2013年06月11日公開|アウディ
弊社の常連様でもこの初代TTお乗りの方がいらっしゃいますが、3.2クワトロSラインですので250psありますが車重は1.500kgもあります。
車格の割には重すぎの様な気がしますが、クワトロですのでしょうがないのですかねー
こちらはベーシックモデルですのでクワトロではなくFFです。
パワーは排気量半分近いですけど180ps出ていますし、
なんといっても車重が1.330kgというのが良いですねー
それでもパワーウエイトレシオ的に言えば圧倒的に3.2クワトロSラインのほうが有利ではありますから、単に速さから言えば圧倒的でしょうが、
ワインディングでの楽しさは車重によりだいぶスポイルされてしまうでしょう・・・
しかし、1.8は1.330kgこの-170㎏はヒラリ感からすると大きなメリットとなるでしょう!
ただし、FFというのが悲しい・・・
この車体形状からして、FRでしょうー
単に私がFF嫌いということも有りますが・・・
昨日懇意にしていただいているアルファロメオの御客様がチョイ施行にいらして、
「試乗してみない?」
とのことで、いつものテストコースへ。
スペック的にはFF、150ps、1400kg速い訳はありません・・・
過去このお車のエンジンと同じ156を所有していましたから大体の想像はつきます。
やはり想像どうり遅い・・・
しかし、156の時ほどFFぽさは感じさせない!
御世辞にもレスポンスが良いとは言えませんが、
ストレスなく高回転まできれいに回るエンジン。
スパイダーということも有り重心高は圧倒的に156より低い。
それが影響して非常にヒラリ感が楽しめる!
昔は絶対的速さこそスポーツカーだと思っていましたが、歳のせいなのでしょうか、最近はフィーリングという部分も大事な要素だなー
と、感じるようになってきました。
結果、最近では全くスーパースポーツ興味持てません・・・
このTT1.8中古車相場を見てみると、100万円前後が主力価格帯ですが、中には40万円などという価格の物もあります。
ある程度日常使用性もありますし、なんといってもこの価格は魅力です!
遊び車に持つにはいい選択ではないでしょうか?
日常の倦怠感から抜け出し、プチドライブ。
ストレス発散には最適でしょう!
しかもプチリッチ気分も楽しめる?
使い切れないパワーと使えない機能の高性能車(某BMWなど)より、全然このようなお車のほうが楽しいですよねー
またまた雑談が長くなりました。
今回のご依頼は、ヘッドライト磨きとエクセペル・ヘッドライトプロテクションフィルムの施工です。
この様な部分的施行であっても、↑の写真のように施行に関係ない部分はマスカーで覆い隠してしまいます。
当然ヘッドライト周りは何重にもマスキングを貼り、周辺部分に傷を入れないよう防御します。
プロ施工店の中には、
「プロは絶対施工場所以外にダメージを与えることは無いので、マスキングの必要性はありません!」
などと言われているお店もありますが、私はそんな冒険はできません―
単にへたっぴということも有りますが、お預かりさせていただくお車少しでもリスクは減らしたいですからねー
あと、このような部分施工の場合は車外・車内ともにクリーニングは致しませんので、汚したくないというのもありますが・・・
一見すると、致命的ダメージまでは行っていない様に見えるライトカバークリアーですが、
よくよく見るとかなり深刻な状態です。
クリアーが亀の甲羅状になりクラックが入り、しかも刷毛目の様なものが見えます?
この様な状態純正クリアーでは見たことの無い症状です。
まずはヘビーポリッシュの最初の定番ペーパー#1.000からスタート。
が・・・
ペーパー滑ってしまって全く歯が立たず?
それではと#800に変えてみても、
多少はペーパー入りますが片目の半分磨くのに15枚消費しかも1時間もかかります・・・
そこで、#320番登場!
それでも残りの半分磨きこむのに4枚消費・・・
何故?
どうもこのクリアーやはり純正クリアーではない・・・
つまりあとのせクリアーと言う事になります。
どうもイサムのヘッドライト用スパーハードクリアー?
四苦八苦の末このクリアーを剥離してみると、これまた驚きの状態!
#100位のペーパーをかけた様な恐ろしい深さの傷の山・・・
この傷全部取り除くのは無理。
ある程度平滑面ができるレベルまで磨きこみ跡はヘッドライト用フィルムのクリアー効果で残った傷が消えるのか?
試しに端材を貼り込んでみて様子を見るとOK!
形状的には極端な3次曲面がないため、割と楽に貼り込むことが出来ました。
今回はヘッドライトカバー専用フィルムのクリアータイプを使用しました。
ライト内部がメッキではなくマッドブラックのため、ピカピカしたような意匠性にはなりませんでしたが、それでも施工前と比較して別物の透明性です!
其れと謝らなければいけないことが・・・
以前何回か書いたPPFフィルムについてですが、海賊版闇業者と言っておりましたが、実はアメリカのエクセペル本社と販売契約を結び、日本正規輸入元となられたそうです!
ただし、弊社などが属するエクセル・ジャパンとは全く別グループとはなりますので、PPF施行車輛のご入庫はできないことは変わりがありません。
PPF施行車輛のクレーム等は、PPFディーラーグループでご対応ください。
Audi アウディ TT 1.8 エクセペル・ヘッドライトカバー
プロテクションフィルム施工終了
お引き取りに見えたオーナー様も驚き!
「あれだけ曇っていたものが、ここまできれいになるんですねー」
と、期待していたレベルをはるかに超えていたようです。
フィルム自体の存在も、
「こんなにわからないんですねー」
と、驚かれていました。
“よかった、良かった”
代車にシトロエンのC3をお出ししていましたが、これがまた楽しかったそうです。
「車体が軽くて速いですねー」
「セミオートマもとても楽しい。」
「ドイツ車と違ってすごい個性的ですね」
「今度は新車のフランス車買おうかなー」
と、かなりの気に入り様です。
食わず嫌いは、車では結構あるんですよねー
私も結構その一人・・・
車輛クラス:クラスS
施行コース:
オプション施行1=ヘッドライトカバー磨き(ヘビーポリッシュ)
オプション施行2=エクセペル・ヘッドライト専用プロテクションフィルム(クリアー)
施工料金:36.750円税込
メーカー別
月別バックナンバー