2013年06月30日公開|アバルト
以前ホイルコーティングを施工させていただいた御客様ですが、ついに神様のお許しが下りボデイ本体のご依頼を頂くことが出来ました!
以前はご実家で車庫保管だったそうですが、お仕事の関係で引っ越された事により露天駐車となってしまい、日々ダメージを受けていく愛車をなすすべもなく見守っているだけだったのがとても悲しかったそうです。
新車時にガラスコーティングをディーラー手配で施行はされていますが、すでに4年の歳月は流れ、残念ながらコーティングは跡形なく消え去っていました・・・
しかし、現段階ではコーティングは消滅してしまっているとはいえ、
ボデイ保護をされていた期間があったことで現在のお車のコンディションを保てていたことは疑う余地はないでしょう!
それを示す一例として、水染み⇒イオンデポジットですが、4年経過車で露天駐車としてはほとんどダメージが無いと言っていいでしょう。
これはコーティングが存在しているときに、
コーティングが犠牲被膜となり水染みを引き受けていてくれたおかげです。
新車時は出費を抑えるためにコーティングは施工せず、ダメージが目立つようになってからリセットすることも含め磨き&コーティングを施工する、というのも一つの選択肢ではありますが、この際の施工はどうしてもハードな内容となってしまいます。
出来れば、新車時にコーティング施工をしておけば、数年後の再施工時には軽度の施工で済みますので、新車時からのコーティング施工を行なう方がお勧めです!
ホイルだけはガラスコーティング施工済みでしたので、簡単に洗車だけできれいになります!
アバルトの場合、普通のフィアットとは違いかなりの強化ブレーキが装着されていますので、そこから吐き出されるブレーキダストはすざましい量です。
なのにホイルは白、これでコーティング未施工でしたら、よほどこまめに御手入れされていない限り短期間で悲惨な状態になっていたことでしょう。
やはり輸入車にはホイルコーティングは必需品です!
アバルトチューンのインタークーラー付ターボエンジンです。
1.4Lでありながら135psをたたき出しています。
昔のNAのアバルトチューンエンジンでしたら、ピーキーな高回転型エンジンで下がスカスカとなってしまいましたが、ターボのおかげで低回転からトルクが盛り上がってくれるため、
扱いにくさは感じないでしょう。
ただし、過給機嫌いな私にはあまり魅力は感じられませんが・・・
これは好みの問題ですので、良し悪しとは別問題です。
アバルト純正のブーストメーターですが、純正ならではのシフトアップタイミングガイド表示が組み込まれています。
これはこのような吹け上がりの良いエンジンにはありがたい装備です!
レーシングカーでも、シフトアップポイントでのタイミングランプなどは必需品ですから、チューニングカーとしては当然の装備です。
フィアット500がベースなので、このような一体型メーターが装着されていますが、
これはかなり視認性は良くない・・・
確かに全体とのトータルデザインバランスからするとよいのですが、走りを強調するアバルトとしてはこれは飛ばしているときはかなり情報が判りずらい様な気がします。
英国車ならスタックメーターに換装して機能追求でもいいのですが、いかにせよイタ車の場合は独特のデザイン性が大きな要素を占めるために、スタックメーターという選択はできないのでしょうねー
実際このように個性的なデザインですから、機能追求ではなくデザインありきになってしまうのは当然です。
そこがイタ車であり、アバルトの良いところでもあります!
とはいえ、徹底したコストダウンも行われているにも拘らず、国産車のように商業車?
と、感じさせるような安っぽさにつながらないのは流石フィアットです。
しかも使いやすさや判り易さも両立されているところは流石です!
売れるべきして売れている車ですねー
おしゃれなところを残しながらも、
チューナーアバルトが作った車らしく走りの雰囲気プンプンと漂わせる作りのアイテムです。
これ等の作り方はフィアット500とは全くコンセプトが違うことがはっきり見て取れますねー
欲を言うなら、ステアリングの10時10分部分の内側がシートと同色の赤だったら、もっと過激な雰囲気になったでしょう。
シートは黒と赤のコンビ本革シートです。
この価格でここまでできるのは流石アバルト!
赤革部分の形も、ボデイのデザインに合わせて丸みを強調しているため、デザインの統一性や流れを強く感じさせてくれます。
しかしさすがにドア内張りは合皮ですが、これは仕方ないでしょうねー
されどこの価格でここまでのデザインと素材・質感に仕上げられるのは、
国産車も見習ってほしいですね!
しかも性能も半端ないですからねー
かなり個人的偏見でほめ過ぎ?
マクロカメラを使用してもこの程度しか傷はうつりませんが、肉眼で見るとこの10倍以上の傷が見て取れます。
水染みの付着やその進化には犠牲被膜としての効果は大いに発揮してくれた新車時のコーティングですが、耐擦り傷効果はあまりなかったようです・・・
そこで今回は傷をきっちり処理するためにオーナー様が選ばれた磨きコースは、
“02プラス磨きコース”
しかも仕上げ感も求められ、
“パーフェクトコース”
を奢ってくださいました!
02プラスパーフェクト磨きコースは最大研磨厚8μをめざし、できる限りの傷を取り去っていきますが、問題は残存膜厚です。
しかしこのお車174μもありますので、まったく問題はありません。
ただし、以前左フロントフェインダーと左ドア板金補修をされているそうですので、
そこがどのように再塗装されているかが問題ではあります。
弊社依頼の板金補修ではないので、施工内容・施工レベルが事前把握できていないため、手探りで磨いていくしかありませんが、ちょっと不安・・・
結局7μの研磨となりました。
傷の処理は、極端に深い傷数パーセントを残してほぼ完ぺきになくなっています!
