2013年02月20日公開|マツダ
またまたマツダ車のご入庫です!
国内での絶対販売台数からするとかなり下位のはずなのに、
弊社のおける施行代数的には国産車ではトヨタに次いで2番目に多いのは面白い現象ですね。
これはマツダ車を選ばれるオーナー様が非常に車に対してのこだわりが強いことを表しているのでは?
クルマとしての本質的な部分を求めていくとマツダになるということですかねー
反面マツダ車に一回乗ってしまうと、“マツダ蟻地獄”にはまるとも言われています。
これは、他車国産車に比べリセールバリューが圧倒的に低く、他車に乗り換えようとするとかなり買いたたかれることから、再度マツダ車に乗り換えるしか方法がなくなるという話はよく聞く話です・・・
此方のオーナー様は鼻からマツダファンという訳ではなく、
日産→スバル→マツダという珍しい車歴の持ち主です。
この後マツダファンとしてマツダ車を乗り継ぐのか?
マツダ蟻地獄からマツダ車を乗り継ぐのか?
次のメーカーへまた乗り換えるのか?
いっそのこと輸入車にシフトしていくのか?
結構興味ありますねー
お勤めの会社はかなり輸入車オーナー比率が高いので、感化される可能性が高いかな?
かなりの高収入ですしねー
この部分かなり悲しい・・・
トランク奥と上部鉄板むき出しです。
しかも一部は車体色になっていません。
トランクヒンジも角パイプでこの形状、しかも配線はヒンジ外側に取り付けられています。
安っぽ過ぎでしょう・・・
車格・価格ともにクラウンクラスでありながら、このつくりは悲しすぎる・・・
昔のマツダの高級車、ロードペーサーを頂点としてコスモやルーチェなどは、
他社高級車と比較しても見劣りする部分は無かったような気がしますが、マツダはここの所このようなクラスの車は無かったので、“焼が回った”のかな?
このシートのオフホワイトと黒の部分の合わせ方非常に上手です!
シートを非常にスリムに見せる効果により、スポーティーに感じさせ、
かつステッチの使い方で高級感も作り出しています。
黒い部分にレッドステッチを使うこのセンスは流石欧州市場で鍛えられたメーカーだけのことはあります!
これトヨタなら、アメリカ市場がターゲットのメーカーですから、
オフホワイト部分にレットステッチを使いかねませんね・・・
この様に他社では作れないセンスが作れるメーカーだけに、トランク部分の手抜き的作りは悲しい・・・
もっともディーゼルエンジン開発費や生産コストを考えれば、どこかコストダウンをしなければいけないお家事情もあるでしょうし、生産台数が少ないことからくる部品調達コストが高いこともあるでしょうね。
こうなると、ロータリーエンジンの復活はまずないのかなー?
若かりし頃、ロータリーフリークであった私としては非常に悲しい。
もう一度サーキットに響き渡るロータリーサウンドとバックファイヤーを楽しませてくださいよ!
先日ご入庫いただいたアテンザと同じオフホワイトのレザーシートです。
納車からの経過時間もほぼ同じですが、汚れ方までほぼ一緒!
しかもオーナー様はこの汚れに気づいていないことまで一緒とは・・・
やはり日本人には革に対しての知識が不足しているようです。
パッと見のカッコよさだけでこのような色の革シートを選択してしまうけれど、
どのように気を付けメインテナンスしなければいけないかは蚊帳の外・・・
此処が一番肝心なのですがねー
お引き取りに見えた際のオーナー様のパンツは、“ブラックデニム”もっての外です!
革シートは決して丈夫な素材ではありません。
しかも一度傷んでしまったものは、簡単な方法では復元することはできないのです。
ですから革シートを使用する際には細心の注意をする必要があります。
色抜けを起こさない染料の着衣!
表面が滑らかな素材の着衣!
更にはシートサイドなどにもたれかかる様な乗り方はしない!
など最低でもこれくらいの注意は必要です。
当然定期的にクリーナーをかけその後プロテクションクリームの塗り込みを、
少なくとも半年ごとにする必要があります。
この様な注意や御手入れが嫌であったら本革シートは選択すべきではないですね・・・
時計や靴や服と同じで、高級品ほどきちんとした使用方法と管理が必要です!
先日のアテンザとは大違いの程度の良さ!
この違いはなんなんだ?
やはり最新塗料と既存塗料の違い、熟練性の違いでしょうね。
しかし柚子肌のひどさは同じですね・・・
此の改善は必要でしょう。
練プラ部分の傷の入り方も先日のアテンザと同じくらい。
ボデイにはほとんど傷が無いのに、なぜこのBピラー部分だけこんなに傷が入るのか?
納車までに行われる洗車の回数など知れていますから、ことによると組立間の段階から傷があるのかも?
練プラ部分はどうしても傷が入りやすい部分ですから、
できれば納車まで保護フィルムでも貼ってあればいいと思うのですが、ベンツさえそこまではされていない・・・
結構傷が目立ちやすい部分なのに、
どこのメーカーも意外とこの部分無神経なのは理解不能・・・
膜厚はやはりこのクラスとなると、120μ近くありますから安心です。
磨きが進行していって、トップ部分→左側面と進んでいくと、左フロントドアに何か変な傷が?
