2013年04月13日公開|アルファロメオ
アルファロメオにしては渋い色です、ガンメタ アンスラサイトグレーというお色です。
アルファロメオというとやはり定番はアルファレッドが代表されますが、
どうもそのルーツはレースでのナショナルカラーにあるようです。
レースではイタリア車は赤がナショナルカラーだったそうです。
ですから、アルファロメオに限らずフィアット・アバルト・フェラーリ・ランチャ・ランボルギーニ(最近は違いますが)等イタリア車では赤の人気が高いようです。
しかしマセラティだけは赤は似合いませんね!
個人的にはイタリア車だからと言って赤というのはベタ過ぎて好きにはなれません・・・
此方のお車のオーナーは年配の女性ですが、ベタな赤ではなくこのような珍しい選択アンスラサイトグレーを選ばれたことで、却って通に見えますね!
実際かなりのアルファニストらしい?
しかし最近のアルファロメオの内装の質感はすごくいい!
このグレーがかったブルーの金属トリムアルファロメオ独特の素材です。
スイッチ類も、車体の丸みを意識した円形に統一してあることで、
デザインに非常にまとまり感があります。
この様なセンスは、国産車では永遠にイタリア車には近づけないでしょうね・・・
メーターもシンプルなことが最高に良いですね!
特に凝ったつくりや特別な素材が使われていないですが、とにかくまとまり感がある。
これ個人的感想ですが、大きな2つのメーター特徴的なヘッドライトとイメージをかぶらせている?
センターコンソールも特別凝ったつくりでもありませんし、シフトブーツやサイドブレーキブーツも合皮というよりビニールに近い程度の物しか使われていませんが、それでも安っぽさは感じさせないところは流石です。
やはりこれも部分的問題ではなく、トータルでのデザインセンスの妙なのでしょう。
この様なセンスの良さが、壊れる・ぼろいなどのアルファロメオのマイナスイメージを払拭してもなお、根強いアルファニストをひきつけ続けるのでしょうねー
やはりドア内装自体も特に高級な素材は使われていません。
↑左の部分は合皮であえてシボは無し!
↑右は非常に細かくかつ荒いシボ!
この極端な組み合わせが非常にまとまりのある質感を作り出しています。
この部分結構感激しましたねー
このボデイ色だからこそ映える赤の本革シート!
赤自体の色目の選択の仕方も絶妙です。
サイドサポート部分の下の部分はアルカンターラが使用されていますが、
この微妙な色と質感の差がまた良いですねー
更にはこの形状縫い合わせの生地の合わせ方など涙ものです!
アルファロメオのブレーキは非常に良いキャリパーを昔から採用しています。
此のお車もブレンボがおごられています!
しかし伝統的に効かない・・・
此処が完全でないイタ車の良いところ?
御客様納車のその日にもうホイルを擦ってしまった・・・
しかも旦那様が!
うれしいはずの納車の日が一転、険悪な雰囲気の1日に暗転してしまったとか・・・
ま、スタッドレス用にしましょうー
1.4Lターボ、いま欧州で流行のダウンサウジングによる過給により高出力を得るタイプのエンジンですが、今までのアルファロメオのエンジンと比してどうなのでしょう?
私のアルファロメオのエンジンに足しての印象は、大昔FRだった頃のエンジン印象は非常に良い!
よく高回転までまわり、サウンドもパワーも申し分なし。
しかしツインスパークなどFFに変更されてからは、乗り味はあるものの、
正直タルイ エンジンという印象です・・・
果たして現行最新のエンジンのフィールはいかに?
一度乗ってみたいですね。
全体からすると非常に程度が良い!
しかしボンネットにはおそらく塗装物咬みの補修を、サンダーで行った痕跡が2か所あります・・・
直径2~3cm位のペーパーをかけた痕跡。
そのあと痕跡を消すための磨きが行われた様子はありません・・・
流石アルファロメオ!
昔からアルファロメオのメーカー出荷レベルはダントツに悪いのは周知の事実でしたが、最近のアルファロメオは非常にクオリティーが改善されてはきましたが、
まだまだ完全というところまでは達していないようです。
今回は此のお車、正規発売前に御客様は手に入れられたいわばチョンボ購入・・・
インポーター承知なのがアルファロメオらしさ?
