、
すでにかなりのブレーキダストが付着していました。
しかもすでに鉄粉の食い込みすらあります・・・
国産車のブレーキでしたら考えられないことですが、
輸入車特にドイツ車とイタ車はブレーキ性能を重視していますので、
ブレーキダストの量は本当にすごいです!
ローター・パッドともに新品で、当りが付く前ですので特にすごいのでしょうが、これだけのダスト量ですと、ちょっとホイルのクリーニングをさぼるとたちまちホイルは鉄粉食い込みで汚くなってしまいます。
その状態を放置してしまうとクリーナーをかけても黒いポツポツは残ってしまいます・・・
このようになることを防ぐには、相当こまめにホイル掃除を行うか、ホイルコーティングするしかありません!
しかし此処で“注意”。
ホイルコーティングと謳っていても、そのレベルは天と地の差くらいの違いがあります。
量販店で売っているDIY用の物などは輸入車ではほとんど効果はないでしょう!
プロショップ施工でも、ボデイ用コーティング剤を使用している場合があるようですが、これも効果は?
きちんとしたホイルコーティングは、かなり価格は高くなります!
弊社の使用しているホイルコーティング剤はポリシザランを使用して、4回の塗り込みを行い、さらに初期成膜保護用トップコートまでコーティングいたします。
8Hを超える高硬度被膜+厚膜ですので、
これならヘビーなダスト条件でもかなりの防汚性能と長期耐久性を確保することが可能です!
だからと言って全くクリーニングの必要が無いわけではありません。
スチームによる洗い流し程度はできるだけこまめにしていただくのが、長持ちさせる秘訣です!
今回さらに、エクセペル・ペイントプロテクションフィルムのご依頼もいただきました。
まずはドアカップ!
運転されるのが奥様ですので、指輪等での傷つきもしやすいのでその保護のためフィルムによってガードします。
この部分は傷を入れてしまうとポリッシャーが入らない部分ですので、磨いても完全回復はできませんので、“転ばぬ先の杖”。
更にはドアステップ部分も施工いたしました。
今回は施工範囲や形状などをお任せでご依頼いただきましたので、3次曲面を無理な貼り込みを避け、なるべく広範囲かつ糊ずれや使用過程での剥がれが起こりにくい張り込みをすることが出来ました。
当然リアステップも施工します!
フロント部分よりも3次曲面はきついのですが、
リアシートにはお子さんがお乗りになるのでさらに傷を入れやすくなりますので、できるだけ広範囲の施工が理想的ですが、
これをベタ貼りしようとすると糊ずれによる意匠性低下・剥がれの原因となりますので、靴をひっかけやすいエッジ部分をなるべく長くガードできるような形状に、
途中から二股にカットすることでこの問題をクリヤーしました。
かなり活発なお子さんでも、これだけガードしてあればかなり傷は防御できるでしょう!
磨き前ボデイの傷の状態は、非常に程度が良好です!
ほとんど線傷は見当たりません。
長期在庫車とのことですので、おそらくメーカー出荷時に一度磨きが行われていると思われます。
しかしよくよく観察していくと、何か変?
パールの反射と違う、鈍いピンホール状の反射があります?
恐らくメーカー磨きの際についてしまったダブルアクションポリッシャーによる叩き傷・・・
この傷軽度に見えるのですが、これを完全に取り去ることはまず無理です。
それを隠すためか、ポリマーが施工されていますが、
光沢はあるのですがクリアーの透明感が失われているために艶がありません・・・
これが初見したとき“何か変”と感じた正体のようです。
毎回ドイツ車の新車で思うこと、ピラー部分の“練プラの傷”これはひどい・・・
この状態、メーカーもディーラーもこれで良しとしていることは理解不能!
確かに練プラは傷が入りやすく、かつ取れない・・・
だったらパーツを違うものにすればいいともうのですが、かたくなに使い続ける理由がわからない?
恐らくは“コスト”だとは思いますが・・・
アウデイといえども最近はかなり膜厚も薄めになってきてはいますが、さすがにこのクラスとなると137μもあります。
恐らく3コートパールだからでしょうね。
此れでクリアー硬度も硬いので塗装の耐擦り傷防御性能も高く、かつ耐久性も確保されています。
どこぞの国のインチキ耐スリ塗装とは大違い!
磨き上げることにより、ポリマーで人工的に作られていた光沢から、塗装本来が持つ“艶”に替わりました!
