2013年05月25日公開|プジョー
新潟県の過去施工いただいている御客様のご入庫です。
ゴールデンウイークをご利用になられ、弊社近隣のホテルに1泊されてお帰りになられる予定でお越しいただきましたが、施工は終了しましたがお引き取りは今日となりました。
何故?
先日ブログ上で新着情報に掲載された代車事故のご本人(ご本人のご希望により詳細を掲載しています)だからです。
弊社代車修理は、すでに先週終了していますが、相手方の修理完了及び示談書の作成に手間取ったようです。
今回のように、弊社が御貸し出ししたこちらのお車のオーナー様の保険も使用不可、
事故を起こされた又貸し相手のご友人の保険も使用不可、という場合、弊社代車及び相手方車輛の修理代は全額実費支払いとなります。
そのためこれら損害金の支払い、示談が終了するまではお預かりいたしている御客様のお車は担保としてお預かりすることとなってしまいます。
そこまでしなくても・・・
と思われるかもしれませんが、これは逆に後々のトラブルを防ぐためにも必要な措置です。
代車の修理費用はおいておいたとしても、相手方に関しましては、事故当事者が支払いを行わない場合、最終支払い責任者は車輛所有・使用名義である弊社と民法上なるからです。
このような賠償支払は最悪裁判等で争われる可能性があることにつきましては、なあなあの解決は絶対行うべきではなく、例外なくきちんと処理の終了を確認する必要があります。
これは友人・知人同士でも必要なことです。
今回の出来事をきっかけに、このような又貸しについて来店される御客様にもお聞きしてみると、やはり結構気軽に貸したり借りたりを行っている方が結構いらっしゃいました。
その際、ご自身の保険や貸し借りされている車の保険の内容等は全く気にされていないようです・・・
つまり今回の様な賠償が起きる可能性がある貸し借りが行われています。
今回は幸いただの物損事故、しかしもしこれが人身最悪死亡事故だったらと考えた場合、このようななあなあの貸し借りの代償として、人生を棒に振ることとなってしまいます・・・
今回の事故で、保険使用が出来なかった理由の一つ、お客様の保険は家族限定だったので、又貸し相手はご友人ですので免責となってしまいました。
運転者限定が無ければセーフだったのですが!
後気を付けていただきたいのは、特にネット型保険に多く見られることだそうですが、そもそも“他車両運転特約自体が保険に組み込まれていない”物が多くあるそうです。
つまり保険加入されているお車以外では一切保険は適応されない・・・
借りた車が保険未加入であったり、加入はあるが家族限定で在れば“万事休す”となります。
一番肝心なことは、人の車は“借りない” 人に車は“貸さない”を肝に銘じることでしょうね!
2年前に施工いただいてきちんとした管理はされてきてはいますが、やはりそれなりに水染みはできてきています。
まだまだ初期症状ですが。
此の位の段階で、一度水染みのメインテナンスを行うことは意匠性を保つうえでも、コーティングの寿命を延ばすためにも有効な措置です。
自信がおありの方は、市販のスケールリムーバーや水染み落し剤を使用してご自身でもメインテナンスは可能ですが、使用されているコーティング剤とこれら市販ケミカルとの相性につきましては弊社では責任を持つことはできません。
あくまで自己責任となります!
よく、このような事に関して、
「どの銘柄のケミカルを使用すればいいか教えてほしい?」
というお問い合わせがありますが、
残念ながら市販品につきましてはそこまでの調査は行なっていないため確実なお答はできません。
または、
「御社使用のケミカルを譲ってほしい?」
との、お問い合わせもありますが、これもできないのです・・・
弊社が使用する様なスケールリムーバーは、“毒物・劇物”などに属します。
非常に取り扱いが難しく危険なケミカルです。
もしこれで、物的・人的事故が起きた場合販売責任が生じてしまうため、お譲りすることが出来ないのです。
確実性を取るのであれば、施工料金はかかってはしまいますが、専門店でのメインテナンスを依頼されるほうがよろしいかと思います。
さほど多くの水染みは付着していないので、↑の写真では水染み除去による違いは微妙にしか判りませんが、↓の写真の左右を見比べると、明らかに→の色が濃く見えませんか?