そのためPDIでの作業はたったの半日。
ディーラーも形だけ通過しただけですので、ディーラー作業もなし。
気が付いていたかもしれませんが、チョンボ購入だからと目をつぶられた?
ま、だれの乗っていないときに日本で一番早く乗れたので、これもアルファロメオのご愛嬌ということで!
ただしこの傷かなり深い・・・
今回の磨きのご依頼は、02スーパーライト磨きコース、1回のみの磨きですから完全に取りきることはできないでしょう。
ご予算上限があるために部分傷取り磨きもできませんから、ご勘弁を・・・
膜厚は133μあり、ドイツ車に比べれば車格的には20μ位厚めです。
これはおそらくメーカーの塗装ラインの性能上の問題でしょう。
ドイツメーカーはお金もちですから最新設備、少ない塗料で最高の塗装が可能。
しかし、アルファロメオは貧乏会社・・・
最新塗装ラインなどないでしょう。
その分厚吹きになってしまう。
これオーナーからすれば逆に良い部分でもあります。
側面部分も目立った傷は此の左リアクオーターと其の直近部分のリアバンパーのみ。
ここまで傷が少ないのは、ベンツでも非常にまれです!
ボンネットの物取り痕さえなければほぼパーフェクトと言えたでしょう。
この程度の傷でしたら、02スーパーライト磨きコースでもきれいになくすることが出来ました。
昨年より導入したコンパウンドの威力です!
ある程度傷も処理できなおかつ、仕上げに必要な艶も作り出す。
化学の進歩はすごいです。
やはりボンネットの物取り痕は残ってしまいました・・・
左側の物取り痕は上の写真→ほんのちょっとの痕跡残りですが、右側の物取り痕は←のように水銀灯を当てるとはっきり確認できてしまいます。
ただし納車の際、ご確認いただきましたが、太陽光では上面から見ても全くわからない!
ただし、場所が特定できていて、透かし見をするとなんとなくわかる。
此の位はOKとのことでした。
ボンネットの研磨の必要があった部分で2μ程度の研磨でしたので、問題のなかった部分の研磨はおそらく1μにも達していないでしょう。
Alfa Romeo アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ
コーティング終了
鼻から程度が良好だったので、磨き&コーティングを施工することで更なる意匠性アップは当然!
ご納車前に販売をされた車屋さん、今回弊社をご紹介してくださった方2名が御確認していただきましが、
「やはり磨くと全然変わるねー」
「コーティングの透明感も良い感じ!」
「塗装色もより濃く、車のメリハリがついたね。」
とべた褒めいただきました。
やはりクオリティーを評価できる方にご覧いただくと、施工者としては非常に楽です!
御客様かなりの車歴の持ち主。
当然今まで良い物・悪い物を見抜かれた強者です。
しかし、
「此れなら満足いただけるでしょう!」
安心いたしました。
とにかくこの車屋さんからご紹介いただくお客様はうるさ型がほとんど。
しかもよくあるただの頭でっかちではなく、本物を知り尽くした方がほとんどですから、
いつも納車の際はひやひや物ですが、逆にクオリティーの評価の仕方がプロ視点に近い分だけ楽かもしれません。
こだわるべきポイントが分かっていますから!
ちなみにこのこだわりの車屋さんスマイルさんです。
普通の車も当然販売されていますが、長野県ではめったに見ないような変な?
珍しい車も常時展示されています。
1回見に行かれても面白いですよ!
今回さらにフィアット500ラウンジの御客様もご紹介いただきました。
御客様は免許取りたてのお若い女性!
こりゃー力入りますね!
このアルファロメオのお客様もこれで2台目の施工です。
毎度毎度ご依頼いただきありがとうございます。
又楽しいアルファライフをお楽しみください。
車輛クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=02スーパーライト磨きコース(程度良好新車向け軽度の磨き)
施工料金:97.400円税込(リピーター割引-20%・代車使用無し割引-10%・新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨きランク2+10%・お引き取りご納車費用 適応)
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