初めはただの擦り傷かな?
と思いましたが、さに非ず。
なんと“ペーパー目”です!
新車なのに・・・
不安になり膜厚計で測ってみると他の部分と同じように120μ前後の膜厚なので、少なくともディーラーで補修された痕跡ではないことは確か。
恐らくライン塗装段階での物咬みやタレがありその補修跡でしょう。
スノーフレイクホワイトパールマイカという傷の痕跡が分かりにくい塗装ですので見落としたようですね・・・
この様にマツダの問題点を挙げると熱心なマツダ信者の方にまた2Chで、
「オーナーの不安をあおって仕事を取っている。」
などと批判されるのかもしれませんが、不安をあおっているのではなく、
起きている事象をそのまま公示しているだけなんですがねー
逆にオーナー様もマツダ好きの方もあまりいい気持ちはしないので、仕事減らしていると思うのですが?
人それぞれの捉え方がありますので、お好きなようにご判断ください!
上記した部分以外はほとんど傷はありませんでしたので、研磨膜厚は2μで仕上がりました。
新車であればこのくらいの研磨厚で仕上がってくれるとありがたいですね。
なによりオーナー様にいかに膜厚を残すことが出来るかは大事な部分ですから!
先ほどのペーパー目の部分は02スタンダード磨きで試してみましたが、
全く歯が立たず・・・
オーナー様にこの状態をご連絡して、
さほど目立つわけではないので妥協をするか、部分傷取り磨きを行ってでもお直しするかをお聞きしたところ、
「せっかくの新車ですから部分傷取り磨き行ってください。」
とのことで、部分傷取り磨きによりきれいさっぱりなくなりました!
写真は取り忘れてしまいました・・・
疑問が残ったのはこのマフラーエンド。
先日のアテンザも納車からわずか2か月でしたが同じようにすでに錆が発生しています・・・
確かの今年はエンカル散布量は半端なく多いのですが、それにしても錆の発生が早すぎます。
他メーカーの車でここまで早く錆が発生しているのは見たことがありません。
これはメッキの材質に問題ありますね!
この問題に関しては根本的解決策はありません、残念ながら・・・
メッキ用コーティングをしたとしても、
メッキには長期定着できるコーティングは物理的理由によりこの世には存在しません。
もっていいとこ半年ですから、定期的にDIYメインテナンスを行っていくしかありません。
ことによると、NOXやSOXが関係しているのかも?
今回は磨きの新車割引が適用されていますので、この部分の磨きは行なっておりません。
とういのは、新車割引適応期間は納車から3か月以内で傷等が少ない場合に限り10%OFFとしており、本来その状態であればこのようなマフラーエンドも洗えばそれだけできれいになるという前提だからです。
ごめんなさい!
MAZDA マツダ アテンザ XD Lパッケージ コーティング終了
スノーフレイクホワイトパールマイカというきれいな白色の塗装です。
パールマイカにしては反射は意外と少なくソリッドぽい塗装で、欧州車的色合いの塗装ですが、それが磨き&コーティングを逆に引き立たせています。
高級感のある艶です!
このたびはマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティングですので、強い日差しの時などは、
マイカの反射に酸化チタンの反射が加わりかなりきれいに見えるでしょうね。
お電話で追加施工をなさるかお聞きした部分傷取り磨きを行ったところも、照明で照らして痕跡をご確認いただきましたが、
「まったくわからない、きれいになっていますね!」
とご満足頂きました。
部分的にかなり強烈な磨きを行っていますので、その部分の柚子肌感は未施工部分とは変わってしまいますが、その差が判らないようにきちんと周りに対してグラデーションしていきますので、まずプロが見たとしても判別不能でしょうね!
ただし御引渡し前の外装の最終仕上げタイヤWAXを施工している際発見してしまいました。
ホイル2本のナットホール部分に塗装の欠けが3か所・・・
御客様にお聞きしてみると、
「エ、・・・」
「新品をディーラーで取付してもらっているのですが、まったく気が付いていませんでした・・・」
とのことでした。
いくら信用しているディーラーといえども、作業を行った個所の点検だけはする必要があるでしょうね!
もっとも作業を行ったディーラーマンは気が付いているはずですが・・・
今回はお持込いただいた段階で、磨きの施行ご依頼内容が02スーパーライトから02スタンダード磨きに変更になってしまったため、作業日程がぎりぎりで、余裕行程が無かったのでかなりきつい施工ではありましたが、程度が良かったことが幸いで、焦るまでには至らなかったのは私自身はもちろんのこと、何よりも大事なお車がきちんと施工できたことはなによりでした。
本来は、
スーパーライト及びライトから上のランクへの磨きのご変更はご予約後はできませんが、たまたま今回は前の施工車輛の仕上がりが前倒し出来ていたため可能でした。
やはり仕事はだらだらやらずに、前に前に進めておくことは大事ですね!
これを実行するためには、安い油売りはお断りしないといけないかな?
H君!
車輛クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(軽度の標準的磨き)
オプション施行=部分傷取り磨き1区画
施工料金:110.141円税込(新車割引き磨き-10%・代車使用無し割引-10% 適応)
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