2013年08月03日公開|ルノー
今回ご新規の施工ではありますが、なんと秋田県よりお越しいただきました!
遠方よりありがとうございます。
流石に弊社お客様の中では東北地方は少数、5名様くらいではありますが、片道だけでも半日をご消費いただきお越しいただくことは感謝に堪えません。
実はこのお車、奥様の専用車!
なんと奥様の車歴は、左ハンドルMTしか運転できない。
強者ですねー
しかし、最近では欧州車ですらほとんどMTはなくなってしまっていますので、ほとんど選択肢はなかったそうです。
この世間情勢さびしい限りです・・・
ポルシェすらMTは廃止方向ですからねー
逆にメルセデスはSLKなどでMTを復活させてきましたので、これがカンフル剤となってMT車が増えてくれることを祈る限りです!
車って早ければいいというものではないでしょう?
レースで勝ち負け勝負しているわけではないですから。
問題はフィールでしょう!
しかも機械任せは結構危険・・・
先日の弊社ツーリングでの私の体験。
比叡山スカイライン下りヘアピンカーブ、雨はそこそこの雨量、道路は川に近い一面水が流れている状況。
カーブ直前でパドルによりシフトダウン、たいしてスピードは出ていません。
しかし、なぜか直線ではギヤは落ちず、コーナリング姿勢に入ってからシフトがダウンされます。
「やば・・・」
と思った瞬間、リアタイヤロック・・・
45度くらい車は滑ります、トラコン介入しましたが、慣性スライドですのでほとんど効果なし。
結局はカウンターステアと、パワースライドで人為的にスピン回避です!
このような場合、かえってセミATやハイテクトラコンは怖い・・・
やはり車はローテクが一番!
先日も過去施工させていただいているお客様からさくらんぼ宅急便にていただきましたが、こちらのオーナー様にもこんなに高価なお土産頂いてしまいました。
ここら辺のスーパーで売っているものとは、
格段に味が違います!
ありがとうございます。
何せ、弊社付近はこれといった名産品がこの時期ないので、施工完成時にはお返しをいたしたいところではありますが、対象物がない・・・
とりあえず今回は、弊社お客様ご用達の柳屋の手打ちそばをお引き取りの際にお持ち帰り頂こう!
お住まいの地域がら、
冬の防錆対策は必需品!
ということで、タールタイプの強力なアンダーコートをご依頼いただきました。
弊社ではここまで強力なアンダーコートは施工できませんので、仲間の修理工場で施工していただきましたが、マスキングも丁寧で、マフラーも取り外しての作業です。
社長・工場長ともに懇意にしていただいておりますので、弊社特別価格で施工可能です。
内容・価格ともに間違いなくディーラーなどで施工するよりもお得です!
今回、ホイルとフロントブレーキキャリパーのガラスコーティングの施工をご依頼いただきました。
お車の走行距離ははずか600km程ですが、鉄粉クリーナーを使用してみると紫色に付着していた鉄粉が溶け出してきます・・・
これだけブレーキダストを吐き出すのですから、
ホイルはこのような高性能車ではガラスコーティングは必需品です!
ホイルとキャリパーのガラスコーティング施工の効果は、鉄粉汚れの付着を軽減するのは当然ですが、何よりも日々のお手入れが簡単!
高圧洗浄でほとんど取れてしまいます。
今は、ホイルコーティングも一般的になり色々のお店で施工できますが、ほとんどが効果持続は1年すらおぼつかない・・・
特に、ホイル専用品ではなく、ボデイ用を転用しているものはほとんど意味なしでしょうね。
弊社使用コーティング剤は、耐熱1.300℃しかも4回塗りこみで厚膜、耐久性と硬さが違います!
ただし、価格も・・・
さらに、エクスペル・ペイントプロテクションフィルムのご依頼もいただきました。
過去2台のゴルディーニもフィルム施工していますので、
こちらのお客様も“転ばぬ先の杖”施工です。
中古車購入であれば、これ以上のダメージを防ぐため!
新車であればその状態を維持するため!
スポーツタイプでは必要なことですが、いかにせよ価格が・・・
ただし、輸入車の場合、
お車の車種や再塗装部位によってはフィルムのほうが再塗装より安上がりの場合がありますので、保険使用も制限されていることもありご依頼は急増しています。
懐具合も当然ありますが、やるか?
やらないか?
では、当然施工したほうがいいのは確実です!
ただし、“国産車にはもったいない”が私の持論です!
サイドロッカー・リアスプラッシュ・サイドステップの3点施工ですが、生産台数が少ないため、プレカットデーターがなく型取りでの施工となりました。
これで、このお車のダメージポイントはかなり軽減できるはずです。
現在使用しているフィルムはアルティメットですが、作業は非常にやりやすく、糊による意匠性変化も非常に少なくいい質感です!
