2013年07月04日公開|ボルボ
まだお若いお客様ですが、初めての輸入車しかも新車をご購入されました!
アベノミクスなど世間では一部景気のいい話もあるようですが、
多くの国民は全く持って実感はないでしょう。
当然私など有ろうはずもない・・・
輸出産業は好調、特に自動車は儲かっているとは言いますが・・・
長野県は車関連の製造業が多いと言いますが、御客様のお話を聞いていても、前よりも材料代が上がっている分儲からなくなったとか・・・
この様なご時世の中、ボルボのV40は売れ行き好調のようです!
ベンツの新型Aクラスもいいらしい。
これらはおそらく価格設定に大きな勝因が有るでしょう。
¥3,290,000
(税抜価格¥2,942,858)
リサイクル料金¥19,820
最大¥340,000相当の特典
約¥156,600優遇
約50万円分得しちゃう!
これは安いでしょう。
ボルボのセーフティパッケージがただで付いちゃうんですよー
スバルのアイサイトなんてこのシステムと比較したらおもちゃ・・・
どうですか?
すごいでしょうー
ただねー
ここまでロボ化してしまうと人間注意力使わなくなりますよねー
安全なのは確かですが、運転していて楽しいかというと?
もっとも、ABS・エアバック・マスターバック無し車に乗っている私の比較論自体がおかしいのも事実ですが・・・
ただし、家族の乗る車としてはかなり魅力は感じます!
これ等が衝突回避等を検知するメインセンサーですが、これ以外にもサイドミラー内部やリアバンパーにもカメラやレーダーが設置されています。
此れだけの装備が通常でも20万円で装備できてしまうのは驚きです。
安いことは消費者としては良いことですし、メーカーとしても此れがけん引力となり販売台数が伸びることは儲かるでしょうが、
実際部品を製造している下請け工場は厳しい単価を押し付けられるだけで儲からないでしょう・・・
消費する階層と、それに奉仕させられる階層の2極化構造ではないの?
いかにもボルボらしい作りのスイッチパネルです。
すっきりしていますねー
人型の空調調節スイッチは使いやすそうですね。
ボルボにしては?
と感じるのが、シフトレバー上部のイルミネ―テッドシフトノブです。
上部が透明になっており、LEDによりギアポジションが浮かんで見えます。
ちょっとクリスタルぽくて、アストンマーティンぽい?
全体のまとまり感はバランスが取れていて良い感じです。
ただし、先進的すぎて好き嫌いははっきり分かれるかも?
ボルボと言えば、“質実剛健”チャラけたことは嫌うメーカーというイメージでしたが、
安全だけではダメな時代なのでしょうねー
ここまで至れり尽くせりの機能を持たせているのは、レクサス以上?
これまで、車のメーターパネルの表示方法は、たったひとつのインターフェースデザインしかありませんでした。しかし、それでは不充分だとボルボは考えました。Volvo V40のデジタル液晶メーターパネルは、ドライバーの好みや目的に応じて「Elegance」「Eco」「Performance」の3種類のテーマで、手軽に表示を切り替え可能。今日の気分は、どのモードですか。
Elegance
洗練されたスタイリッシュなデザインのモードです。中央に配したスピードメーターの針は明るく、ひと目で読み取ることが
できます。
Eco
エコ走行のためのデータが、一目瞭然となります。メーターの配置はEleganceモードに準じ、さらに、走行中、リアルタイムの燃料消費や、平均燃費を同時に知ることができ、ドライバーに対し、最も効率的な走りをアシストします。低燃費走行に成功すると、ディスプレイ上にシンボルマークが浮かび上がり、あなたのエコ・ドライブを讃えます。
Performance
ときには、アクティブに走りを楽しみたい、と思う日もあるでしょう。Performanceモードでは、中央にタコメーターとデジタル表示のスピードメーターのスポーティなレイアウトとなり、胸躍るドライビングにふさわしく装われます。さらにパワー・メーターには、追越しなどの際、どれだけのパワーが駆使できるかを表示します。
ここまで来るとちょっとやり過ぎ感もぬぐえない・・・
しかし、この価格でここまでできるのはすごい!
面白いと言えば否定できませんが、いらないと言えばいらない。
この手のギミックお好きな方にはたまらない機能でしょう。
ただしここまでハイテク複雑化してくると、ドイツ車のように壊れやすくなりませんかねー
ボルボの良いところは、壊れにくいことと安全性だったと思うのですが・・・
納車されて約1か月、すでに水染みができ始めています・・・
そうは言ってもこの程度でしたら塗装に対してのダメージはありませんので、きれいさっぱりなくなるでしょう!
