2014年01月03日公開|スバル
弊社工場から数百メートルのところにある、幼馴染の今ではおっさんですが、そのお子さんが年末に新車を購入され、年末年始に横浜より帰郷なされるとのことで御父上より、
「正月中に施工してよ!」
とのことで、ご新規のご依頼を頂きました!
然しねー
この旧知とか、田舎でいう同一集落内というのは、
なかなか仕事をさせていただくにも大変です・・・
すでにこのような方々、親戚も含め相当数施工させては頂きありがたいことではあるのですが、皆さん共通する意識は、自分はその中でも特別!
つまり、値引き要求が半端ない・・・
弊社規定では、車磨き研究所や別部門である建築部門の取引先や、私の知人、
親戚、同一集落の方々一律30%OFFその他割引使用不可、と規定されておりますが、
「で、それから幾らになるの?」
と言われますが、これ以上のお値引きは1円たりともいたしません。
仮にタバコ買いに行って、値引きされることないでしょう!
一応商売ですから、赤字になってまでの受注はできませんのでご理解を。
当初1月5日のご納車予定でしたが、交通渋滞を避けてのことでしょうが、
3日納車に変更になってしまったため、このお車以外にも5日納車予定のお車がもう一台あるために、大晦日・元旦ともにフル稼働をすることとなりました・・・
もっとも、この状態今年に限ったことではなく、毎年のことですのですでに慣れてはいますが、もっとも貧乏人は休んだところですることもないですし、
遊んでいればお金は無くなるばかりですから、サー仕事 仕事と!
スバルでのアイサイト装着当初は、パッシブセーフティーとしては国産車ではとびぬけていることから、販売の大きな牽引要因でしたが、今では一部軽自動車にまで装備されつつありますので、
スバルの独壇場ではなくなってしまいました・・・
特に輸入車でもドイツ車の性能レベルと比較した場合、装備価格で1/3程度と安価ではありますが、
トータル性能で考えた場合特にお得感は感じられません。
ただし、この装備のおかげでかなりのうっかり事故の軽減にはつながりますから、これから新車購入されれるのであれば、当然装備車両を選択するべきでしょう!
国産車としてはかなりオーソドックスなスタイルのメーターが採用されていますが、これは良いですねー
個人的にはこのようなデザイン大好きです!
恐らく販売地域が国外主に北米市場を狙った車ですから、日本人好み的チャラチャラは受け入れられないでしょうからね。
ただし、それに伴いボデイのかなりの大型化もされてしまったことは、今までのレガシィの良さである使いやすいサイズを捨ててしまうことになりましので、
これは正直いただけない・・・
由って、ボデイデザインも他社とは一線を画する独自性も希薄になり、
私に中ではレガシィの終焉を迎えました。
トヨタ傘下となり、大幅な合理化を進めることでついに無借金会社となり、会社としては良い会社となったのでしょうが、それが=良い車造りに通ずるのかというとかなり?
です。
良い例がポルシェ!
このとらえ方は、人それぞれでしょうが、健全経営→更なる利益の追求→良い車より売れる車造り→メーカー・車種個性の欠如→魅力のない車(個性)
という、トヨタが歩んできた道を歩みだしたような・・・
中島飛行機時代の戦闘機、隼・鍾馗・疾風のような個性のある車を作り続けてほしいなー
レガシィ上級車種のスポーティークロスと合皮によるシートですが、
伝統的にレガシィのシートは良いですねー
見た目も良いですが、何よりも国産車ではあまり感じない、きちんと作られたシートと感じられる数少ないシートです。
トリムにも、カーボン調のプラスチック素材が使用されていますが、全然違和感を感じさせない!
パーツ単体としての作りも良いですが、
周りの素材やデザインとの組み合わせ方が非常に自然で、取ってつけたようなフェイク感が全くないのは、国産車としてはすごい。
これトヨタがやると、ちんどん屋ですからねー
この部分も実にシンプル、良いですねー
これだけスッキリした国産車少ないでしょう。
ただし、国産車の御多聞にもれず、センタートンネル部分のシルバー素材は×・・・
塗装や素材がコストダウンされているのかはわかりませんが、それにしてももう一寸素材感や表面処理の仕方は工夫してほしいですねー
変に此処だけ無機質感が漂います。
国産車の特徴?
横浜より直接お持込み頂きましたので、それなりにボデイは汚れてはいましたが、多少でも現状状態が確認可能なトップ部分を観察しても、結構線傷はあります・・・
この段階でこれだけ傷が見えるということは、おそらく洗車を行えば数倍はあるであろうとの予測により、とりあえず磨きの新車割引は外してご案内いたしました。
↑の写真は、洗車後の状態ですがやはり相当の傷でした・・・
膜厚は、国産車としては厚いほう、125μありますから、良心的塗装ですね!
さて、施工コースですが、当初は最低限の御予算でお伺いしておりましたので、問題は磨きをどうするか?
そもそもお色がクリスタルブラックシリカですから、
基本的には01スパーライトの磨きは対象外・・・
では、次のランクの01ライトとでは?
ですが、傷の状態を見る限り、肌感調整や艶出しはできますが、
傷残りはある程度覚悟するしかありません・・・
サー、どうする?
