2014年02月07日公開|トヨタ
3年ほど前に施工させていただいておりますお車で会員様ですが、
今回そろそろコーティングの寿命が近いので再施工のためにご入庫いただきました!
更に、リアバンパーを多少ぶつけてしまっているため、こちらの板金塗装修理も併せてご依頼いただきました。
これはご予約いただく段階ですでに分かっていたことでしたので、板金塗装屋さんに予約済みですので、いまどき非常に板金塗装屋さんは混雑を極めていますが、短期間で修理は可能です。
以前施工したのはマーベラスフィニッシュ・スノーガードですが、
このコーティング基本耐久期間は3年となっているため、
現状ではまだコーティングの機能は十分に残ってはいますが、
完全にダメになる前に再施工をした方がより塗装はダメージを受けずに済みますので、もったいない気もしますがここで再施工に踏み切られました。
お車の保管状態は車庫保管車で、しかも使用頻度も週1くらいつまり週末位しかお使いにはなられませんが、洗車に関しては週一ペース・・・
つまり乗れば必ず洗車を行う!
しかも、この巨大さですから洗車は洗車機です・・・
つまり、保管状況良好・酢用頻度低ですが、
この3年間で洗車機にかけられた回数は140回に上ります・・・
これだけの摩擦を受ければ、機能は維持してはいますが、薄皮一枚のリーチ状態でしょう!
洗車前の見た目的にはさほど鉄粉が食い込んでいる様子はありませんでしたが、鉄粉クリーナーをスプレーしてみると意外とリアハッチには鉄粉が食い込んでいます・・・
このような現象は、ミニバン・ワゴン・SUVのようにリア形状が立ったもので起きます。
走行時の後方の空気の巻き込みが激しいためです。
ただし、食い込みは非常に浅く、おそらくコーティング範囲に収まっている感じで、クリーナー作業が終了してみるとほとんど残ってはありませんでした。
鉄粉除去はクリーナー使用とトラップ粘土での除去の2通りの方法が主体ですが、弊社では基本的にクリーナーで行います。
安全施工方法さえ守って使用する限り安全です!
更にモールの隅の入り込んだ汚れも落としてくれるので一石二鳥とも言えます。
弊社でトラップ粘土を使わない理由。
間違いなく傷を入れていきます・・・
今回の磨きのコースは01スパーライト磨きコースですが、これは施工前の状態が非常に傷が少なく良い状態ですので、磨きは古いコーティングを剥離することを目的としていますが、トラップ粘土で傷を入れてしまえば、その傷を処理するための磨きが必要となり、
当然施工価格も高くなりますし、膜厚も下げてしまうことにつながります。
どちらの方法が良いかは考え方による部分もありますが、
基本的には弊社では極力トラップ粘土は使わない方針です!
どうしてもクリーナーが信用できない・・・
というお客様は、
「トラップ粘土で施工してくれ!」
と、ご指定下さい!
ただし、傷が入ることと、磨きのコースが傷取りが必要になりますのでご了承ください。
かなり大事にはご使用されているとのことですが、それでも3年使用の代償としてドアカップには爪で付いた傷が黒く目立ちます・・・
この傷を見えなくするためと、今後傷が入らないようにガードするため、
“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”を施工することとなりました!
↑↑のような黒い傷が残ったままではフィルムは貼れませんので、まずはコンパウンドの手磨きにより大方の傷は磨き落とします。
その後脱脂を行いフィルムの張り込みを行います。
この際、細かな傷残りやコンパウンドによる磨き傷は残っておりますが、フィルムのクリアー効果によりその傷は見えなくなってしまいます。
非常に管理状態は良好で、トップ部分は目につく傷は←↑の写真に写っている傷位でした!
側面はトップ部分よりも大分傷量は多く、
深いものが多いようです・・・
恐らく跳ね上げ等で付着した汚れを、
洗車機のブラシが引きずったりするためでしょう。
下洗いを行ってから洗車機に入れる様にすれば、このような傷もさらに防げるようになるでしょう。
ボンネットの膜厚は古いコーティングを含めて135μですが、
古いコーティングの残存膜厚はおそらく0.1~0.3μ程度と思われます。
現在磨きのコースはさらに細分化され、01磨きコースのスーパーライトとライトに関しましては、ソフトorハードの2種類に分割されております。
今回はご予約時点がこれ以前でしたので、
旧コース旧料金にて施工いたしております。
今回の磨きは、“01スーパーライト磨きコースの傷取り重視”、
現行“01スーパーライト・ハードポリッシュ磨きコース”と同等の磨きです。
幾ら程度良好車両でも、古いコーティングをポリッシュ剥離しなければならないため、この磨きコースが最低限の磨きとなります。
ただし今回のような1ポリッシュでのコーティング剥離の磨きは、仕上げ用コンパウンドやバフではなく中間研磨用のものをポリッシャー含め使用していますので、
艶感に関しては鏡面とまでは行きません・・・
ただし、3年経過車として見た場合は、これでも十分と言える艶は出ております!
妥協するか?
追及するか?
は、オーナー様自身のこだわりと財布事情でしょうねー
01スーパーライト傷取り磨きであっても、1μの研磨はいたしておりますので、
ボンネットにあった線傷は消えました!
恐らく傷はほとんどコーティング範囲内に収まっていたのでしょう。
犠牲被膜の役目を果たしてくれていたようです。
写真では微細すぎて写すことができませんでしたが、
水染みは多少コーティングを通り越し塗装にも達しているものがわずかに存在しています。
塗装自体も少し溶かされているため、
これに関しては01スパーライト傷取り磨きでは改善率は50%くらいでしょうか?
これを100%改善するレベルですと、01スタンダード磨きコースは最低でも必要となります!
これもどこまでこだわるか?
と、お財布事情でしょうねー
TOYOTA トヨタ ヴェルファイア 2.4ZG コーティング終了
施行中訪れたほかのお客様がこちらのお車をご覧になられても、3年使用経過車とは全く気づくことがありませんでした!
つまり新車の施工と思われていました。
つまりそのくらい仕上がり程度が良かったということです。
これは、お客様の管理状態の良さが大きく貢献していることは確かです!
もう一点はコーティングも大きな要因です。
今回ご依頼いただきましたコーティングは、“ブリリアントフィニッシュ・プレミアム”ですが、膜厚的にはさほど厚いコーティングとは言えませんので、クリアー効果の艶が増したというより、成膜密度が緻密なために艶感になめらかさを感じさせます!
セルロイドフィルムなどで擦ってみると、その滑らかさはすぐに体感できます。
今回以前施工のコーティングの基準耐久に合わせての再施工でしたが、このお車はまだ当分お乗りになられるご予定とのことでしたので、できるだけ良い状態を持続させたいとのことで、このタイミングでの施工となりましたが、同じように現在施工済みのお車で、そろそろコーティングの耐久限界に近づき、且つ今後も当分乗り続けられ綺麗にお乗りになられたい場合は、コーティング耐久限界内での再施工をお勧めいたします!
この度は再施工いただきありがとうございます。
大雪を経過しての本日のお引き取り正解でした。
今後も大事にお乗りください。
PS:ゴールドウイングの風防の磨き&コーティングも、ご都合の良い時にお持ちください。
お待ちいたしております。
会員クラス:準会員
車両クラス:クラスX
施工コース:
コーティングコース=ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング
磨きコース=01スーパーライト磨きコース(ハードポリッシュでの既存コーティング剥離磨き)
オプション施工=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
外注施工=リアバンパー板金塗装
施工料金:175.124円税込(準会員割引-15%・淡色車割引磨き-5% 適応 外注料金含む)
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