この間洗車は高圧スチームのみでの洗車ですので、←にある様な線傷は納車段階での傷でしょう。
アイスホワイトというソリッド塗装ですが、意外と此の色傷目立つのです。
長野県内では、ボルボ=ヨコタですが、
納車程度の良さに定評があるディーラーにしては珍しいことです。
売れすぎていて手が回りきらないのか?
Bピラー部分その他練プラ部分もかなりの傷がついています・・・
この素材はちょっと触っただけでも傷入りますから仕方がない部分ではありますが、これは判っていることですから、出荷段階で保護フィルム位貼ったほうが良いと思うのですがねー
磨きである程度は改善はできますが、完璧は無理です・・・
いかにせよ素材が柔らかすぎる。
膜厚は安心の124μですが、磨きのご依頼は“02ライト磨きコース”ですので、最大研磨厚は3μ以内。
↑の傷が取りきれるかは?
お持込時お車は水垢等で汚れた状態でしたので、お客様立会い時点では側面まで傷の確認はできませんでしたが、洗車が終了してライティングしてみると側面は線傷だらけ・・・
此れでは磨きの新車割引適応外!
問題は磨きのご依頼が02ライトですので、このような傷がどこまでなくせるのか?
納車段階では、オーナー様はこのような傷にはまったく気づいていなかったそうです。
車体ゴム部分のいたるところにWAXカスが残っていたので、
ディーラーはこの傷承知でWAXで隠していたのでしょうね・・・
確かにアイスホワイトでこれやられたらまず傷は発見できないでしょう!
多くのデイーラーが納車整備の一環と称して、ポリマーorWAXを施工しますが、これをサービスと取るか?
ごまかしと取るか?
私は新車時には、
「シャンプー洗車以外しないで、撥水剤も使用しないで!」
と指定します。
この傷の状態でしたら納車受け取り拒否ですね!
板金修理履歴やパーツのちりの不具合物咬みなどは輸入車の場合しょうがないですので文句は言いませんが、“新車の傷だけは許容範囲外”ですね。
02ライト磨きコースの最大研磨厚目いっぱい使っての3μの研磨。
初期症状の水染みは完全除去成功!
一見傷も完全除去成功のように見えますが、これ実はアイスホワイトという色のカメラマジック・・・
裸眼で見るとライティングされていれば傷は見えますが、マクロカメラでは傷は写らない。
ただし、この残っている傷まず自然光では確認できないでしょう!
夜間GSなどの水銀灯下であったとしても、傷のある場所知っていて探せば見えるかもしれませんが、これもまずオーナー様が気づく可能性は0!
磨きのオーダーが02スタンダードであれば完全除去は可能でしたが、ご予算とこだわりの兼ね合いですので、淡色車であればこのような妥協もありでしょうねー
此れなんの痕跡か判りますか?
お持込いただいた際、フロント部分は虫の死骸の跡だらけ・・・
サイドシル(サイドロッカー)もピッチタールの付着痕だらけ・・・
幸いにもサイドシル部分は付着痕を落し、磨きをかけることで痕跡は残りませんでしたが、フロントバンパーとルーフウインドウガラス隣接部分2か所の、
虫の死骸の付着部分はこの通りすでにクリアーが溶かされてしまっています。
虫の死骸の体液からは強酸が滲み出します!
此れをある程度の期間露天で、濡れ→乾燥→濡れを繰り返すと、
滲みでた強酸が塗装を溶かし始めます・・・
1週間もあれば、シリカコーティングですら溶かし始めるほど強力です。
洗うことによる傷入れを恐れたため、別のダメージを受けてしまいました・・・
このダメージも直すことは可能です!
低予算であれば“インジェクション磨き”をおこなえばこの痕跡は無くなります。
ただし部分的にクリアーの柚子肌が弱くなってしまうため、より意匠性をお求めになられるのであれば、“+部分傷取り磨き”を合わせて周りとのグラデーションをすることで、
柚子肌変化はかなり解消します。
しかし、一番大事なのはこのようにならないための日々のメインテナンスです。
痛んでしまってから、
「あの時もうちょっと早く手入れしていれば・・・」
では遅いので、鳥糞・虫の死骸は早目に処理行ないましょう!
