2013年12月29日公開|ボルボ
ご新規のお客様です!
本来は年明けご納車の予定でしたが、他のご入庫車両の工程変更が出たため、前倒しで施工することとなり、こちらのお車が本年最終のご納車車両となります。
今年1年を振り返ってみると、結果としては良い年だったと思います!
が・・・
大阪店出店→閉店というFC店での失敗もありましたが、これも逆に良い勉強にもなり技術レベルの共有というだけではだめで、
弊社の場合それ以前に意識・ポリシー・目標が共有できることが最前提であることを思い知らされました。
ただし、この間に大阪店で施工いただいたお客様にはご迷惑をおかけしたことは、非常に申し訳なく感じております。
今回の教訓をもとに、今後の技術講習や新店舗展開においての慎重な選考をすることにより、この度のような失敗を繰り返さないための教訓となりました。
今年もご新規でたくさんのお客様にご来店いただき、また多くのリピーターのお客様にもご利用いただけたことは感謝・感謝です!
新車施工での定番施行、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”のドアカップです!
ご夫婦交替でお乗りになられるとのことで、それもあり施工を決められたそうです。
フューエルリッドも施工しました!
今まではこの部分はほとんどブラックカーボンでの施工が多かったですが、今回はプロテクションフィルムで施工となりました。
ブラックカーボンでの施工の目的は、ほとんど意匠性における1ポイントでしたが、今回は給油時のおける傷入れ防止が目的ですので、プロテクションフィルムとなりました。
確かに開け閉めの際手で触る部分ですので、傷の入る可能性はあります。
このお車の場合、形状が円形のため内部まで巻き込みでの貼り付けは剥がれの原因となりやすいために、今回は淵止めでの型取り施工となっています。
形状が角型の場合には、四隅の角は淵止めとなりますが、
辺の部分は巻き込み施工も可能です。
ご納車されてから約2か月が経過している割にはトップ分の傷は少なめです!
ここはさすが、納車レベルに定評のあるヨコタインターナショナルの販売車両という感じです。
お持込前日にオーナー様洗車を行ってくださりお持込み頂きましたが、残念ながら夜間早朝に少量の降雪があったために、
弊社にお越しいただいた時点ではすでにかなり汚れた状態になってしまっておりました・・・
この時期はお気をお使いいただいても、天候次第になってしまいますので、しょうがありません。
側面もこの状態なら新車割引適応可能なのですが、施工前洗車を行ってみてどうか?
トップ部分とは同じ車とは思えないほどの傷です・・・
半分ほどはヘアースクラッチと呼ばれる軽度の傷ですが、残りの半分は一般的に言われる線傷です。
ほとんどは納車後の洗車で付いたものと思われます・・・
洗車機で付く傷とは違い、手洗いですので傷が長く深くなっています。
このような傷が付きやすいのが、手洗い洗車のデメリット?
洗車の方法や用具でもかなり防げますし、洗車環境を良い環境で行えればさらに軽減はできますが、これを万全の態勢に持っていくのはちと難しい・・・
更には、作業に費やせる時間という問題もありますし、しかし1番は性格でしょうかねー
この傷は新車としてはかなり悲しい・・・
かなり目立ます。
細い路地で対向車が来た際に、停止せず強引に通過しようとして、左側面を植え込みの樹木の枝葉で擦ってしまったそうです。
「やばいかなー」
と、一瞬でも感じたときは止まってしまったほうが無難ですね!
幸い、傷の量は多いですが、下地まで到達している傷はないようです。
最良は、ご依頼の磨きコース”01パーフェクト磨きコース”で除去が可能かもしれませんし?
最悪でも、部分傷取り磨きの“スポット磨き”を行えば完全除去は可能でしょう!
オナー様は、
「せっかく磨くのだから、多少の追加はかまわないので、通常磨きで撮れない場合は、
追加施工して!」
との、ことでした。
残念ながら、通常の磨きコースではほとんど目立たないレベルまでは到達しましたが、
わずかに傷の痕跡は確認できてしまうため、
事前に御許可いただいていたスポット磨きで完全に除去できました!
