2013年06月22日公開|スバル
此方のお車も関東方面からわざわざお越しいただきました!
以前は遠距離の御客様は比較的お若い方が多かったのですが、
最近は逆転して年配の方が多くなられています。
昨年などは、70代後半の方でしかもお車はポルシェターボ、さらにはサーキットもいかれているという晩年を元気に過ごされている非常にエネルギッシュな方でしたが、残念ながらご予約待ち中に大病になられ施工はキャンセルとなってしまいました・・・
私も50代ですが、今振り返ってみると人生“光陰矢のごとし”のことわざのように、
あっという間に50年を消費してしまいました。
元気に生きていられたとしてもせいぜいあと30年、まともに動くことが出来るのは20年くらいでしょう。
この20年がどのような速さで過ぎるのかは、体験したことがないので判りませんが、あっという間なのでしょうねー
そう考えると、残りの1日1日非常に貴重な時間のように思えます!
なにかに情熱を傾けることは大事でしょう。
仕事?
趣味?
子供?
孫?
金?
人により様々でしょうが、今までの人生と違い時間がありませんから、
「あ、間違った・・・」
「初めからやり直そう!」
はできませんので、ここは熟考が必要です。
先日見ていたTVで、
地球上のすべての生命は2.000~3.000万年後には確実に滅びるとのことでした。
更にはいずれ太陽も寿命を迎え太陽系自体すら無くなります。
もっと言えば、銀河系すら、宇宙すらビックリップにより消滅するとか・・・
となれば、宗教的な考え方にある永遠の魂の存続も終わる・・・
となれば、今を全力で生きるしかないでしょう!
悩みもたもたしている間にあっという間に時間は過ぎていってしまいます。
今を精一杯生きましょう!
変な話になりすみません。
座面にメッシュぽい素材を使った2トーンのシンプルなシートですが、ホールド性は良好なようです。
ただし、側面部分ショルダー部に使われている素材は、ちょっと強度不足らしく走行距離の割にはだいぶ傷みが目立ちます。
ファブリック素材でも、このような素材の場合はやはりジーンズなどは避けたほうが良いでしょう。
センターコンソール操作スイッチパネルは、此処もシンプルな素材ですが、
トヨタの安っぽいシルバーパネルより違和感は感じませんし、別段ちゃちさも感じません。
パネル側面部分は、カーボン調の素材ですが、変にリアルカーボンぽくしようとせず、あくまで調レベルにとどめているので、嫌味なフェイク感も感じません。
悪くない内装ですねー
御客様は洗車は嫌い・・・
とおっしゃっていましたが、さすがに今回大金をかけてリフレッシュをされたので、頑張って洗車をしようという表れでしょうか、ケルヒャーの洗車機がご購入されています。
洗車はもともと好き嫌いもありますが、洗車環境や道具も楽しく洗車を行うためには大事なことです。
ただし、一番大事なことは丁寧さですが!
中古車でご購入ですが、正直よくこれだけ傷だらけの車を選ばれたなー
というのが、初見の感想です・・・
ご購入になられてから現オーナー様は一切ボデイはいじられていないそうですが、前オーナーはどのような手入れをしていたのでしょうか?
タオルどころかたわしで洗っていたかのような傷の量と深さです・・・
ご入庫前に塗装色はリーガルブルーとお聞きしていましたが、
どう見ても現段階では紺メタにしか見えないくらい、傷で塗装が曇ってしまっています。
しかし、オーナー様今回の施工の内容については、コーティングにはこだわりがあられますが、「磨きはどうでもいい・・・」
と、おっしゃいます。
ですので、
「磨きのコースは02スパーライトかライトで。」
とのことですが、この程度の磨きではさほど変化は期待できません・・・
劇的にまで行かなくても、明らかに施工前よりきれいというところまでリセットしてからでなければコーティングを施工する意味は半分以下となってしまうでしょう。
施工価格はご予算より3万円ほどオーバーしてしまいますが、
何とか御客様に御願いして02スタンダード磨きコースにしていただきました。
このリーガルブルーという塗装は、スバル耐擦り傷塗料ですが、
これのどこが耐擦り傷になっているのか?
ホント国産車の耐擦り傷塗装効果を感じたことはありません・・・
磨き前膜厚は114μありますので、02スタンダード磨きコースの限界研磨厚5μを目指して磨きこんでいきます。
しかし、たとえ5μ研磨したとしてもこの状態ですから、かなりの傷残りはするでしょうが・・・
磨いていくことで出現してくる状態が正直怖い。
磨き屋の中では磨きにくいと定評のスバル耐スリ塗装ですが、全然磨き難さはありません。
しいて言うなら、あまりに柔かい塗装・・・
此れでは傷は簡単に深く入るでしょうねー
予想通り相当の傷が残ってはいますが、施工前と比べれば1/1000位にはなっているでしょう!
しかし気になるのは写真の水銀灯付近にみえる点々としたもの。
ピンホール状になったものが、一面にくまなく点在しています。
明かに凹んでいます、直径は0.1mm位でしょうが・・・
傷の状態から見ても、前オーナーの管理のずさんさは想像されますが、おそらく花粉から滲みでた酸、もしくは黄砂に含まれるVOC系のアルカリで溶かされた痕跡でしょう。
環境にもよりますが、長期放置はこの様なリスクもありますので、
定期的洗車は行なう必要があります!
特に3月~7月くらいまでは注意が必要です。
結局5μの研磨となりましたが、紺色にしか見えなかった塗装も、
本来の塗装色であるリーガルブルーに見えるようになりました。
本当はきれいな色だったのですね!
SUBARU スバル レガシィB4 3.0R コーティング終了
02スタンダード磨きコースでも、ここまでリセット回復いたしました!
此れならだれに見られても、どこに乗って行っても恥ずかしい思いはしなくて済みます。
ある意味車は衣裳の様なもの、人柄や人格判断の材料にはなります。
ですので、選ばれるメーカーや車種や塗装色などでも大方の判断は付きますし、車両の外装・内装の管理状態はもっと端的に表しているように思います。
たとえばわかりやすいのは女性。
乗っている車自体は高い車。
しかしいつも車はドロドロ、内部もほこりやゴミだらけ・・・
だとしたら、見栄っ張りのブランド好きですが、生活そのものはだらしないと感じます。
これかなりの確率で当たります!
お引き取りにみえられた御客様、外見のきれいさは左程求められてはいないとおっしゃってはいられましたが、いざリセットされたお車を見ると、
「きれいになりましたねー」
「色が全然変わって艶もここまででるんですね!」
と、お喜びのご様子です。
前記したように御客様は洗車が嫌い・・・
とのことで、お選びいただいたコーティング剤は
“マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコート”
のWコートです。
光触媒のセルフクリーニング機能にひかれてのご選択だそうです。
ただし、光触媒は摩擦には弱いので、洗車の際はなるべく丁寧に優しく洗ってくださいね!
高圧ノズルもあまり近づけすぎないよう注意してください。
酸化チタンの酸化還元能力ご堪能ください。
遠方よりお越しいただきありがとうございました。
車輛クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング
磨きコース=02スタンダード磨きコース(軽度の標準的磨き)
施工料金:133.613円税込(濃色車割増磨きランク1+15%・耐擦り傷塗装割増磨き+30% 適応 高速代キャッシュバック別途)
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