明らかにクリアーの透明度がまし、塗装に深みを感じさせます。
メーカーやディーラーが行うような納車磨きとは違い、段階的に磨き上げていますので、クリアー表面の細かな凹凸新車塗装の持つ毛羽立ちを根元からカットしていますので、乱反射が抑えられることにより塗装本来の色もさらに鮮やかになるのです。
研磨膜厚が2μと、非常に少ない研磨厚で仕上がりましたが、磨き前に記述したダブルアクションポリッシャーの叩き傷と思われるものは此の研磨膜厚では残ってしまいました。
ただし、磨き前に比べるとクリアーが透明感を増したことで、逆にパールの反射との区別が付き難くなり目立たなくはなりました。
御客様も長期在庫車ということを承知で購入されていましたので、
このような多少のトラブルはしょうがないという納得があられましたので、これは一安心です。
新車というとすべてが“完全であることが当たり前”という感覚の方が多いのですが、現実には“100%のものはない”ということの認識は必要でしょうね!
特に製造業に携わる方ならお分かり頂きやすいと思いますが、
部品を作る際には必ず許容誤差がありますが、
これ自体任意に定めた誤差ですから100%でないことになります。
このような部品を集めて作られるのが車ですから、当然100%などあり得ないのです。
何事もほどほどの納得をすることが肝心ですね!
Audi アウディ A6 Avant 2.8 FSI quattro コーティング終了
パールホワイトといえどもやはり磨きをきちんと行い、透明度の高いコーティングを施工すると一気に意匠性は飛躍的に変化します!
めちゃきれい!
今回お選びいただいたコーティングはマーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ今年の夏より施工を開始した新商品ですが、膜硬度8H・膜厚6μという途方もない成膜をいたします。
スプレーコーティングタイプでは10~20μ成膜などを謳った商品もいくつかありますが、このようなコーティングは実際には分子結合膜ではなく架橋結合膜ですので、厚さはあっても耐久性能は?
ですし、架橋結合の厚膜に起こりやすい曇りというデメリットも抱えています・・・
中には塗り込み式のコーティングを初期成膜終了後に、
数回塗り増しを行うことで厚膜とする施工を行っている場合もあるようですが、これも塗り増しした分はベース部分と分子結合するわけでもなく、スパイクすらできませんのでただ乗っかっているだけの厚膜ですから、耐久性能は全く期待できません。
しかしこのマーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュは、
初期成膜終了後に更にもう1回塗り増しを行いますが、
逆にこの行為によりより強固な分子結合膜となる特殊設計となっています。
当然分子結合膜での厚膜ですから、耐久性のは驚くほど高く、
かつ曇りを起こすこともありません!
また専用のトップコートがセットになっており、
高純度シリカコーティングの泣き所である完全硬化までの不安定期間をガードし、この間に起こりやすい水染み付着を防ぎます。
此のトップコートは特殊なレジンを用いることにより、シリカが完全硬化終了すると自然剥離するようになっています。
パーフェクトと言っても過言ではないほどの素晴らしいコーティング剤です!
ただしこのコーティング高硬度塗装専用コーティングなので、
国産車には施工はできません・・・
しかしご心配なく、
国産車には専用に開発された、
“ヴァンキッシュシリーズ エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”がご用意してあります。
このコーティング剤は塗装上膜硬度6H以上・製膜厚4μと多少マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュに比べると膜厚は薄くはなりますが、
ほとんどのコーティング剤は1μ以下であることを考えれば十分以上の膜厚です。
国産車で、厚膜厚・高硬度・高耐久をお望みの方はこちらをどうぞ!
ご納車の際はあいにくの雨でしたが、トップコートにより撥水状態となっておりますので、1か月間は強力な撥水も楽しめます。
施工終了後にスプラッシュビュー・コーティングのご依頼もいただきましたが、施工終了後の再施工による傷入れのリスクと、
施行日程予定からお断りすることになり“大変申し訳ございません”でした。
今後機会がございましたら、またご依頼ください。
奥様にはごあいさつできずにご納車となりましたが、よろしくお伝えください。
初めての輸入車アウディをとことんお楽しみいただき、楽しいカーライフをお送りください。
モデファイできましたらまた拝見してみたいですねー
車輛クラス:クラスLL
施行コース:マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング+02スタンダード磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング(フルコート)+エクセペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所+ドアステップ×4か所)+ウインドウフィルム(リア5枚×ウインコス+フロント2枚×3M)
施工料金:308.637円税込(新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10% 適応)
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