2014年01月26日公開|マツダ
先月施工いただいたばかりの会員様の奥様のお車がご入庫いただきました!
毎度ありがとうございます。
ご紹介いただきましたお客様にもご予約頂きました!
重ねて、ありがとうございました。
然し、ご夫婦共々ほぼ同時に新車ご購入とは、いくら消費税が値上がりする前とはいえすごいことです!
しかも2台ともマツダからの乗り換えではなくマツダ車を新規ご購入というのは、ある意味すごい博打です・・・
マツダ良い車ですが、問題は乗り換え時の下取り。
世間でよく言われるのは、
「一度マツダに乗ると、アリジゴクに嵌る・・・」
気になされていないのでしょうねー
これとは別にビックリしたのは、このお車奥様のお車にも拘らずMT!
しかも2WD。
この組み合わせ、こだわりのある旦那さんの選択なら理解できますが、
奥様でこの選択はなかなかの強者?
車好きですねー
MTがお好きとのことでしたので、確かに選択肢はほとんどないですから、走りにこだわられるのであれば確かにマツダ車+MTという選択は正解でしょう。
「どうせなら、ロードスターでは?」
と、御聞きしてみましたが、そのような発想ではなかったようです。
やはり、私の発想・連想は傾倒しているようですね・・・
このお車も,“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”による、
ドアカップ施工ご依頼いただきました!
最近このようにハンドル前部までカップが広がっているタイプが目立ちますが、この方が見た目がスマートですね。
今回は、サイドステップの施行もいただきました!
主にお乗りになられるのが奥様ですので、確かに靴でステップ部分は傷つきやすいのですから、これが一番有効な防御方法です。
靴の蹴り込み程度では、フィルムが破れてしまうことはまずないでしょう。
お持込み頂く前日が雪でしたので、一度は洗車されてお持込み頂きました様ですが、弊社に到着された時はすでにドロドロ・・・
それでもトップ部分の傷はそこそこ確認できるレベルでしたから、かなり程度は劣悪です。
この状態、
納車前にディーラーですでに営業マンも確認済みだったそうです。
でありながら、納車してしまう・・・
ディーラーで傷の磨きを行って補修するという提案もあったそうですが、
それはお客様自身も不安があったので断られたそうですが、
かといってこの状態で値引き等の条件提示も無しに納車してしまうのはいかがなものかと感じます。
お客様から、このような状態になってしまった経緯の調査を依頼したところ、オプション取り付けに名古屋のサービスセンターを経由してディーラーに持ち込まれたとのことで、
傷は名古屋で付いた!
との回答があったそうですが、傷をつけているという認識がありながらそのままディーラーに配送してしまうのは良いの?
このお車甲信マツダでのご購入ですが、先日のCX-5(旦那様のお車)、
とこの2台は今まで見たことのない劣悪な納車状態です・・・
今まで甲信マツダのお車はかなりの台数みてきておりますが、
このような状態は過去見たことがないのに、なぜ急にここまで程度が悪化してしまったのでしょうか?
お客様がディーラーから報告を受けられたことが事実だとすると、考えられるのは名古屋のサービスセンターは外注業者作業でしょうから、請負業者が変更になった?
作業単価が引き下げられて手抜きになった?
消費税絡みで台数が多くなり数をこなすことだけが優先となった?
このようなことが、考えられます。
さー真実は何なのでしょうか・・・
然し、この傷とは別に最近のマツダ車の大きなトピックは膜厚が厚くなってきたことでしょう。
実際このお車100μもあります!
半年ほど前からすれば30μ近く膜厚が厚くなっています。
これで納車程度が良好なら申し分ないのですが・・・
さらに側面。
トップ部分よりもさらにひどい傷です・・・
照明を当てるまでもなく、はっきりと確認可能ですが、傷のほとんどは横方向の整列した傷ですので、これ紛れもなく洗車傷です!
しかも、感じからすると洗車機?
然しこの状態を看過してること自体ディーラーは何を考えているのでしょうか?
今まで甲信マツダに対しては非常に信頼感を感じていましたが、
これではカローラ南信と同じかそれ以下と感じてしまいますが、
今後のお客様に対しての対応がどう出るのか次第ですね!
連続2台もの施工を頂きましたので、
トップ程度の傷量でしたら本来はそれでも新車割引は適応外とはなりますが、感謝の気持ちの代替えとして新車割引を適応差し上げよう!
と考えておりましたが、さすがにあそこまでの傷となると作業量は極端に増しますのでこのお車も磨きの新車割引は適応外となります・・・
オーダーいただいていた磨きコースは、“01ライト磨きコース”ですが、本来このコースは傷取り重視と、艶出し重視の御選択が可能ですが、
当然このような状態でしたので傷取り重視となりますが・・・
それでもここまで傷だらけとなると、
コース内での傷取りでは相当量の傷は残ってしまいます。
所定の内容を行って改善不可はしょうがない!
