2013年03月22日公開|ホンダ
昨年の11月に新車ご購入直後に施工させていただいたお車です。
これはその時の写真です。
お住まいの地区は長野県でも非常に気候の厳しい地域・・・
そのため、特に冬の洗車はままならないどころか、
近隣エリアではGSですら洗車はほとんどできない。
そのため、少しでもきれいに長く乗れるように!
とのお気持ちで施工をお決めになられたそうですが・・・
見ての通り恐ろしい量の鉄粉がボデイに食い込んでしまっています・・・
この状態、今まで見てきた鉄粉の食い込みを起こしたお車の中ではダントツ一位!
とにかくすさまじい量です。
リアハッチ恐ろしいことになっています・・・
ご自身の巻き上げた水煙や土ぼこりが付着した中に、多量の鉄粉が含まれていたということになります。
当然側面も一面鉄粉だらけです・・・
矢印方向に行くにしたがい、鉄粉の付着量と大きさも大きなものが目立ちます。
フロントタイヤの巻き上げですね・・・
今回使用した鉄粉クリーナーは施行してあるコーティングには基本的には無害。
通常は1回の使用でほとんど除去可能なはずですが、
洗ってみてもほとんど鉄粉の付着数に減少がみられません・・・
いくらコーティングには無害と言ってもできるだけ使用は控えたいのですが、これではだめですので再度チャレンジ!
2回目はだいぶ減らすことが出来ましたが、まだ1/3くらい残っています・・・
施行してあるコーティング自体も耐薬品性、強酸にも耐えうるコーティング剤ではありますが、そうは言っても何回も繰り返すことは、コーティング自体が溶けてなくなりはしませんが軟化させてしまうのは間違いないことですので、あと1回が限度でしょう。
やもなく3回目のクリーナー作業実行!
ここまでやってやっとほとんどの鉄粉は除去されました。
しかしそれでもボデイ全体ですと50個くらいは残ってしまっています・・・
ここまで数が減れば、あとはトラップ粘土を使用して残った鉄粉を除去していきます。
当然使用する粘土は新品!
一つ鉄粉を除去するごとに、粘土の新しい面を出していきます。
結構めんどくさい・・・
しかし此処で手を抜くと、粘土にからめ捕られた鉄粉が傷を入れてしまいますから、
手を抜くことはできません!
外部の洗車拭き取りも終わり、ドア開けてサイドステップを拭きあげようとしてびっくり!
サイドステップのドア内部部分まで鉄粉が食い込んでいます・・・
しかも結構な量。
此処もシコシコトラップ粘土で処理いたしました!
“作業完了”
しかし、さすがに3回の鉄粉クリーナー作業はある程度コーティングは溶かしたことでしょう・・・
施工いただいているコーティング剤は、
エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティングですので、本来は基本耐久7年なのですが、これから毎年この鉄粉除去作業を繰り返す必要があるとしたら、おそらくあと2年が限界でしょう・・・
お引き取りにみえられた御客様、こんな珍しいどら焼きを差し入れてくださいました!
イチゴとあんことバターのどら焼き、初めて食べました。
何故私がイチゴ好きなのを知っていたのか?
違いますね、単なる偶然です・・・
此方のお客様、まだ小さなお子様がお2人いらっしゃるお若い奥様ですが、とても長野県でも辺境の地に済まれているとは思えない、きれいでセンスの良い女性です!
とっても気さくでお話ししやすい方ですので、なぜこの様な状況になったのか心当たりをお聞きしてみると、
「今年の積雪長は半端ではなく、6m近くの積雪量だそうです。」
「そのため道路は1日3回くらい除雪車が毎日作業をしていました。」
鉄粉の原因これですわ!
除雪車当然チェーンを4輪まいて、金属ブレードで雪を削っていきます。
この時大量の鉄粉が作り出されてしまう・・・
これでは気を付けるにも気を付けようはありません・・・
あとはできるだけ走行後に水をボデイに高圧洗浄機でかけ、
鉄粉が付着状態の時に洗い流すようにするしかありません。
付着を放置すれば、鉄粉は酸化され、徐々にコーティング~塗装へと食い込みを起こしてしまいますから・・・
大量積雪でしかも氷点下、なかなか頻繁には難しいでしょうが、できるだけ頑張ってみてください。
本日はわざわざお越しいただきありがとうございました。
おいしいどら焼きありがとうございました。
車輛クラス:クラスL
施工コース:鉄粉除去(クリーナー×3回・トラップ粘土作業)
施工料金:15.000円税込(消費税分とトラップ粘土はかわいい奥様なのでサービス 差別です)
PS:僕も私も安くして、という要求はのみませんよ、あくまで私の独断ですので!
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