昨年初めてご来店及び施工をさせていただき、すでにこれで３回目のご入庫となります会員様です！

 

が・・・

今回のご入庫は、事故というよりご自身でフロントバンパー右隅を擦ってしまわれた、いわば自爆・・・

当然現行保険制度ではこの程度の破損修理では車両保険は使わないほうが良いですので、自費での修理となります。

 

然しすでにこの半年間で弊社だけでも４０万円弱のお金を費やしてしまっておりますので、奥様は相当お怒りとのこと・・・

「これ以上お金使ったら離婚かも？」

というほど、険悪な雰囲気とのことですので、ここは弊社システムはまげてご夫婦関係修繕に寄与しなくては！

 

ということで、何とか低価格に抑えるため、まずは板金塗工場に協力の要請を、

「これで２回目のご入庫ですので、何とか協力してくれない？」

とお願いすると、

「了解、１割引きで全面吹きでやらしてもらいます！」

と、快諾頂きました。

こうゆう時、日ごろの業界仲間のありがたさを感じますねー

 

弊社においても、このようなコーティング＆磨き補修の場合は、

板金塗装対象パネルに隣接する部分は再施工対象とする決まりがありますので、今回の場合は本来ですと＋左右フロントフェインダーが含まれることとなりますが、今回はこれをあてはめず板金塗装対象パネルのみの施工といたしました。

このブログ読んだ保険会社には突っ込まれるかな？

 

 

弊社では、このような部分補修の場合には、施工前洗車で完全な仕上げ洗車を行ってしまいます。

そのため、作業で補修対象パネル以外が汚れないようにマスカーを使用して完全に関係ないパネルをくるんでしまいます。

これは洗車回数を１回に留めるためですが、単に手間を惜しんでいるのではなく、

洗車のための傷入れのリスクを回避するために行っています。

このとき使用するマスカーは、

施工してあるコーティングと化学反応を起さないようにした特注マスカーですので、このような方法のほうが経費は掛かりますが、磨き屋が傷を増やしていては本末転倒ですので損得勘定は度外視しての作業です！

 

お持込み頂いた際にオーナー様が気にされていたのは、このようなルーフにできてしまった酸化痕跡です。

「洗っても取れないのですよー」

と？的におっしゃいますが、これに関してはコーティング施工時にもご説明し、かつコーティング説明書にも注意書きがあるのですが、聞いていなかったのか？

説明書も読まれていないのか？

完全に理解・記憶はないようです・・・

せっかくかなりの時間費やしてご説明したのにー

 

このような状況は明らかに酸化痕跡ですので、

花粉・樹液・黄砂・鳥糞・虫糞・虫の死骸などの部分付着物の放置が原因です。

このような付着物は強酸を染み出しますので、

長期放置はコーティングはもとよりさらには塗装まで酸化させてしまうので、

「１週間以内には必ず除去してください。」

と、繰り返しご注意させていただいたのですが・・・

更には、傷を入れず且つコーティングも傷めずにいとも簡単に除去する方法もお教えさせていただいていますが、記憶はないようです。

今回はちゃんと覚えていてくださいよ！

 

簡単除去方法は、弊社施工済みお客様にしかお教えできません。

 

今回はサービスで酸化痕跡の除去を行わさせて頂きました！

 

初期症状であれば、上記した簡単除去方法で対処できますが、

今回はすでに表面が完全に酸化され始め変色までしてきているので、

まずはコーティングに対してはノーダメージのケミカルを使用してみます。

が・・・

全く駄目です。

コーティング自体が酸化されてしまっています・・・

 

そこで、強アルカリの特殊溶剤を使用して、

酸化している部分を中和させて白濁部分を除去してみますが、

コーティング範囲内に収まっていてくれた部分はきれいに除去できましたが、すでにコーティングを溶かし塗装到達してしまった部分は、

かなり深いところまで塗装が酸化されてしまっているようで、白濁は薄くはできましたがすでにこの作業においての完全除去は不可能です・・・

 

