2013年12月10日公開|トヨタ
会員様ではありませんが、過去施工いただいておりますお客様、事故にあわれてしまいました・・・
幸いにも後部リアバンパーに対しての追突事故で、
100-0だったこととお怪我がなかったことは幸いです!
つい先日のプリウスαもそうでしたが、相手方の加入保険はJAですので、大手損保のように修理内容に注文を付けるようなこともないですから安心して完全修復ができます。
大手損保の中には、
「パーツ交換は中古部品で!」
などと要求してくるところさえありますからねー
今回も板金修理からのご依頼を頂きました!
ご信頼いただきありがとうございました。
リアバンパーの接触面の状態はさほど破損はしていませんが、上面部分は樹脂が割れてしまっています。
意外と強度はないものですねー
所謂、クラッシャブルセーフティーというやつですかね?
このお車塗装色202ですので、仮に割れがなかったとしても板金塗装工場は交換を要求します。
というのは、トヨタの場合樹脂パーツは色つきパーツがありますので、
その方が楽なうえリスクが回避できるからです。
リスクというのは、塗装を工場で行うと当然磨きが必要となりますが、
この磨きで傷を入れてしまうと“蟻地獄”に嵌ります。
磨ききれない状態で引き渡しを行えば当然クレーム・・・
然し色つきバンパーなら、脱着作業だけでよいので作業中の傷入れさえ気を付ければOK!
かりに傷があったとしても、メーカークレームで交換もしくは、
「メーカー出荷段階からの状態ですので、これ以上はしょうがありませんねー」
と、逃げられますから・・・
これ板金塗装工場からの作業終了時の状態。
かなりの細かな擦り傷が入っています・・・
このような状態が、お客様が板金塗装修理をご自身で直接依頼されていた場合、弊社にお持込み頂いてコーティング補修を行うときに、
トラブルの原因となる可能性があります・・・
というのは、コーティング補修での下地処理の磨きは、
通常磨きコースの新01スタンダードが対象となります。
これは、新車塗装扱いとみなされるからです。
然し、板金塗装工場作業終了時についていた傷が、01スタンダードでは処理不能となった場合、完全処理をするための磨きは追加作業となってしまいますが、
この差額は保険会社からは支払われません・・・
となると、傷残りの状態で妥協するか?
追加作業差額をお客様が負担されるか?
修理を行った板金塗装工場に再施工を求めるか?
修理を行った板金塗装工場に差額請求をするか?
どの選択を見ても、気分のいいものではありませんし、揉める可能性は大です・・・
実際、このような事例は過去に弊社では数件ありますが、
ことごとく長期間にわたり関係者全員が揉めました・・・
こうならないためにも、板金塗装修理からご依頼いただくことを推奨いたします!
今回のように、弊社依頼で板金塗装修理をした場合、このように傷がある状態で板金塗装工場より納車された場合、弊社より板金塗装工場に補修依頼をかけるか?
弊社作業による差額請求を板金塗装工場にするのか?
は、弊社の責任において行い、完全な状態で御客様にお引渡しいたします!
つまり、お客様には修理のクオリティーリスクがなくなるわけです。
今回は、軽度の擦り傷のみでしたので、保険での認定作業である01スタンダード磨きコースで処理できましたが、いつもこのようにいくとは限りません・・・
基本的に、板金塗装工場のクオレティーレベルの考え方と、磨き屋とのレベル格差がありますので。
以前、ご予算を抑えたい方のために依頼していた板金塗装工場のの仕上がりは、必ず何らかの追加作業が出るか?
再施工をお願いしていましたから・・・
ちなみに今はその工場には依頼しておりません。
今回の、板金塗装修理個所はリアバンパーのみですが、コーティング補修対象は左右リアクオーターパネル+トランクとなり、合計4パネルが補修対象となります。
そのため、このように関係のない部分はマスカーで覆い隠します。
このお車の場合、リアクォーターパネルはAピラーまで繋がっておりますので当然そこまできっちり磨きも行います!
車種によっては、ルーフも連続パネルとなっている場合がありますが、
その場合はルーフも隣接連続パネルとみなし補修施行対象となります。
注)保険会社によっては認定されない場合もございます。
←の写真は、隣接パネルトランクの作業中の状態です。
右側相当傷と曇りがありますが、01スタンダード磨きコースの3段階磨きのファーストポリッシュで施行しただけで左側のようにスクラッチレベルの傷と曇りは無くなります!
さらに2段階の磨きを行った状態が、→の写真です。
スクラッチ及び曇りは完全に無くなっていますが、
ダメージの深い傷までは処理できていません。
あくまで01スタンダード磨きコースの標準想定されている磨きの範囲にとどまります。
これは、隣接パネルはあくまで板金塗装されたパネルに対して、
全体意匠性を確保するためのグラデーションパネルという想定ですので、新品のようにしてしまうとかえって理屈として通らない話となってしまいます。
TOYOTA トヨタ マークX 250G 補修コーティング終了
おオーナー様お引き取りにみえられた際、
「車の程度はどうでしょうか?」
「傷結構入っていますか?」
と、ご自身の管理状態を大分心配されていましたが、202で施工より2年以上経過していることを考慮すれば、十分に良い管理されてると感じました!
露天駐車ですから、当然雨染み(水染み)はありますが、
イオンデポジット化している様子もないのは結構ビックリです。
神経使われているのでしょうねー
これからまた憂鬱な雪の季節が訪れますから、さらに自己のリスクも増大します。
この度のように、自分が気を付けていても・・・
ということもありますが、安全運転を心がけてくださいね。
この度は、ありがとうございました。
PS:おみやげまでご心配頂き申し訳ございませんでした。
今後そのようなお気遣いは結構ですので、お気軽にお立ち寄りください。
良いお年をお迎えください。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング(4パネル)
磨きコース=新01スタンダード磨きコース(4パネル)
物販購入=マイクロファイバークロス(2枚=1.700円税込)
施工料金:保険会社支払いのため非公開
メーカー別
月別バックナンバー