2012年12月16日公開|日産
岐阜県は高山市からお越しいただきました!
当然この季節ですから、道中の安房峠は雪道・・・
にも拘わらずお越しいただきました。
ありがたい限りです。
このような、
「予約を入れた以上は!」
と律儀な方もいるかと思えば、連絡もなしで来店せずキャンセルという非常識な方もいらっしゃるのは悲しいことです。
これがまた先日のブログで私が乗り手が嫌いで、嫌いになったBMWでしたので、私の中ではBMWの評価は、
「やはりBMWオーナーは嫌い!」
という気持ちが更に強くなりました。
しかも今年の中でこのようなキャンセルの仕方をされた方は2台、それが2台ともBMWなのです・・・
多くのBMWオーナーの方が嫌な方とは当然思ってはおりません!
特に弊社で施行させていただいた方は良い方ばかりですから。
一部の勘違いオーナーのためにメーカー全体もしくはオーナー様を見る目が変わることは悲しいことです。
話は横道にずれまくりましたが、律義にお越しいただいたのはうれしい限りなのですが、問題はタイヤ・・・
なんと夏タイヤ!
「4駆だから大丈夫です!」
とはおっしゃいますが、確かに前進は問題ないでしょうが、
4駆であっても制動時は関係ありませんから、これは危険行為です・・・
下手をすると業務上過失傷害罪になりかねない。
気を付けましょう、皆様も!
今回弊社に施工をご依頼いただいたきっかけは、
数年前に参加したイベント“名古屋ドリームカーショー”だそうです。
この時ご覧になった磨きのデモンストレーションが気になられていて、今回新車をご購入の機会に依頼をなさって下さったそうです。
何年も経ってからこのようにご依頼いただけるとは夢にも思っておりませんでした。
一時全国版のカー雑誌に連続して取り上げられた時期がありました。
しかしその時はほとんど施工予約は入らずがっかりしていると、数年たってから、
「○年前の○○という雑誌に載っていたので連絡してみました。」
などとかなりの時間が経過してから効果が表れることも結構ありました。
人の心理は判らないものですねー
アウトドアユースを念頭に置いたお車ですので、カーゴスペースは工夫されています!
この様な引き出しスペースは非常に便利です。
かつて私がサファリに乗っているころは、まったくとして収納スペースは作られていませんでしたので、家具用の小物などを流用してこのようなスペースを作ったものです。
あえて注文を付けるなら、もうちょっと衝撃とかに強い素材を使っていただけると良いですね!
やはりシートの素材も汚れにくい防止シートセルクロス®/ネオソフィール®/パートナー®を使用しているのかと思いきや、此のお車は20GT!
X-トレイルの中では上級クラスのため、スウェード調トリコットのシートなっておりました。
其れでもだいぶ汚れにくそうなシートではあります。
此のお車でどうしても納得いかない部分がここ!
何故に外装は直線的なのに、ここはデザインが丸なの?
統一感無くて変でしょう・・・
しかも300万円超の価格に対してあまりに素材が良くない!
此れじゃT社並・・・
此のお車も納車から4か月が過ぎようとしていますが、ほとんど傷はありません!
素晴らしい程度の良さです。
ニッサン自慢のスクラッチシールドであることを差し引いてもここまで傷の無いお車は滅多にお目にかかることはありません。
オーナー様の管理の良さもすごいですが、販売されたディーラーも大したものです。
どこぞの県のトヨタ系ディーラーとは雲泥の差です!
此れだけでも“ニッサンの車のほうが良いんじゃない”と思えてしまいます。
此れだけ程度が良いにもかかわらず、
なんと磨きのコースのご依頼は“02パーフェクト磨きコース”です!
02スーパーライトでも全然きれいになるのに・・・
しかしこれはオーナー様のこだわり!
いくら程度が良いからと言って、
1ポリッシュのスーパーライトと4ポリッシュのパーフェクトの違いは歴然としています。
研磨厚の違いもありますが、問題はそこではなく最終仕上がりの緻密さにあります。
今回の様な極上程度のお車の場合、傷を取るための研磨厚は必要ではありません。
あくまで研磨は新車クリアー特有の剣山の処理だけが目的となります。
それはファーストポリッシュのシングルポリッシャーによる役割です。
当然シングルポリッシャーを使用する以上、
オーロラ傷は見える見えないにかかわらず避けることはできないことです。
その後さらに2回のシングルポリッシャーによる磨きで、さらに微細なオーロラ傷に置き換えていきます。
すでにこの段階ではほとんど研磨厚は必要とはされていません。
磨き前膜厚は114μ、4回ものポリッシングを経て何μ研磨されるのか?