この状態を完全回復させることはこの段階でしたらまだ可能です！

部分傷取り磨きの“スポット磨き”、

これでだめなら“インジェクション磨き＋スポット磨き”を行えば、この段階程度の状態でしたら完全回復は可能です。

ただし、この作業後には再度コーティングが必要となりますので、

それなりの出費の覚悟が必要となりますので、今回はあえてご案内もいたしませんでした。

 

だって、こだわりのオーナー様ですから、お伝えした場合、

「直るならやってください！」

などとなってしまったら、ただでさえ険悪になりつつある奥様から最後通告出てしまうかもしれませんからねー

家庭あっての趣味ですから！

 

中には、趣味が成り立たないなら家庭はいらない・・・

的、ＭさんＨ君のような方々もいらっしゃいますが、私でさえ考え方を改めましたから、そろそろ悟ってくださいよー

 

ＢＭＷ ビーエムダブリュー 320ｉ エクセレンスエディション

板金塗装＆コーティング補修終了

 

初回施工では、磨きはスタンダードでの表面処理でしたが、

今回は予算の問題が大きなネックとなっておりましたので、

妥協して“０１ライト磨きコース”での下処理といたしました。

保険使用の場合には、今回のように以前施工よりもグレードダウンはさせず、

初回施工のグレードでの磨きが保険会社より認めていただくことができます。

 

ただし、通販型保険特にアクサに関しては、お客様情報によるとかなり対応はひどいようです・・・

車両保険使用でも賠償対象保障でも、かなり内容にケチをつけ修理内容をグレードダウンさせるようです。

お客様満足度９○％などとどの会社も謳っておりますが、

これは公的・もしくは第三者評価ではないですので、かなり実態は乖離していると思ったほうが通販型保険は無難でしょう。

 

安いことにはそれなりの裏がある！

常識的に考えてもそうなりますよねー

 

またこのようなレアなお土産まで頂いてしまいました。

お気遣いありがとうございます！

 

「通常予約ではなく、ねじ込みでの緊急施行をお願いしたから！」

とのことで、お気遣いを頂いたのだそうですが、

会員様におきましては弊社としては当然のご対応をしただけですので、このようなお気遣いは以降はしないでくださいねー

 

遠方よりわざわざ弊社をご指名してくださり、いらして頂けるだけで十分です。

 

 

お引渡しの際に雑談した内容も、これからの夫婦円満カーライフには一つの方法かもしれませんから、今すぐではなくても検討の価値はあるかもしれませんね。

まずは今回のようなうっかりはお気を付け下さい。

それと妥協も大事でしょう。

この度はありがとうございました。

多大なお気遣い感謝いたします。

 

会員クラス：正会員

 

車両クラス：クラスＭ

 

施工コース：

コーティングコース＝マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング（フロントバンパー）

磨きコース＝０１ライト磨きコース（補修塗装後の軽度の磨き）

オプション施工1＝レジントップコート・コクーン（フロントバンパー）

オプション施工2＝フロントバンパー板金塗装（一枚吹き＝外注施工）

オプション施工3＝ルーフ参加痕跡除去（アルカリ溶液使用＝サービス施工）

 

施工料金：９９．６１５円税込（会員オプション施工割引－１０％・コーティング補修基本施工料込・板金塗装外注費込）

メーカー別 メーカー選択... BMW（52） MG（1） アウディ（38） アルファロメオ（17） シトロエン（9） シボレー（1） ジャガー（2） ジープ（1） スズキ（20） スバル（31） スマート（1） ダイハツ（21） ダイムラー（1） トヨタ（155） ドゥカティ（1） フィアット（8） フェラーリ（9） フォルクスワーゲン（51） フォード（1） プジョー（12） ホンダ（67） ボルボ（12） ポルシェ（26） マセラティ（14） マツダ（51） ミニ（5） メルセデスベンツ（163） ランチア（3） ランドローバー（6） ルノー（13） レクサス（23） ロータス（23） ロールスロイス（1） 三菱（8） 日産（41）

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