という割り切りも、今回はできるレベルを超えてしまっているために、
特別今回は01ライト傷取り重視磨き~01スタンダード磨きコースの中間的磨きを行い、ここまでの回復が可能となりました。
すでにHP最新情報ではご紹介いたしておりますが、
最近の新車納車レベルの低下に伴い一部磨きのコース変更と料金を改定いたしました。
01ライト磨きコース・01スーパーライト磨きコース
艶重視磨き→新ソフトポリッシュ
傷取り重視磨き→新ハードポリッシュ
ソフトポリッシュ:現行の艶重視の磨きの内容と料金に変更はございません。
主にキズが少なく程度良好車向けの磨きとなります。
程度良好であれば新車割引は適応可能です。
ハードポリッシュ:ソフトポリッシュに比べると多少最終仕上げは劣りますが、
01スタンダードに近い傷の処理能力を持たせます。
このお車程度の濃色であれば一切オーロラの発生はありませんが、
黒や紺など非常に濃い濃色車は施工はできません。
このお車はこのコースで施工いたしております!
このコースは料金が新設定されておりますので、近日中に料金表に掲載いたします。
なおこのコースをご選択された場合は、車両程度にかかわらず新車割引は適応外となりますのでご注意ください。
“新01ライト・ハードポリッシュ磨きコース”での初施工。
思ったよりかなりの改善が可能になりました!
全く傷が無くなるまでにはこのコースでは至りませんが、
素人がそれなりに自然光下で傷を探しても判らない程度までは、残存した傷でも処理されています。
これは、一部似非専門店が用いている、
傷隠しコンパウンドなどによる傷を埋めるごまかし的処理ではございませんので、ご安心ください!
本来01ライト磨きコースでは傷取り重視をご選択いただいた場合でも、
最大研磨厚は2μ以下の設定ですが、
今回は01ライト・ハードポリッシュにより2.5μの研磨となっています。
たかが0.5μの差と思われますでしょうが、
この0.5μ程度の差でも取れる傷見えなくなる傷はかなりの違いがあります!
磨き施工前は、
今まで見てきたソウルフルプレミアムレッドとは比較にならないほど艶に欠け、
且つ曇感も伴っておりましたが、
本来の鮮やかなソウルレットプレミアムメタリックに生まれ変わることができました。
これ、左フロントドアの塗装異常です・・・
これは明らかにメーカーもしくは名古屋のサービスセンターで補修を試みた形跡ですが、
途中であきらめたようです。
これで新車として売ってしまう・・・
確実ではありませんが、
部分傷取り磨き“インジェクション磨き+スポット磨き”を併用すれば、
確認困難レベルへの改善は8割がたは可能でしょう!
これは、オーナー様がディーラーにクレーム申請中です。
右リアクオーターパネルのわずか10cm程度の範囲に、
細かなものも入れ4つのも物咬みが集中しています・・・
私が磨き行程中に確認できている全体での物咬みは100か所はあったでしょう。
確かに今までのソウルレッドプレミアムメタリックも、
他色のマツダ車に比較して明らかに物咬みは多く見受けられましたが、このお車はちょっと別格・・・
恐らく、塗装工程が複雑なため物咬みリスクが高いのかもしれませんが、ここまでの物咬みがメーカーの出荷基準をクリアーしたものかは?
これに関してもオーナー様が、ディーラーに問合せ中です。
ちなみにトヨタは過去に、
「物咬みの出荷基準を公表して!」
とお願いしましたが、
「ISOは採用していないので公表の義務はない!」
と、教えていただけませんでした。
然し、同じトヨタグループでもダイハツは、
FAXでメーカー基準をお送りくださいました!
これはリアバンパー右後部にある、ほとんど下地到達寸前の線傷・・・
このくらいの深さの傷でも、バンパーのようにPP素材でなければ膜厚を確認しながら、部分傷取り磨き“スポット磨き”で除去は可能ですが、
バンパーは膜厚計が使用できませんので、博打となってしまいます。
再塗装するにも、このソウルレッドプレミアムメタリックは完全な色の複製は不可能ですので、これは我慢するか、特別にメーカーで色つきバンパーを発送してもらう以外ないでしょう・・・
然し、上記した大きな問題点3点、
私の感覚からするとこのうち1点でもあれば受け取り拒否ですね・・・
これ以外にも問題として思えるのがソウルレッドプレミアムメタリックの柚子肌。
柚子肌とは表現していますが、その状態は通り越しています・・・
発売当初は、初期ロッドだからしょうがないのかなー
と思っておりましたが、一向に改善されてきませんから、塗料や塗装方法でこうなってしまう塗装なのでしょうが、ここまで映り込みがぼけてしまうと、
艶も光の当たり方によりシャープさに欠け、色むらさえあるように見えてしまいます。
このような肌感、マツダは正常と考えているのでしょうか?
