2013年09月13日公開|BMW
このたびオプション施工のみで、わざわざ新規のお客様でありながら、東京よりお越しいただきました!
ご夫婦でご来店いただきましたが、いかにも品川ナンバー品のある佇まいと口調です。
東京から地元に帰り早19年、すっかり方言まで戻り根を張ってしまった私には、洗練された印象が新鮮でした。
今回の施工一段目は、
“エクスペル・ヘッドライトカバー・プロテクションフィルム施工”ですが、せっかくフィルムを貼られるということで、ライトポリッシュを行ってからのフィルム施工といたしました。
少しでも、ライトカバーきれいなほうがいいですからねー
6年経過車としては、まったくライトカバーには曇りもなく、非常に程度は良い状態でした!
おそらく駐車環境はほぼ完全に車庫保管でしょうね。
都心の場合、高級マンションにお住みであればほぼ地下駐車場。
お出かけの際も、コイン駐車場などでなければ大体駐車場は屋内ですから、車両には良い環境といえます。
エクスペル・ヘッドライトフィルム・ライトスモーク施工終了しました。
このお車、モール類もすべてブラックアウトされていますので、ヘッドライトカバーの白さが目立っていましたが、このスモークフィルムのおかげで全体のバランスが更に良くなりました!
ただし、悪っぽさが増した感はありますが・・・
しかし、そこはオーナー様の品性が補ってくれるので心配ありません。
ヤンキー・業界人系の方の施工はしません!
テールレンズもクリアーレンズ部分のみ、
こちらは“エクスペル・ヘッドライトフィルム・ダークスモーク”で施工いたしました。
これだけの違いで大分印象は変わり、車全体がさらに引き締まった感じがします!
オーナー様の雰囲気にもよりますが、都会的印象になりおしゃれです。
田舎の品の無いアンチャンでは似合いませんねー
フロントバンパーとボンネットにかなり深い目立つ線傷がついてしまっていますが、これを部分傷取り磨きの“スポット磨き”で処理していきます。
ただし、バンパー部分は完全に爪が引っ掛かるレベルで、おそらくサフェーサーまで到達していると思われます・・・
また、素材が樹脂PPであるため膜厚計は役に立たないため感で磨くしかありません。
無理は禁物です!
やはりフロンバンパーの傷は完全除去はできませんでした・・・
スポット磨きとブラックフッ素を組み合わせて傷の隠ぺいを試みましたが、かなり薄くはなり、このようにライティングをかけない限りはほぼ確認不能にはなりましたが、これ以上は危険ですので妥協です。
ボンネットの傷は完全除去成功!
磨きのみで処理できました。
ただし、線傷部分はかなりハードな磨きを行うため、周辺部分とは肌感変化が出てしまうため、30×30cmの範囲で肌感をグラデーションして違和感をなくし意匠性を確保します。
かなり薄いベージュ色のダコタレザーです。
国産の薄いシボの少ないペラペラレザーとは違い、厚みのある深いシボが特徴のため、このような淡色ですとすぐにシボ凸面に黒ずんだ汚れが付着し、
凹面には汚れがたまってしまいます・・・
このように汚れた状態で使い続けると、汚れにより革の油分が抜き取られ始め、だんだん革のフレキシビリティーが失われ始めごわつきも出て、急速に革の傷みが進行していきます。
このお車は、6年経過30.000km走行車としては汚れも非常に少なく、革の擦れ等もほとんどありません!
非常にお手入れが行き届いています。
ただし、多少革はフレキシビリティーが失われ始めてはいます・・・
そこで今回、レザークリーニングと保湿を行う“レザーメインテナンス”を行いました。
当然弊社が使用するレザーメインテナンス剤は、“ユニタス・レザーマスター”のプロ用ケミカルです。
まずは、ラピッドクリーナーを使用して汚れを除去し、汚れたレザーをきれいに仕上げます。
このラピッドクリーナーは非常に強いクリーナーですので、使用方法は非常にデリケートさが必要ですので、じっくりとかつ素早い作業が要求されます。
完全にクリーニングが終了しましたら、革が乾いていることを確認後、保湿用の保護クリームを塗りこみます。
これはレザーケアでは必要不可欠です!
この際、弊社ではユニタス・レザーマスターのマッドクリームか、ベントレー専用クリームからお選びいただきます。
マッドクリームは、滑りやすい革シートに摩擦面を作り出し、滑りを抑制します。
また、クリーム自体が艶を出さずに革本来の質感を保つことができます。
ベントレークリームはアニリンレザー用のクリームですので、このようなセミアニリンレザーにはさらにやさしい風合いを作り出しますが、アニリンレザーケアーの特徴としてつるっとした艶が出て、かつツルツルの肌触りとなります。
高級商品ですので、粗悪なクリームのようにべたつきは発生いたしません!
どちらの保湿クリームをお選びになられるかはお好みです。
スポーツタイプのお車は、マッドクリームのほうが適しているでしょう!
今回は、マッドクリームをお選びいただきました。
BMW ビーエムダブリュー 550 Hiライン レザーメインテナンス施工終了
ブラック外装で統一された550は迫力です!
ちょい悪感も漂いますが、お乗りになられるオーナー様のセンス次第でクールな印象にも見えます。
お引き取りの際にはお仕事帰りによるお越しでしたので、服装は紺のスリム系のスーツでしたが、まさにダンディ&クール!
お帰りの際にはこちらの、
ユニタス・レザーマスターのソフトクリーナー・ワイプスを2箱お求めいただきました。
これはレザークリーナーをしみこませた厚手のウエットティッシュのようなもので、1枚ごとのパックとなって12枚入りとなっており、手軽にレザークリーニングを行うことができます。
すでにこちらのお車はクリーニング済みですので、このソフトクリーナーを使用して軽い拭き上げを1~2週間ごとに行っていただければ、きれいな状態を保ち続けることができます!
革シートの状態維持はこまめなメインテナンスが必要です。
このたびは遠方より、お忙しいお時間を縫ってお越しいただきありがとうございました。
良いお車ですので、大切にお乗りください。
車両クラス:クラスL
施工コース:
オプション施工1=エクスペル・ヘッドライトカバープロテクションフィルム(ヘッドライトカバー×ライトスモーク・テールレンズ×ダークスモーク)
オプション施工2=レザーメインテナンス(マッドクリーム御選択)
オプション施工3=部分傷取り磨き→スポット磨き(フロントバンパー・ボンネット)
オプション施工4=デント修理(右フロントドア1か所)
物販=ユニタス・レザーマスター ソフトクリーナーワイプス(2箱)
施工料金:89.825円税込
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