昨年年末に施工させていただいたばかりのお車ですが、不注意でフロントバンパーを擦ってしまわれ、購入されたディーラーで板金塗装されての、

補修コーティングのためのご入庫です！

 

ここ数年弊社コーティング施工車両でのデイーラー板金塗装後でのお持込みはありませんでしたが、

過去いやな経験しかありませんでしたので、結構不安はありました。

やはり・・・

 

予想を裏切らずこの通りの傷・・・

塗装終了後の肌調整磨きのポリッシャー傷に全面おおわれています。

更には線傷もかなり・・・

なんで再塗装後にここまで線傷はいるのか？

 

仕事のレベル低すぎてお話になりません・・・

 

この状態から施工を開始しなければいけませんが、ここで問題有。

今回車両保険使用での補修ですが、弊社の施行で保険会社が認めてくれる磨きは、

以前施行した内容になります。

が・・・

ここまでの傷では、以前施工のコース０１スタンダード磨きコースではある程度の傷残りは予想されます。

 

そこで、オーナー様にご連絡をして、

「０１スタンダードでの施工だと、ある程度の傷残りはしてしまいます・・・」

「完全なレベルでの施工となると、“０２スタンダードでの磨きが必要”となりますが、この差額分は保険会社からは出ませんので、自己負担になってしまいますがどうしますか？」

と、御聞きしてみると、

「差額発生は自己負担します！」

とのことでしたが、

これ本来御客様が自腹を切ることでは無く、ディーラーの手抜き施工ですから、

ディーラーが負担すべきこと・・・

ということで、オーナー様にディーラーにご連絡いただくようお願いをいたしました。

 

仮にディーラーが負担拒否をしたとしても、オーナー様は自腹での完全施行を望まれているので、連絡を待たずに施工を続行していきました。

そして・・・

 

“０２スタンダード磨きコース”での施工を行っていくと、ウールバフによるポリッシャー傷や線傷がきれいになっていくと、出てきましたよペーパー傷が・・・

 

これクリアー塗装後の物取りや塗装ダレを補修したために付くペーパー傷・・・

しかも＃1.000～1.200位の相当粗い傷です。

これは０２スタンダード磨きコースでは太刀打ちできませんから、

部分傷取り磨きの“スポット磨き”が必要となります。

しかも２か所・・・

ドンドン追加料金増えていってしまいます。

 

 

数時間経過して、ディーラーよりＴＥＬ。

事の次第をお伝えしましたが、ディーラーが追加分を負担するとは言わず、

「内製工場に確認をしてから、対処方法を検討しますので時間をください。」

とのこと。

 

結局バンパー全体は０２スタンダードでポリッシャー傷と線傷を処理し、ペーパー傷はスポット磨きを行うことで、完全処理はできました！

本来であれば、このレベルに近いところまでディーラーが仕上げる必要があるのですがねー

 

 

日付が変わってすべての作業も終了している段階で、ディーラーからＴＥＬ・・・

「工場に確認しましたが、傷はこちらの責任ですので、追加作業料は負担いたします！」

とのことでした。

やれやれです！

 

 

以前今回のパターンとはちょっと違いますが、カローラ南信での板金塗装車両で似たような不良施行による追加金騒動がありましたが、このときはカローラ南信の親会社まで話を上げ話し合いを持ちましたが、頑としてお支払いはいただけませんでした・・・

最後には、

「うちの技術ではこれ以上のことは無理ですから・・・」

と開き直られ終わり・・・

しかもオーナー様からも支払いはしていただくことができず、結局弊社が負担。

不良施行はカローラ南信の責任。

カローラ南信に板金塗装を依頼され、不良施行であっても確認引き取りされたのは、

オーナー様の責任。

なのにその手直しは弊社の負担・・・

 

然しその後、カローラ南信の店長から連絡があり、

「お詫びにだけは伺います！」

とのことでしたが、結局その後来ることもなく連絡すらない・・・

この事依頼、カローラ南信は完全な敵！

 