MAZDA マツダ アクセラ 15S コーティング終了
お持込み頂いたときは、洗車後もボデイ全体を覆っていた傷のせいでしょうが、
艶がなくボーとした印象で、本来のソウルレッドプレミアムメタリックの鮮やかさは皆無でしたが、きっちり傷が処理されると、このように鮮やかな艶が目を引きます!
お引き取り見えられたオーナー様も、
「こんなに鮮やかな赤だったんだねー」
と、感激されておりました。
が・・・
改善不能というか、出荷時点からのトラブルと思える左フロントドアの塗装トラブルや、ボデイ全体の物咬みの異常な多さや、リアバンパーにある下地到達寸前の深い傷などをご説明すると、みるみる暗いお顔に代わってしまいました。
幾ら納車段階で傷が多く程度が悪いことは承知していたとしても、
まさかそれ以外にここまで問題を抱えているとは当然認識はされていないですから当然のことです。
この後デイーラーに行かれて交渉予定とのことでしたが、
その後途中経過をお聞きしたところあまり芳しくないようです・・・
私がお聞きした印象では、あまりこのような問題を問題としてとらえていないような感じ?
ディーラーの会社や、担当の営業マンなどが、新車とはどのレベルでまっとうなレベルといえるのか?
と、いうきちんとした指標というかスキルが無い・・・
新車だから新車でしょー
程度の感覚のような・・・
今後メーカーも含めての話し合いになるようですが、
これによりマツダというメーカーのスタンスや、
ディーラーである甲信マツダの誠意性が見えてくることでしょう!
話は変わり、今回使用のコーティング剤は、
“エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ”ちょっと変わった撥水コーティングです!
というのは、ほとんどのコーティングはできるだけ洗車機は避けてください。
という注意がありますが、
このコーティングはある程度の頻度で洗車機使用してください!
と、いうコーティングです。
通常の撥水コーティングは、撥水を作り出すためにフッ素など撥水物質の力のみで撥水を作り出しますが、このコーティングはプラズマ電荷により撥水を作り出します。
理論的には違いますが、静電気の逆のような理屈とお考えください。
静電気は摩擦により強くなり、ほこりなどを吸着しやすくなりますが、
このコーティングは摩擦により撥水能力を作り出し、ほこりなどの吸着を阻害しようとします!
そのため、手洗いよりも洗車機のほうが撥水力の強い出現を即すのです。
更に、このコーティングはWコートで、
ベースコートは純度95%以上の高濃度ポリシザラン系の高膜厚・高硬度・高耐久皮膜ですので、耐擦り傷などはこのベースコートが外的ダメージから守ってくれます!
今回から、このベースコートが強化されたタイプとなっております。
促進耐候試験では、トップコートの撥水性能維持能力は非常に高く、
一般的撥水コーティングが1年ごとに大きな性能低下をしていってしまい、
5年経過時点では接触角は50度程度まで落ち込んでしまいますが、エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュでは76度の接触角をキープしています。
つまり、一般的撥水コーティングでは5年経過時点では、
初期の撥水力の50パーセント以下となってしまい、
すでに撥水状態は無くなり親水に近い状態になってしまいますが、
エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュではまだこの時点で、
70%の撥水力を維持しております!
いつも手洗い洗車はできないなー
水染みのリスクはあってもやはり撥水の強いコーティングが良いなー
しかもできるだけ耐久性があるものが良い!
と、いうお客様にはお勧めです。
今回、いろいろな問題点が浮き彫りにはなりましたが、
これも車を買う場合にはある程度覚悟が必要なことでしょう。
私自身も、今まで新車購入でノートラブルということは記憶にありません。
考えようですが、車は基本的に使用しながら傷んでいくもの。
気にし始めたら限がありませんからどこかに線引きが必要です。
然し、言うべきことは言う!
これは必要でしょう。
短期間に2台もの施工を頂きまして感謝の気持ちでいっぱいです。
先日ご紹介いただきました同僚の方も、納車日が確定なされましたので、ここで確定ご予約いただきました。
重ね重ねありがとうございます。
甲信マツダとのお話し合いは、私がご協力できることは時間や手間は惜しみませんので、どうぞお気軽に御申し付ください。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=エクセレントフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング
磨きコース=01ライト磨きコース(程度良好新車向け軽度の鏡面磨き)
オプション施工=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×2か所・サイドステップ×2か所)
施工料金:152.644円税込(準会員割引-15%・濃色車割増磨きランク3+10%・新車割引適応外 適応)
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