ちなみに赤く囲われている部分の傷のようなものはただの映り込みです。
今回のように事前に、
「残る傷はオプションで追加施工で処理してOK!」
とお任せいただければ、私も納得する仕事ができてありがたいです。
たとえば、
「予算4か所までで、磨き残る傷の中で目立つものを優先して処理して!」
とか、
「トップ部分の、ボンネットとトランクだけは完全にして!」
など、事前に御指示頂ければありがたいです。
このボルボのデメリットの部分、練プラによるソリッドブラックの部分が多いこと・・・
フロントグリルとインテーク・Bピラー・後部ドア窓枠・リアゲートハッチ一部・サイドミラー付近など、一般的車に対してかなり使用箇所が多いです。
所謂、パッと見の高級感を創り出し、コストダウンもできるという、
メーカーにだけは都合のいい手法?
オーナーにとっては、触っただけでも傷が入っていくストレスの元・・・
材質がプラスチックですから、強く磨けば溶けるか傷を増やすだけ。
かなり丁寧に磨いても、→の写真のようにちょっと深さのある傷は残ってしまいます。
ホント素材を替えてほしわー
4μの研磨にて、“01パーフェクト磨きコース”終了です。
流石のパーフェクトな仕上がり!
スタンダードコースとパーフェクトコースの違いは、単純に言えば研磨段階が1工程多い。
スタンダードコースの最終仕上げ後に、さらにも一回仕上げ磨きを行います。
スタンダードコースでの最終仕上げに使用するコンパウンドは、塗装種類や色により異なりますが1~0.3μの研磨剤範囲となりますが、
パーフェクトコースでは0.1μにほぼ完璧に粒度調整が取れている非常に高価なコンパウンドを使用します。
濃色車の場合は、パーフェクトコースで使用するポリッシャーは、スタンダードで使用したポリッシャーのオービットは1/2以下です。
当然使用するバフもより緻密で均一なスポンジ状のものを使用します。
これら3点の違いにより、格段に艶は上がります!
素人目にも表面の“なめらかさは一目瞭然”でしょう。
このお車の場合、車格クラスはMですが、スタンダードコースとパーフェクトコースでの差額は、割り増し分を入れて15.600円となりますが、30万円のポリッシャーと3回使用で捨ててしまうバフと、1L15.000円もするコンパウンドを駆使して約4時間を費やしてこの差額はチョーお得でしょう!
もっとも、そこまでこだわりを持たれ、且つその違いが分かられる場合ですが・・・
VOLVO ボルボ V40 T4 SE コーティング終了
何とも言えない怪しい艶感のボルボの出来上がりです!
今までの施工車両とはちょっと違った意匠性を醸し出しています。
今回の施工の組み合わせは、“01パーフェクト磨きコース”と新メニューである、
“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド”の組み合わせです。
8月のメニュー改定以降、初の組み合わせです!
今夏使用のコーティング剤は弊社のガラスコーティング、ハイブリッドクラスの特徴である耐水染みの阻害物質であるレジン効果を高めた特殊性は最高ランクに位置するでしょう。
弊社他機能ハイブリッドシリーズとの違いは、
耐摩擦性・耐擦り傷性を高めるための厚膜製膜(3~4μ)も大きな特徴です!
オルガノポリシロキサンを主成分とするベースコートとトップコートによるWコーティングですが、一般的Wコートとは違い、
この2膜はシロキサン結合をする事により強固な1膜性皮膜として製膜いたしますので、洗車機などによる摩擦に対しても剥離を起こすようなことはありません。
注)洗車機使用は可能ですが、エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュのような洗車機専用コーティングではありませんので、洗車機スクラッチが入る可能性はございます。
また厚膜Wコート、ましてやレジン材配合での一般的弊害要因となる艶の減退や曇なども、コーティング層を光が透過しやすくするための光媒体回復剤としてCDなどで表面保護材として使われている成分を配合することでより透明度の高い深い艶感を創り出せるようになっています。
注)グラスコート・アルティメット マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ等のように、シリカ純度95%を超えることで光の透過性を高める方法とは違いますので、
これら高純度シリカコーティングとは同一の艶感ではありません。
艶感の感じは、深みのある艶で上記高純度シリカに比べ更に柔らかな艶となります。
更に高機能化のため配合されています無機混和剤により表面反射も起こしますので、メタリックやマイカ塗装車は更にメタリックやマイカの光沢が強調されます。
ただし、簡易施工店の使用するような品の無い表面反射ではありませんので、深い艶感と適度な反射により“大人の意匠性”を創り出します。
耐久性能も高く、メーカー促進耐候試験においては5年を実現しており、一般的に考えられる芳しくない管理条件・使用状態であっても3年以上の耐久性を示しています。
最高の管理状態・使用状況であれば10年以上の皮膜保持も、ほぼ100%の無機性コーティング剤ですので可能な場合すらあります!