ごく少数残っている傷も、
自然光ではまず見えることは無いでしょう。
此れ見つけることが出来たとしたら、神業です!
昔から、イタ車の塗装はボロイとか、フィアットの塗装は軽自動車以下などと言われ続けてきましたが、どっこい今のイタ車・フィアットの塗装は、仕上がりレベルにはまだ問題はありますが、
塗料品質としては国産車よりも上でしょう。
コンパウンドの絡みや焼き付きがほとんど起こらないのがその証拠!
02プラス磨きコースはファーストポリッシュはかなりハードな磨き方となりますが、無駄な研磨傷が入らないのがその証拠です。
塗装硬度と密度が安定しているために、バフの滑りが良いのだと思います。
しかし、問題の板金再塗装ヵ所・・・
やっぱり駄目です。
まずはペーパー目がパネル半分くらい残っています・・・
しかも細かな物咬み痕がかなりあり、バフは滑らずポリッシャーは暴れます。
板金再塗装を依頼された工場をお聞きしていたので問い合わせると、
「自費修理だったため、価格を抑えてくれとのご依頼でしたので、それなりの修理方法です。」
「クリアーボカシをしたかは覚えていません。」
とのことでした。
補修レベルの低いことに納得!
とはいえここも何とかしなければならないため、ほかのパネルよりポリッシャーの回転速度を下げ、プレス圧もかけないよう時間をかけて慎重に磨き上げていきます。
その甲斐あって、その他パネルと変わらない肌感仕上がりとなりました!
弊社で磨きコーティングの施行ご依頼を頂く場合、
できるだけ板金補修は弊社経由でご依頼ください!
其れにより補修価格が高くなることはありませんので。
塗装仕上がりに関しましても、
仕上がりレベルの指定および検査も弊社が責任を持って行えるため、其の後の磨き&コーティングもより完璧な仕上がりとすることが出来ます!
板金塗装の値踏みはそれなりの仕上がりにしかなりませんよー
FIAT フィアット ABARTH アバルト 500 エッセエッセ コーティング終了
ある方に言わせると、塩ビ管の様な色、と言われた Grigio Compovolo グレーという塗装色ですが、見事に艶々に仕上がりました!
02プラス磨きコースをご指定いただいたことで、使用過程での傷みもリセットされ、紫外線で劣化して曇っていた部分のクリアーもなくなり、かつパーフェクト磨きコースの仕上げのご指定を頂いたことでこれだけの仕上がり感を達成いたしました。
弊社で何回も施工経験のおありの御客様は、
スタンダード磨きコースとパーフェクト磨きコースの意匠性の差ははっきりと認識されています!
まだ数人ではありますが、会員様限定のアルティメット磨きコースに至っては、
「だまされたと思って施工してみるか・・・」
と、おっしゃって疑心暗鬼で施行してみると、
「此れもだまされたというのでしょうね、ここまで違うとは!」
施行された方は皆さんその違いに驚かれます。
磨きのランクの違いは、見る方が見ればその差は歴然です!
中にはそれがわからず、
「新車のようになるといったじゃないかー」
と、クレームを頂くことも有りますが、こればかりは個人的主観ですので、私が感じる仕上がりの良し悪ししか判りません!
こちらの御客様は、お引き取りにみえられた際のご感想は、
「新車みたい!」
「嫌、その時以上の艶だー」
「此れは大事に乗らなければいけませんねー」
と、お喜びいただきました。
更には、お預かり期間中に奥様の待望のご懐妊も判明し、まさに気分はウキウキ!
“おめでとうございます”
今回コーティングのご指定は、
“マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”
最近は輸入車の御客様には大人気の親水性コーティングです!
人気の秘密は、高膜厚・高硬度・高耐久という3種の神器を兼ね備えていることと、本年度8月まではメーカー様のご厚意により、初期成膜保護用トップコートがセットになっていることが人気の理由です。
ただし、本年度7月末ご予約をもってこのメーカーキャンペーンは終了し、
トップコートはオプションとなってしまいます・・・
しかし、新たにもう1種類のトップコートが追加され、
疎水・滑水機能を持ったヴァージョンⅡの、トップコート・コクーン バージョンⅡが追加されます!
このバージョンⅡは、初期成膜時のレジン保護膜機能は当然として、親水性・滑水性コーティングであれば更なる超滑水機能を付加します!
弊社施行の既存施行車輛であれば追加作業も可能です。
ただし耐久性は低いため、この機能を持続させるためには、
3か月ごとのメインテナンスが必用となりますが、
追加作業は簡単なためDIYメインテナンスが簡単に可能です。
一戸建て住宅ではなく、洗車場ご利用の場合でも施工は可能です!
HP上でのご案内は8月以降となりますが、現在でもご依頼は可能です。
ただし取り扱いは車磨き研究所本店のみとなりますのでご注意を!
秋のツーリングもご検討いただいておりましたが、奥様ご懐妊のため今回不参加となられましたが、春ツーはぜひともご参加ください。
流石に赤ちゃんはアバルトは辛すぎるでしょうが、成長なされてパパのこだわりのお車きっと大好きになられるでしょう。
将来おしゃれな走りや間違いなし!
楽しみですねー
この度は施工頂きましてありがとうございました。
奥様にも“おめでとうございます”とお伝えください。
車輛クラス:クラスS
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング
磨きコース=02プラスパーフェクト磨きコース(使用過程車の傷取り究極鏡面磨き)
施工料金:146.116円税込(代車使用無し割引-10%・輸入車割増磨き+10%・ソリッド塗装割増磨き+10% 適応)
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