ただし、テンションを強くかけすぎると糊ズレが起こりやすいデメリットもありますが・・・
今回、再度ステップ部分3次曲面が強い部分がありここはカットして施工しようとしましたが、意外とうまくいきました。
と思ったら・・・
お客様から先ほどメールが?
「サイドステップにフィルムの浮が・・・」
やっぱり無理はダメですねー
ご迷惑をおかけいたして大変申し訳ございません。
お客様はまた弊社まで補修にいらして頂けるとのことでしたが、いかにせよ山形県からわざわざそのためにお越しいただくのでは申し訳ございませんですので、
「10月でしたら、こちらから補修に伺います。」
と、ご提案させていただきました。
ちなみに、通常は出張修理はいたしませんが、お客様非常にお人柄もよく、遠方よりお越しいただき高額施工いただいておりますので、せめてものお詫びの気持ちです。
ご遠慮なく申し付けください!
たまの息抜きついでに、娘同伴で旅行を兼ね伺わさせて頂きます。
左フロントフェンダー・ホイルアーチ部分に塗装斑を発見・・・
正面から見れば全く分かりませんが、側面から照明を当てて透かし見してみると、かすかに色が違うことがわかります。
このような塗装不良フランス車には多いようですが、特にこのような青系統の車で多い(弊社契約塗装工場談)そうです。
これだから外車は・・・
と、とるか?
日本人が細かすぎる・・・
と、とるかは個々の感覚の違いでしょうが、
私的にはこのようなことが許せないなら鼻から輸入車乗らないほうがいいのでは?
と思ってしまいます。
表面的完成度を求めるのか?
車としての本質的味を求めるのか?
で、違ってくるでしょう。
十分な膜厚あります、155μです。
全体的なボデイの状態も良好です!
並行輸入車しかもフランス車でこれは立派です。
輸入された大阪のインポーターもしかり、
販売された山形県内の販売店さんもスキル高いようです!
ただし、フランス→イタリア→大阪→山形→長野これだけの移動をしていますので、まったく無傷ではありません。
→↑の写真、水銀灯の→側に線傷見えるでしょー
結構深いのでこの傷は今回ご依頼の、
02パーフェクト磨きコース(旧システム)では取れないでしょう・・・
しかし、この程度の傷をあえてすべてとりきることも決していいこととも言えません。
目立つ物でしたら別ですが、多少の傷はまず気が付かないですから、そのためだけに膜厚を下げることはいいこととも言えません。
ただし、
「それも許せない!」
とこだわられるお客様は、膜厚を下げてしまうデメリットは受け入れなければなりません。
このお車のように少ない傷残りの可能性につきましては、
部分傷取り磨き対応が一番適切でしょう。
その場合施工前に、
「磨きコースでとりきれない傷は、部分傷取り磨きで処理して!」
と、ご入庫時にお伝えください。
ルーフにできてしまっているクリアーの酸化痕跡!
この車実は今回弊社にいらしたのが初乗り。
なのになぜ?
いつの段階か分りませんが、何らかの酸化物質がくっつききちんとした処理をしなかったのでしょうねー
ご依頼の磨きコースで磨いてみてもダメ・・・
そこでオーナー様にTELさせていただき、状況をお伝えしたところ、
「取れるものなら取ってください。」
とのことで、部分傷取り磨きで処理いたします。
02パーフェクト磨きコースでは全く変化が起こりませんでしたが、さすが部分傷取り磨き、完全除去できました!
あのような酸化痕をそのまま放置していると、酸化されたクリアーは徐々に深く浸透をお越し、面積も広がっていく可能性があります。
さらに進行をしていくと蜘蛛の巣状にひび割れていくこともあり得ます・・・
できるだけ初期段階での処理が望ましい!
ただしこれをDIYで行うとすると、コンパウンドで磨くか、PH10位のアルカリ溶剤で中和させるかですが、どちらもかなりハイリスクですのでお勧めはいたしません・・・
お近くの専門店にご依頼ください!
ただし簡易施工店はやめたほうが無難でしょう、ダメージを与えたうえで、
「やっぱり無理でした・・・」
と、なりかねませんから。
側面部分の傷は、なぜか左ドアだけあります。
そこそこの深さの傷が数本・・・
一番目立ったのはサイドロッカー部分。
傷量的には中古車並ですが、ダメージは比較的浅いようです!
量からして、納車前にすでにこの状態だったのでしょうねー
上記の部分はきれいに処理できました!
傷の多かったサイドステップですが、
ここもほぼ完ぺき!
この後ペイントプロテクションフィルムを施工しますので、以降の傷入れは心配ご無用。
とはいっても、フィルムにも靴蹴りすれば傷はつきますが、お湯をかければ傷は消滅!
