2013年12月08日公開|スバル
こちらのお客様もこちらのお車で、2年前に施工いただいております準会員様です!
なんと栃木県よりわざわざお越しくださいました。
ありがたいことです。
当初ご予約では、最近ご購入されたN1施工を!
とのことでしたが、急遽こちらのB4のメインテナンスにと変更になりました。
然し、2年ぶりにお車を拝見してみると、結構なダメージを受けてしまっています・・・
特に水染みがすごく、艶引けを起こしている位びっしり付着してしまっています。
更には傷もかなり入ってしまっており、浅い傷とはいえ結構目立ちます。
ご要望のメインテナンスは、“スケールリムーバー”(水染み落し)ですが、この傷の状態で水染みを除去してしまえば、水染みで目立たなくなっている傷が更に目立つ事となるでしょう・・・
更には前回施工のコーティング剤は、
マーベラスフィニッシュ・スノーガードですので基本耐久3年ですが、
お車は完全露天駐車ですからその分のダメージを考慮すると、
現段階がほぼコーティングの寿命に近づいていると考えられます。
そうなると、ここでメインテナンスだけを行って完全にコーティング機能が失われた段階で再施工するか?
多少早いかもしれませんが、トータルコストを考慮してこの段階で再施工に踏み切るか?
という、2通りの選択が出てきます。
結果は、再施工と決まりました!
私もその方が正解だと思います。
が・・・
当初軽自動車の新車の施行予定で今週は他車両との組み合わせをしてありますので、これはかなり根を詰めて取り掛からないと間に合わなくなってしまいます。
今回はオプションの、“スプラッシュビュー・ウインドウ フッ素コーティング”のご依頼もいただきました!
施工場所はフロントガラスとリアガラスとなります。
本来の基本セットですと、フロントガスorリアガラス+サイドガラス2枚となりますが、サイドガラス2枚を振り分け、フロントガラス+リアガスといたしました。
フロントガラスは比較的どなたも手入れをされていますので、さほど水染みはありませんが、リアガラスは一面かなり強固な水染みに覆われています・・・
下処理方法はライトポリッシュで行います。
いざライトポリッシュで施工を始めてみると、フロントガラスはおおむね何とかなりましたが、リアガスは全く変化がありません・・・
ガチガチに水染み堆積を起こしています。
多少のガラスへのクレーター食い込みも起こし始めているようです・・・
この状態でコーティングを行っても無意味ですので、
リアガスのみ“ミディアムポリッシュ”に変更させていただきました。
結果、すっきり綺麗なリアガラスに変身です!
ただし、今回施工を行っていないサイドガラス、
特にリアサイドガラスは現段階でもかなり悲惨な状態になっておりますので、
このまま長期放置はまずいですねー
できるだけ早めの処置が必要です!
更に、“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”でのドアカップの施行もご依頼いただきました!
使用過程車でCX-5に続き連続2台の施工ですが、こちらのB4の場合は最近では少なくなった形状のドアハンドル&カップです。
このような形状の場合、矢印のように1か所に付き2パーツでの貼り込みとなります。
然し、施工料金は通常価格の1か所3.150円税込は変わりません!
前述したように水染みに覆い尽くされ、その中に線傷がそこそこ垣間見られます・・・
今回の磨きのご依頼は、“新02ライト磨きコース”です。
以前完全に下地は出来上がっておりますので、あえてスタンダードまでは必要ないであろう?
という、予想です。
02ライトの場合、スポンジバフによるハードポリッシュ→ファーストカット→中間仕上げとなり、最終仕上げはこのような濃色車の場合は、
中間研磨を変更しての最終仕上げの組み入れはできません。
というのは、中間研磨を変更するとオーロラの発生が懸念されるためです。
通常水染みはトップ部分が主で、あまり側面には強固な水染みはできにくいのですが、このお車の場合、逆に側面の水染み付着のほうがハードです・・・
この状態はかなり水質が悪い・・・
水道水もかなりのアルカリPHでしょうし、降雨もアルカリ雨と思われます。
このような水染み付着状態は、
過去の経験上から推測すると硫黄などの温泉成分がある場合が多いようです。
オーナー様にお聞きしてみると、やはり近くに温泉地があるとか・・・
後、水道水のカルキ量が多いとのことですが、確かに船のガラスの水染みの付き方に似ています・・・
これはできることなら住居地変えたほうがよさそうです。
然し、いくら借家住まいとはいえ引っ越しは早々できませんからねー
ちなみに私は、東京在住時代は神奈川・東京都・埼玉を含め10回以上引っ越ししましたが、理由は至ってくだらないことで、すぐに飽きてしまうんですよ・・・
水染みの除去はトップ部分より側面のほうが磨きにてこずりました。
やはりこのパターンは、温泉地近くの水染み付着車輛独特の症状です。
施工前には結構あった線傷ですが、
大半はコーティング膜内もしくは塗装表面に軽くついていた程度でしょう。
コーティングが犠牲被膜の役目をきっちり果たしていたことの証明です!
