2013年10月15日公開|トヨタ
ご新規のお客様ですが、
購入された中古車の車内のたばこ臭が気になられるとのことでご入庫いただきました!
確かにお車臭いを嗅がせて頂くとかなり臭い・・・
前のオーナー相当のヘビースモーカーだったでしょうが、おそらく窓すら開けていなかったかも?
このような方に多いのは、空調も外気導入ではなく、内気循環にしている・・・
そもそも、内気循環は暑・冷が激しい際により快適温度に早く到達させるときや、外気の臭いやほこりが気になるときに短時間設定するもので、通常は外気導入状態で使用するものです。
然し、意外とご入庫いただくお車を見ても、内気循環に設定しているお車が多い・・・
特にたばこ臭などは、内気循環にしていると、
内装材に付着するだけではなく空調パイプ内にヤニやタールが付着してしまいますから、表面的クリーニングでは手の施しようが無くなってしまいます。
更には、エアコンのエバポレーター内部にまでヤニやタールが付着してしまうと、分解洗浄が必要となり、安い場合でも5万円、輸入車の高いものでは25万円くらいのクリーニング費用が必要となってしまいます・・・
Lパッケージですので当然内装は革が使用されてはいますが、
本革と合皮の区別がほとんどつきません・・・
座面は間違いなく本革だと思われますが、ほかの部分、合皮と思われる部分と素材感が変わりません。
これは、とらえ方は2種類あると思います。
合皮のレベルが高い?
本革の品質が低い?
どちらだとしても良い部分は、本革部分の傷みや汚れの強固な付着がしにくい作りということです。
先日のBMWとは違い、ほとんど傷みもありません!
これも、とらえ方としては2種類でしょう。
革の高級感を捨ててでも丈夫なことは良いこと?
幾ら丈夫であっても、本革本来の素材感がなければ意味がない?
然し、国産車であり、革文化をほとんど理解できていない日本人が使用することを考慮すると、このような素材感が正解のように思えます!
というのも、この写真のタオル、革部分以外のイオン洗剤洗浄後の拭き上げでは、ここまで汚れが付着しかなり汚れていたことがわかりますが、革部分をレザークリーナーを拭き上げしてみてもこのような汚れは付着してきません。
表面の鞣しを、シボのない鞣しとすることにより皮の風合いはありませんが、それにより汚れがこびりついたり、シボに入り込むことがありません。
革の手入れをしない日本人にはうってつけのレザーを言えるでしょう!
本題の車内丸洗いクリーニングですが、特にルーフと後部座席ヘッドレスト後部のファブリック部分は、イオン洗剤の拭き上げを行うと、アットいう間にタオルは真っ黒になります。
恐ろしいヤニ・タールの付着量です・・・
これではたばこ臭は気になるはずです。
イオン洗剤の拭き上げが終了し乾燥後に、オプションの金属イオンの脱臭剤を革と合皮以外の部分に噴霧いたします。
この脱臭剤は約3週間にわたり、素材よりしみだす臭いを吸着し続けます。
1回の施工により脱臭できない場合は、あと2回、
合計3回の脱臭剤噴霧が料金に含まれています!
ただし、このお車の場合は、
3回の脱臭作業を行っても完全に臭いを取り切ることはできないでしょう・・・
上記したように、
エアコン送風パイプ内とエバポレーターへのヤニ・タールの付着量が多いと思われるからです。
完璧を期すのであれば、これ以外に光触媒コーティングを行えば、エアコン送風パイプ内もコーティングいたしますので、時間はかかりますが徐々に臭いは無くなります!
ただし今回は、ご予算の都合上そこまでの作業はいたしませんでした。
この度は施工ご依頼いただきましてありがとうございました。
3週間後に、まだ臭いが気になられるようでしたら、追加の脱臭剤噴霧いたしますのでお越しください。
当然無料です。
車輛クラス:クラスM
施工コース:
オプション施工1=車内丸洗いクリーニング
オプション施工2=車内金属イオン脱臭
施工料金:36.750円税込
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