疎水・滑水コーティング剤のデメリットである機能低下曲線の低下率に関しましても、コーティング膜自体が残存している限り、疎水性能が完全に失われることはありません。
ただし、コーティング膜表面の細かな傷や付着物等により、
疎水能力は持続できなくなる可能性はございますが、このブリリアントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ専用メインテナンス剤を使用する事により大幅に機能回復を可能にし、且つ長期間持続可能とすることができます。
現在、多くの施工店やディーラーなどが行っているメインテナンスは、WAX成分やポリマーなどを使用した一時的ごまかしによるただの上塗り詐欺がほとんどですが、この専用メインテナンス剤は不純付着物質の除去と傷んだコーティング膜の再生機能を併せ持った本物のメインテナンス剤です!
有料施工でご依頼いただくことも可能ですし、ご購入いただきDIYでの施工も可能です。
注)本来弊社施工専用メインテナンス剤ですので、施工環境や施工方法などの制約はお守りいただくことが必要ですので、DIYであってもそれなりの環境と手間が必要です。
今回は、ハイブリッドシリーズをお選びいただいておりますので、
一般コーティングよりも外的ダメージ防御性能は高いのですが、ご入庫いただくまでの無防備であつた状態で受けていたルーフ部分のダメージ(水染み・樹液・鳥糞)の状況を考慮した結果、さらなるアドバンテージを付加させるために、
“レジントップコート・コクーン”のご依頼もいただきました!
すでに多くのお車の施工を頂き解説もいたしてきておりますが、コーティング施工後初期硬化段階を安全に保持できない環境の場合、
以降のコーティング性能及び耐久性能の保持に多大な影響を与えてしまいます・・・
それらのリスクを少しでも排除し、安全に完全硬化までのガードをしてくれるのが、
レジントップコート・コクーンです!
1か月以内で完全剥離してしまうものですので、無駄・・・
と、思われる向きもあられるかもしれませんが、完全露天駐車車両や、濃色車、洗車使用水質に問題のある地域(長野県内では特に諏訪地域や木曽地域、温泉地などが近隣にある場合)では、できればすべてのコーティングに施工いただくことが推奨されます。
そこまでやったら予算オーバー・・・
でしたら、現在お望みのコーティング剤を1ランク下げてでも、
このコクーンを施工されることがお勧めです!
幾ら高性能のコーティング剤を施工されても、初期製膜時に多大なダメージを与えてしまえば、その性能が発揮されないばかりではなく、意匠性・耐久性とも大幅にダウンさせてしまうことになりかねません・・・
そうなってしまったら、せっかくの高額コーティング剤も“金をドブに捨てる”ようなものとなってしまいます。
これから施工を検討なされている方は、この点をご検討ください!
今回はご新規にも拘らず、ご信頼いただき高額施工して頂きありがとうございました。
そのご信頼に応えるべく、誠心誠意の施工を心がけたつもりですがご満足いただけたでしょうか?
お住まいの地域は、弊社施工済みステッカーを貼ったお車が多くいらっしゃる地域ですので、洗車場やGSなどでお見かけになられましたら、みなさん人柄のよいお方ばかりですので、お声をかけてみてください。
きっと車談議で盛り上がれると思いますよー
最高の意匠性を手にした愛車と共に、良き新年をお迎えください。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド
磨きコース=新01パーフェクト磨きコース(程度良好新車対応・軽度の超究極鏡面磨き)
オプション施工1=レジントップコート・コクーン
オプション施工2=部分傷取り磨き(スポット磨き1か所)
オプション施工3=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×、4か所・フューエルリッド)
施工料金:202.450円税込(輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨きランク1+20% 適応・高速料金キャッシュバック 別途)
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