このお車のサイドロッカーの形状は、ドアパネルよりかなり飛び出していますので、同乗者がおありの場合は気を付けるように注意をすることが必要でしょう。
他人は、
「人の車だから気を付けなければ。」
と、言う人と、
全く持って無神経な人といますからねー
このお車で一番傷のひどかった部分は、フロントバンパーの練プラ部分。
カラーリングアクセントとしてここを黒とすることはいいのですが、
傷の目立ちやすい部分に練プラとは・・・
国産車ではトヨタが得意の手法ですが、これだけは止めてほしい!
深い傷も入りやすいですし、とにかく磨けない素材ですから、コストダウンはこのようなところにせずに、きちんと塗装しなさいよ!
確かに飛び石痕は目立たないかもしれませんが、←の写真のような状態では意匠性なんてあったものではありません・・・
練プラ部分は部分傷取り磨きもできませんから、どうやってもこれが限界の傷取りです・・・
ボンネットにあったそこそこ深い線傷は02パーフェクト磨きコースの、
限界研磨厚5μの研磨でもやはりとりきれませんでした・・・
この状態で傷の深さを推測すると、あと10μくらいあるような?
部分傷取り磨きを行えば、取りきることは可能ですが、膜厚は140μになってしまいます。
膜厚犠牲を出してでも、傷を完全処理するかは、かなり目立ってしまうのであれば選択肢とはなりますが、このお車の場合は必要ないと私は判断しました。
RENAULT ルノー クリオ ゴルディーニ RS コーティング終了
正規物・並行輸入合わせて日本には100台はないお車のうち、
3台も施工させていただけるとは幸運です!
私は、フェラーリやランボルギーニなどを磨くより、
このような別意味でのレアなお車を施工させていただくほうが楽しいですね!
車自体への興味もそうですが、
オーナー様のタイプがこのようなお車を好まれる方とのほうが馬が合います。
どうもスーパーカー系のオーナー様はお金をかけてもしくは、自身の手間をかけてまでという愛着が車にはないような?
みっともなくなれば、乗り換えればいいじゃん的な印象が強い・・・
私のように、一度手に入れた車はよほどのことがない限り手放せない!
という、コレクションタイプにはいかに手間とお金をかけて良い状態を維持するか?
と、いう発想になってしまうため、とっかえひっかえ的なオーナーはどうも虫が好かん・・・
今回のコーティングは、“グラスコート・アルティメット ガラスコーティング”!
弊社コーティングラインナップの最高峰です。
オーナー様お金持ちであるのは確実ですが、
金に物を言わせて“なんでも高いものが良いじゃん”的発想とは違います。
「雪国ですし、冬季も妻は足車として使用もします。」
「この状態で一番ダメージを受けにくいものは何になりますか?」
とのことでした。
つまり雪落としや雪擦りなどで傷が入りにくいもので且つ、
エンカルに対しての耐久性も必要ということになりますが、この場合高純度・高硬度ということになります。
この条件で一番すごいのはアルティメットということになります!
見栄や意匠性で選択された訳ではありません!
ただし、いかにアルティメットといえども無敵のバリアーではありませんから、使用環境的には経年使用過程においての傷みは発生してしまいます・・・
このような地域は、一般地に比べさらに“コーティングは犠牲被膜である”という割り切りが必要です。
お引き取りの際も、半日をかけいらして頂き、お昼御飯には弊社近くの柳屋さんでお蕎麦を召し上がりお帰りになられましたが、後日のメールで、
「おいしかったです!」
とご感想をいただき、ご紹介させていただいた甲斐がありました。
本当に遠方よりお越しいただきありがとうございました。
奥様のお怪我もまだまだ完治まで時間がかかりそうとのことでしたが、まずは運転したいお気持ちはセーブして治療を優先してくださいね。
疑問点や管理上わからない部分はお気軽にTELにてお問い合わせください。
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=グラスコート・アルティメット ガラスコーティング
磨きコース=02パーフェクト磨きコース(旧システム・軽度の究極磨き)
オプション施工1=タールタイプ・アンダーコート(5年耐久ハードコート・外注施工)
オプション施工2=ホイル・ガラスコーティング(フルコート)
オプション施工3=ブレーキキャリパー・ガラスコーティング(フロント)
オプション施工4=車内光触媒コーティング(プレミアムタイプ)
オプション施工5=部分傷取り磨き(ルーフ1か所)
オプション施工6=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(アルティメット使用・サイドロッカー+サイドステップ+リアスプラッシュ)
物品購入=エクセペル・フィルムシーラント(2OZ)
施工料金:472.500円税込(新車割引磨き-10%・輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨きランク2+10% 適応 別途高速代キャッシュバック)
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