VOLVO ボルボ V40 T4 SE コーティング終了
車輛程度に対して磨きのコースが一段階低かった不満は残りますが、それでもやはり作業終了してみると別物になっています!
お仕事帰りに彼女さんとお引き取りに見えましたが、彼女さんもご覧になって、
「すごい艶々だねー」
と、驚いていらっしゃいました。
今回使用させていただきましたコーティング剤は、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム”という撥水系コーティング剤ですが、先日もアクアのオーナー様にも施工いただきました。
アクアは黒でしたのでコーティングの厚膜感=深み、は手に取るほど判りましたが、アイスホワイトのソリッド塗装でもやはり艶の深みははっきり見て取れます!
とはいえ、最近はやりの簡易施工店(PRO・キーパー・洗車王国)などで仮に同じコーティング施工したとしてもこのような意匠性になることはありません・・・
ボデイ施工の根本は磨きにあり!
どのように優れたシリカコーティング剤であっても、コーティングを行う塗装面の下処理がきちんとできていなければコーティング剤は、分子結合被膜にも架橋結合被膜にもなりえません。
つまりパッチワークの縫い合わされていないような状態です。
洗車を繰り返すことで簡単に剥離していってしまいます・・・
この様な簡易施工店でも磨きを行うこともあるようですが、
磨きは数日の講習や理屈だけでまともに磨けるものではありません。
逆に技術レベルが低い施行者が磨きをおこなえば下地の状態は悪化してしまいます・・・
たちが悪いのは、このような低レベルの磨きであってもコンパウンドには艶出し効果がありますのでそれにごまかされきれいになったように錯覚してしまうことです。
しかしこのような磨きは時間と共にその不良施工が目に見えてきます。
というようなことが起こる可能性は大きいでしょう。
断言できるのは、このような簡易施工店はたしかに安い、
しかしその費用対効果で言えば非常にに高い買い物です・・・
数時間の施工で数万円、1日施工でも5万円以上というのは価格根拠もなければ、価格に見合う施工は時間的にも技術的にもあり得ません!
ただし、ご予算との兼ね合いもありますから、
これらデメリットもありますが選択肢としては無い話ではありません。
ただし過度の期待はダメですよー
ましてや、施工レベルにクレーム付けるのはお門違い!
オーナー様はかなりの洗車マニアらしく、お引き取りの際には今後の管理方法などお話していると、1時間ほどあっという間に時間が経過してしまいました。
「なかなか市販では良いシャンプー剤とタイヤWAXがない・・・」
とのことで、弊社の使用している“泡立ちもこもこシャンプーⅡ”と、
“ジーゾックスのタイヤWAX”をご購入いただきました。
正直市販品より高いです・・・
しかしその性能が違う!
まずはシャンプー。
ボデイに付着している多くの汚れはアルカリ物質が主ですが、
これらの汚れは同じアルカリPHのほうが落ちやすいのですが、なぜか最近は中性シャンプーばかりらしいですが、弊社取扱いシャンプーは全て弱アルカリです。
しかもマイナスイオンを付加してあることにより、静電気の発生も抑制いたしますので、
埃の吸着もかなり防ぐことが可能です。
また界面活性剤の切れも非常に良いので、
洗車後の界面活性剤残りによるコーティングの機能低下も防ぐことが出来ます。
次にタイヤWAX。
此れはソフト99製ですが、量販店で売っている商品とは全く違うものです。
水性タイヤWAXですので、タイヤの油分を抜き取ってしまうようなことはありません。
水性タイヤWAXは持ちが悪い、飛び散りやすい・・・
此れは低価格の市販品の話。
このタイヤWAXは、走行頻度にもよりますが約1か月は効果が持続いたします。
購入できるのはジーゾックス施工店のみです。
此れからボルボライフが始まりますが、せっかく思い切って購入されたお車です。
大切に管理なされて長くきれいな状態を維持できるように頑張ってください。
簡易施工店にするか?
プロショップにするか?
で大いに迷われたようですが、きつと後悔はしないと思いますよ!
御手入れで迷われたら、お気軽にお問い合わせください。
車輛クラス:クラスM
施行コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=02ライト磨きコース(新車用軽度の磨き・淡色良好程度車対象)
オプション施行=スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ・リア基本セット+リアドアサイド×鱗落し)
施工料金:139.671円税込(代車使用無し割引-10%・輸入車割増磨き+10%・ソリッド塗装割増磨き+10% 適応)
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