最終磨き、この4回目のポリシングがパーフェクト磨きコースならではのポリッシングです。
パーフェクト磨き専用、この磨きにしか使用しない30万円もするポリッシャーと1本1万円を軽く超える超高級仕上げ用コンパウンドと専用バフを駆使して、
見えないオーロラ傷を勘と経験を頼りにさらに見えない傷に置きかえていきます。
この段階でのオーロラ傷は顕微鏡レベル!
どんな光源を当ててもオーロラ傷はまず見えません!
磨きのことを多少ご理解ある方は言われるでしょう、
「ホワイトパールだから当たり前!」
此れを言われた貴方、“素人”です・・・
色は関係ないのですよ、究極の磨きには!
丁度開店準備のため来店していた大阪店店長にも、
「この1ポリッシュの違いわかる?」
と聞いてみると、
「すみません、判りません私には・・・」
と言っておりましたが、納車の折天気も良く走り去るX-トレイルを見て、
「なんだあのホワイトパール・・・」
「今まで見たどんなにきれいなホワイトパールとも違う艶と色、これがパーフェクト磨きなんだー!」
照明下では強い光源に照らされ過ぎて、反射によりわかりずらかった意匠性の違いも、太陽光の下ではよくわかったようです。
ちなみに私は照明下でも、
「ほら最終磨きを行ったところは少し青みがかっているでしょう?」
と違いを認識していました。
白には青みがかった白と黄みがかった白とに大別されるでしょう。
この際反射率の高いのは青みがかった白です。
つまり反射率が高くなる=正反射をする=傷がより緻密になっている=塗装色が青みがかって見えるもしくは黄みが弱くなる、ということになります。
これは白の場合のたとえですので、ほかの色ですとちょっと解説は違ってきます。
今回の磨きはこのように、より反射率の高い塗装面を整えるのが主な目的です。
そのため、4ポリッシュも行っているにも拘らず研磨膜厚はわずか2μです。
貴方もこの顕微鏡レベルの磨きやってみます?
NISSAN ニッサン X-トレイル 20GT コーティング終了
左下の写真が一番わかりやすいですかね!
ホワイトパールが青みがかって見えませんか?
我ながらパーフェクト磨きです!
引き取りにみえられたお客様も、一目見るなり、
「何このきれいさ?」
「ある程度の変化は当然期待していたけれど、ここまでホワイトパールが変わるとは正直おもっていませんでした、期待以上です。」
「思い切って施工することにしてよかったです!」
ここまで喜んでいただけると施工した甲斐があります。
此れだけ出来栄えに喜んでいただけたのは、パーフェクト磨きだけの功績ではなく、今回ご指定いただいたコーティング剤エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュの功績も非常に大きいことを忘れてはなりません。
以前からあるコーティング剤も大変お客様にはご好評をいただいてきてはおりますが、このヴァンキッシュ系コーティング剤の評判はそれらをはるかに凌ぐご好評をいただいております。
実際先月あたりから今ご予約をいただいているお車の7割近くを占めるほどです。
今シリカコーティングは第三世代に突入し始め、機能や光沢やブランド性などではなく、本当に純粋なシリカが作り出す透明感と高耐久・耐擦り傷性能そして光沢では無く“艶”というところに落ち着き始めたのだと思います。
このようなコーティング剤の泣き所は、“高価”という点です・・・
純度が高いということは必然的に材料代も高くなり、
施工に関しても非常にシビアで難易度も高くなります。
当然このようなコーティング剤は、“屋外はもっての外”、
完全空調管理されたクロースドスペースでなければ施工はできません。
ちょっとでも塗り込み作業中に埃を咬み込めば、コーティング膜が傷だらけとなってしまいます。
つまり設備費・工場ランニングコストもかさむのです。
この様な事情で高価なものとなってしまいます。
ご理解いただけて、ご予算に余裕のあられる方は是非お試しください!
後悔させない自信はあります。
幸いにもお引き取りの日は晴天!
今日は雪道におびえることなく、安全にお帰り頂くことが出来ます。
“ほっと”しました。
せっかくここまで大金をお支払い頂いてきれいになったお車です。
雪のある時などは絶対乗らないようにしてください!
今後使用過程でのご感想等もお聞かせください。
このたびは施工させていただきありがとうございました。
車輛クラス:クラスL
施行コース:エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング+02パーフェクト磨きコース(軽度の磨きの究極磨き)
施工料金:195.195円税込(新車割引磨き-10%・特殊塗装割増[スクラッチシールド]+30% 適応)
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