本来今回のご来店は、メインテナンスでのご来店でしたが不幸中の幸いとでも言いましょうか、再施工にこの段階で踏み切って頂いたおかげで、
直接的ボデイへのダメージが少ないうちに施工できましたので、初回施工の時よりも格段に艶は上がったようです!
これは2回目の磨きだからという理由も大きいのですが、本年8月より磨きメニューの改定に伴い、新機材・コンパウンド・バフも改良型となり、それらの組み合わせ方法などのを変更し、今までよりもさらに車種・塗装色・塗装種類・程度など、
それぞれのお車に適したベストマッチの磨き方法のチョイスが可能になったことが大きいでしょう。
車は古くなっていくのに、施工を繰り返すたびに以前より意匠性が上がる!
こんな嬉しいことはありませんねー
今回の犠牲研磨は、古いコーティング+水染み不純堆積物など含め6μでしたから、実際塗料研磨自体は2~3μ程度と思われます。
1回の磨き施工での犠牲研磨厚がこの程度であれば、
塗装耐久性には全く影響はございませんのでご安心を!
SUBARU スバル レガシィ B4 STI コーティング終了
前回の施工より格段に仕上がり状態は向上しています!
施行者である私自身ですら正直びっくりです。
施工完了後のお預かり期間中にみえられた、ご検討中のお客様数人も、このお車をご覧になられて、
「10年くらいたっている車ですよねー」
「それでここまできれいになっちゃうんですか!」
と、驚かれていらっしゃいました。
当のオーナー様も、対面なされた際には“ビックリ”なされておいででした!
今回の使用コーティング剤は、“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム”ですが、さらに上級のブリリアントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュと迷われた結果、こちらのコーティング剤に決定されました。
理由は?
予算!
ですが、単に価格が低いからというわけではなく、
前回の施工の教訓を踏まえての御選択です。
というのも、前述してきています“水染み”の問題です・・・
こうなってしまった最大の原因は、確かに水質(雨・洗車使用水)は大きな問題ではありますが、コーティング施工後の初期段階約1か月間のコーティング不安定時の管理に難があったことも同じように大きな原因として挙げられます。
いかにこの部分を安全に回避するか?
このリスク回避には、“レジントップコート・コクーン”が有用です!
いかに、一番水染みリスクの低い疎水・滑水と言えども、リスク0ではありません・・・
居住地域環境・駐車環境など、車の管理に理想的でない場合は、
コーティングに対しての更なる防御処理も必要です。
このレジントップコート・コクーンはコーティング完全製膜までの不安定期間を、
化学的に作り出されたレジン(松脂)により1か月間保護をすることで、
コーティング施工直後の水染み付着しやすい期間を保護します。
つまりこの部分に重きを置いた選択をされたことで、トータルの御予算の調整としてブリリアントフィニッシュ・プレミアム+レジントップコート・コクーンという組み合わせでの御選択となったわけです。
理想的には、常時車庫保管車でないお車は、本来ご希望のコーティング剤を1ランク下げても、レジントップコート・コクーンとの組み合わせをされた方が良いでしょう!
この度も、栃木県より数時間をかけご来店いただきありがとうございました。
足のけがも早く良くなるといいですね。
ご入庫時同伴してくださいましたF様にもよろしくお伝えください。
ただ、話に出ました購入検討中のGTIですが、まだフィルムデーターは無いようですので、施工するとなると型取り施工になってしまうかもしれません。
PS:2014年秋のツーリングは箱根方面もしくは東北となると思われますので、東北方面となった際には、またF様共々ご参加ください。
会員クラス:正会員登録
車両クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=新02ライト磨きコース(程度良好使用過程車の軽度の磨き)
オプション施工1=レジントップコート・コクーン
オプション施工2=スプラッシュビュー・ウインドウ フッ素コーティング(基本セット・フロントガラス×ライトポリッシュ リアガラス×ミディアムポリッシュ)
オプション施工3=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
施行料金:161.831円税込(準会員割引-15%・濃色車割増磨きランク3+10% 適応 高速料金キャッシュバック別途)
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