2013年04月21日公開|アウディ
名古屋からお越しいただく常連の御客様です!
今回は部分補修施行です。
左サイドシルの傷を再塗装されてその部分を再コーティングのためご来店いただきました。
しかし、これ以外にもボンネットとフロントバンパーが気になるとのことでこの2パネルも再施工することになりました。
以前施工されたタイミングは今の磨き新システム&新コーティングに替わる直前だったため、施工コースはマーベラスフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド&02スタンダード磨きコースでした。
しかし昨年遊びにいらした際に見てしまったのです・・・
グラスコート・アルティメット&02パーフェクト磨きコースの施工完成車両を!
この時の印象が強烈で、今回は部分的ではありますが内容を変更して施工したいとのご希望。
「どうせだから全施行しようかなー」
と言い出しますが、
「まだバリバリコーティング効いていますし、艶も全然ありますよ!」
「もったいないからやめましょう。」
と説得すると、
「じゃあ、部分施工でもいいから磨きはパーフェクトよりもっとすごいの無いの?」
正に駄々っ子・・・
しかし、これがあるからまずい・・・
まだ正式公開していない、会員様オンリー施行コース“アルティメット磨きコース”!
この磨きはパーフェクト磨きコースの後さらに0.01μの研磨剤を使用して磨き上げるもの。
今回正式公開前ですが、施行車第1号!
これは、塗装の艶をさらに高める、目に見えないポリッシャーの微細傷をさらに処理することで、より光の反射を正反射に近づけるための磨きです。
パーフェクト磨きで仕上げた部分と並べて比較すると明らかに塗装の色が違います!
ただし、写真で分かるほどの差はありません・・・
しかし、目に見えないオーロラ傷がより微細に処理されることで当然意匠性は変わります。
判る方は一目瞭然!
判らない方はまだまだ修行が足りません・・・
ボンネット再施工の最大の理由、この連続して付いている飛石痕です!
本当は再塗装してから、と思われたそうで保険会社に申請を出されたそうですが、
「飛石の飛んできている方向が逆です・・・」
と言って、跳ねのけられてしまったそうですが、私が見る限りでは前方向から飛んできたように見えるのですがねー
そこでこの部分は部分傷取り磨きで対処してみることとなりました。
幸いなことにクリアーは削り取られていないようで、深い研磨をすれば何とかなりそう?
ピンポイントで最大21μの研磨の末、照明での確認はできないところまで飛石痕は無くなりました!
しかし側面からパネルに平行に透かし見るとまだ窪みの存在は確認できます。
これ取ろうと思えば磨ききることは可能ですが、少なく見てもあと10μ以上の研磨は必要そうです。
つまり膜厚が100μ切る可能性が・・・
心配な御客様は、TELで確認をしてきました、
「どうです取れそう?」
「「現段階で20μ研磨、この段階で正面から見る限り傷は見えませんが、透かし見をすれば窪みは判ります。」
「あと20μ研磨すればまず痕跡は完全になくなるでしょうが、そこまで膜厚を落としてまで磨く必要はないと思いますよ。」
「そーだね、まずわからないならここでやめときますか!」
賢明な判断です!
一見きれいに見えるお車ですが、冬季の間寒いので洗車はヤナセに任されていたそいうですが、どうもそれで洗車傷が入りまくってしまったようです・・・
いくらヤナセといえども、所詮は人の車・・・
適当に洗っているわけではないでしょうが、本人ほど神経質には洗わないでしょう。
人に任せた以上この程度はしょうがないですね!
微細に線傷残っています・・・
意外とヤナセの洗車傷深いものがあった?
これ←の写真でその理由説明できます!
↑鉄粉クリナーをスプレーしたところですが、クリーナーが斑斑になり紫色の曇りが出てきます。
これ微細な鉄粉が溶けているということ。
つまり鉄粉付着しているところをゴシゴシと洗車したことで、
鉄粉を引きずって傷を入れてしまった・・・
磨き上げても目立つもので5本くらいはあります・・・
これすらなくすとなると02プラス磨きコースの必要がありますが、現段階で使用過程車ですし、部分的補修磨きですからこの段階でそこまでする必要はない!
との判断であえてコースアップはしませんでした。
こだわり続けていたらお金いくらあってもきりがありませんからねー
やるなら数年後の全体の再施工時ですね!
再塗装自体は流石ヤナセきれいに仕上がってはおりますが、線傷はひどい・・・
ちゃんと磨いてやれよー
て、感じです。
御客様、
「この部分はどうせそれほど目立つところではないので、02スーパーライトの磨きでいいよ!」
このこだわりの落差は何?
傷自体は拭き上げ傷で非常に浅い傷でしたので、パーフェクト磨き仕上げレベルでもきれいに傷は無くなりました。
あー、良かった!
Audi アウディ A7 Sportsback 3.0 TFSI
quattro コーティング終了
バリバリに仕上がりました!
今回最後まで、コーティングを何にするかで迷われましたが、なぜ迷う?
全体施工してあるものを施工すればいいだけの話じゃないの!
違うらしい・・・
上記したように以前見てしまったグラスコート・アルティメットが気になるらしい。
恐らく次の施工で狙っているので、それを今回検証しようとしている?
たぶん。
施行中何回かTELがあり、いろいろ検討の結果、隣接パネルと極端な意匠性変化を避けることも考え、今回はマーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュで落ち着きました。
理由はやはり、トップコート・レジンがセットになっている!
アルティメットですとさらに追加でオプション施行になってしまいますから・・・
ただでさえ高いところに持ってきて更なる価格アップ。
やっと無駄遣いセーブしてくれました!
彼女もホー
お引き取りに見えられ、ボンネットをご確認いただきましたが、
「飛石痕はこの程度は見えないからOK!」
「アルティメット磨きこれすごいわ、全然艶が他のパネルと違う!」
「色も濃く見えてすごくいい!」
ご満足いただけて光栄です。
横にいる彼女にも、
「すごいよね?」
「きれいになったでしょう、良いでしょうー」
はっきり言ってそんなことどうでもいい彼女ですが、すごく優しい子なので、
「そうだねー」
「良かったね!」
と優しく答えてあげていました。
いい彼女です!
更には今回此の彼女がアウディA1の新車をご購入されてるので、その施工もご依頼いただきました。
彼女はそれほど車の意匠性にこだわりはもたれていないので、高額施行をするわけでもないですから、
「それほどこだわらないなら、名古屋でやったほうがここまでの足代や手間考えたらもったいなくない?」
と、言ってみたのですが、
「今まで地元で何回も施工してきたけど、簡易施工レベルでもまともなことしてもらえた経験ないので、ここでやる!」
そこまでご信頼いただけるといはありがたい限りです。
それでは7月まできれいに乗っていてくださいね。
洗車は多少はしてください。
このたびはありがとうございました。
車輛クラス:クラスLL
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング
磨きコース=02パーフェクト磨きコース(ボンネット・フロントバンパー 軽度の究極磨き)
磨きコース=02スーパーライト磨きコース(左サイドシル 軽度の簡易磨き)
オプション施行1=アルティメット磨き(会員様限定至高の磨き)
オプション施行2=部分傷取り磨き(ボンネット1区画)
施工料金:59.064円税込(補修基本料・濃色車割増磨きランク1+15%・輸入車割増磨き+10% 適応)
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