「せっかく磨くので、1~2万を節約してある程度で妥協するより、やはりきちんとしたいので、予算オーバーですが“01スタンダード磨きコース”で行きます!」
と、ご依頼いただきました。
ただし、レガシィは全塗装色ともハードクリアーコート使用ですので、
残念ながら特殊塗装対象となるため、磨き料金が+20%割増となってしまいます・・・
更には濃色車ランク1も対象となるため、これも磨き料金+20%、
合計+40%の磨き割増が必要となってしまいます。
御免なさい。
側面はこのお車もやはり悲惨な状態・・・
なぜか新車の多くはトップはさほどではなくても、側面部はこんななんでしょう?
考えられる理由の一つは納車後の洗車なのですが、このお車まだ1回も洗車してないそうな・・・
となると、納車時点でこの状態だった?
と、なってしまいます。
これでは某県の、カローラ○○と変わらない納車レベル・・・
となり、最低ディーラーの仲間入りですね!
お客様にこのことお聞きしてみると、
「確かに納車時点で傷はいたるところに目立ってはいました、
それでボンネットだけは磨き補修をさせたのですが、
側面まではあまり気にしていなかったですが、側面も同じだったのですか・・・」
とのことでした。
どこかのディーラーとは違い、傷があることは認め、補修にも応じるだけまともとも言えますが・・・
側面の傷も当然この時点でディーラー側は分かっていたはずですので、
どうせならすべて磨きなおしてあげるべきでしょうねー
と考えれば、決して誠意的ともいえない?
かなりひどい状態の側面でしたが、磨きコースを“01スタンダード磨きコース”としてくださったおかげで、完全処理が可能となりました!
これがご予算優先・絶対で、01ライト磨きコースのオーダーでしたら、この状態での光源に照らされれば結構線傷は確認できてしまう程度の仕上がりとなっていたでしょうから、車両程度からすれば順当な選択だったといえるでしょう。
オーナー様車両購入検討時点では、ディーラーコーティングも検討されていたそうですが、磨き前の状態のままコーティング処理され、
「ハイ、7万円になります!」
だったとしたら、お金捨ててるようなものですので、多少の御予算オーバーはしてもこの方が良かったのでは?
わざわざ地元に帰ってきて施工してよかったでしょー
側面があの状態から回復したのですから、
当然それよりダメージの低いボンネットはすっかりきれいになりました!
が・・・
1本だけかなり深い50cm位の長さの傷は残ってしまいました。
全体としての平均研磨厚は3μですが、この傷の部分はMAX5μ磨きましたがダメでした。
これは諦めて頂くしかありません。
然し、ディーラーで補修を行っているにも拘らず、なぜ此処まで深い傷が残っているのか?
どうせ補修するなら完璧にしてほしいわ・・・
SUBARU スバル レガシィ ツーリングワゴン B-SPORT
EyeSight G Package コーティング終了
手前味噌ですが、メチャ綺麗!
この黒のクリスタルブラックシリカとボデイ形状非常に引き立てあいます。
コーティングの質感ともとてもマッチングも良いようです。
特にボンネットのプレスラインや、フェインダーのブリスターを強調してくれるので、施工間に比べて非常にグラマラスな印象を受けます。
事実、オーナー様親子もご覧になりながら、
「こんなにこの車、プレスの凹凸がはっきりしていたんだー」
と、改めて思われたそうです。
今回お選びいただきましたコーティングは、“G’ZOXハイドロフィニッシュ”疎水滑水タイプでは弊社ラインナップのエントリークラスですが、今1番人気です!
その理由は、非常に強力な疎水滑水機能を持ちその機能力は上級商品をしのぐほどです。
しかも重要なシリカ膜自体の耐久性も上級商品と変わらない高耐久を誇っています。
つまり、価格からすると非常にお得!
と、いうことです。
ただし、すべてが完璧というわけではなく、残念ながらデメリットもあります・・・
疎水滑水の機能を、高いレベルで長期間保持が難しいということがあります。
これは強い疎水滑水を特殊ポリマーで補助することで作り出しているため、
その特殊ポリマーが劣化することにより機能低下を起こしてしまいます・・・
そのため、使用状況や保管状況により3~6か月ごとに専用のメインテナンス剤による、DIYメインテナンスが必要となります。
つまり、DIY可能な環境と、DIYの手間をいとわないという条件が必要となります。
ただし、何時間もかかるとか、作業がシビアで難しいわけではなく、このくらいの車格であれば、慣れれば30~45分もあれば終了できます。
この作業で使用する専用メインテナンスキットは別売となりますが、今回はお求めにはなられませんでした。
駐車環境が完全車庫保管ですし、週末しか使用なさらないので、
確実に6か月の機能保持は可能ですので、5月の連休に規制された際にご実家で初メンテを行う予定だそうなので、その際ご購入されるそうです。
この度は、わざわざ弊社にご依頼くださいましてありがとうございました。
また横浜に帰られてお仕事がんばってください。
早く念願の地元転勤叶えばいいですね。
田舎では、1人でも多く若者を必要としていますから。
お待ちいたしております。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=G’ZOXハイドロフィニッシュ ガラスコーティング
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好新車対応・軽度の鏡面磨き)
施工料金:107.467円税込(特別値引き対象者割引-30%・濃色車割増磨きランク1+20%・特殊塗装割増磨き+20% 適応 高速代キャッシュバック対象外)
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