これはいくらきれいに管理しているつもりでも、コーティング上に徐々に不純物が堆積してきているためです。
その物質は主に大気中を浮遊しているシリコンオイルや、
洗車の際使用されているシャンプー剤の界面活性剤などです。
ことによるとPM2.5も有ったりして?
これ等不純物が塗装の曇りや艶の減退や機能障害を引き起こしています・・・
これ等をスケールリムーバーで除去することにより施工直後の様な艶を再び取り戻すことが出来ます!
ただし、傷をつけてしまっている場合は、逆に目立つ可能性も出てきます・・・
今回は管理状態が非常に良好でしたので、傷が目立つというようなことは起こりませんでした。
傷が目立つようになったらどうするの?
これはこれで処理する方法があります!
ただし軽度のスクラッチまでですので、深い傷は無理です・・・
弊社コーティング専用に作られた傷取りメインテナンス剤を使用することで、かなりの意匠性回復をすることが可能です。
この傷取りメインテナンス剤は、ご希望があれば必要量をお分けすることは可能ですのでDIYメンテを行うことも可能です。
すでに数人の御客様がご購入いただきDIY施工を行なわれていますが、
ご感想は良好です!
以前施工いただいた際に、
フロント部分はエクセペル・ペイントプロテクションフィルムによりフルラップされたいましたが、今回はドアカップへの追加施工です。
フルラップ施工時この部分はカットデーター対象外だったためむき出しになっていましたが、ここが気になられるとのことで、型取りでの追加施工もご依頼いただきました。
確かにここも飛石を受けやすい場所ではありますねー
面白いもので、飛石はプロテクションフィルムの隙間を狙ってのごとく飛んでくるようです。
もっとも、プロテクションフィルムがあるところは飛石受けてもダメージないですからそう見えるだけなのですが・・・
以前施工させていただいたフィルム施工部分は最後にシーラント加工を施します。
ただしこれはサービス施工!
エクセペルのフィルムは表面がコーティング処理されています。
しかしこれも時間経過とともに傷んできますので、その再生を行うのです。
これにより艶も戻り、紫外線のダメージも少なくすることが出来るようになります。
車庫保管車輛ですので、2年経過していても非常に状態は良好でしたが、
何よりもオーナー様ご自身がこまめにお手入れなされていたことが大きな要因でしょうねー
予想外のアクシデントにより1か月近くお預かりすることになり、この間ご来店の御客様の多くもこのお車をご覧になりましたが、その際、
「この車格の車で、ここまでお金をかけてプロテクションフィルムまでやる必要があるのか?」
という御意見の方も複数いらっしゃいましたが、そのご意見ちょっと違っている様な・・・
先日もC63AMGブラックシリーズで、フルラップの見積もり依頼いただきましたが、
施工依頼には至りませんでした。
理由は、
「その金額なら塗装修理できるジャン!」
とのことでした。
確かにその通りですが、きれいになるけどオリジナル塗装ではなくなる・・・
しかもいつも飛石を食らわないかをビビりながら走る・・・
これ等を考えたとき、車格云々で施工価値があるかないかではないことは明白でしょう!
問題はこだわり。
再塗装すれば、も間違いではありませんが、日々増えていく飛石痕を目にするストレスもいかがなものでしょう?
私は、足車ならこのような事気にもしませんが、至宝の一台と思う車なら耐えられませんね!
この思い、車格の云々は関係ないでしょう。
価格が高い車だから大事にするとか価値があるか的考え方“大嫌い”です。
が・・・
そうは言ってもこの車に―
はありますが・・・
今回はいろいろありましたが、これを教訓に車の貸し借り気軽に行わない様に注意しましょう!
高い授業料になりましたから・・・
車輛クラス:クラスM
施行コース:
オプション施行1=スケールリムーバー(水染み除去)
オプション施行2=エクセペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×2か所・フロントバンパーナンバープレート左右部分)
オプション施行3=マフラーエンド・コーティング
施工料金:45.100円税込(エクセペル・ペイントプロテクションフィルム リムーバー作業サービス)
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