 

これに比べれば、自社の不良施行を認められ、きちんと料金も負担される姿勢は、

“甲信マツダは誠意あるディーラー”と言えるでしょう！

しかも、

「今回のことを踏まえ、今後の板金塗装作業の改善を行います！」

とのことですので、前向きな会社ですねー

 

ＭＡＺＤＡ マツダ ＣＸ－5 25Ｓ 補修コーティング終了

 

一時はどうなるのか？

とやきもきもしましたが、一件落着で事なきを得、当然完全な形で施工完了できました！

 

 

今回の間違いは、オーナー様がディーラーならきちんとしたことをするはず！

という思い込みから、依頼をされ、引き取り時も天候が悪かったこともありますが、

受取確認を怠ったこと・・・

幸いだったのは、意匠性不良が明らかに板金塗装でしかつかない傷だったことです。

全てのディーラーが適当なわけではないでしょうが、特に内製化している場合は、内内のことですのでハードルは低いかも？

しれませんねー

会社が大きいから安心！

とは、限りませんよー

 

 

今回板金塗装補修対象パネルはフロンバンパーでしたので、

弊社の補修対象は隣接パネルであるボンネット・左右フロントフェインダーとなりますが、施工１か月程度しか経過していないために、さすがにそこまでは保険会社は認めませんでした・・・

もっとも、こういうであろうことは予想はできていましたが。

そのため、事前に予想に従い補修施行の範囲と方法をオーナー様と決めておきました。

 

隣接パネルは０１スパーライトで軽く磨き、認めないであろうボンネットは磨きランクを落とした分で賄い、３パネルとも再コーティングを行う！

 

最終的に、左右フロントフェインダーまでは認めていただけましたので、事前に決めておいた施工方法範囲を行うことができました。

今回保険会社は三井住友でしたので、その他大手損保のようにセコイことは言いませんので、スムーズに交渉も進みました。

今回のように、車両保険での修理の場合、

多くの保険会社は賠償とは違いかなり出費を嫌います・・・

任意保険は、保険料も大事でしょうが、ことのあったときどれだけ支払いを行ってくれるか？

のほうが、重要です！

よくコマーシャルでいっているお客様満足度９○.○％などは、この支払が良いか？

には、まったく支払いとリンクしたものではないですから騙されないように！

 

 

こちらのオーナー様、新車納車の程度不良でも現在ディーラーと交渉中でしたが、今回のことがきっかけとなり、かなりディーラー側も事の重大さを認識され態度が軟化したそうで、まさに“雨降って地固まる”となりそうです！

「交渉もどうやらスムーズに進みそうです！」

とのことで、よかったよかった。

 

 

購入段階から、一山も二山も超えることとなってしまいましたが、逆にディーラー側との違う形での信頼感の関係が構築できることとなったと考え方を転換しましょう。

これからも、何かございましたら、お気軽にご相談ください。

できる限りの御助力はいたします。

たびたびのご依頼ありがとうございました。

 

会員クラス：正会員登録

 

車両クラス：クラスＬＬ

 

施工コース：

コーティングコース＝ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング

磨きコース＝０１スーパーライト磨きコース（隣接３パネル×コーティング施工車両のメインテナンス磨き）+０２スタンダード磨きコース（板金補修パネル×程度不良車向け傷取り鏡面磨き）

オプション施工＝部分傷取り磨き（スポット磨き×２区画）

 

施工料金：保険会社及びディーラー支払いのため非公開

メーカー別 メーカー選択... BMW（52） MG（1） アウディ（38） アルファロメオ（17） シトロエン（9） シボレー（1） ジャガー（2） ジープ（1） スズキ（20） スバル（31） スマート（1） ダイハツ（21） ダイムラー（1） トヨタ（155） ドゥカティ（1） フィアット（8） フェラーリ（9） フォルクスワーゲン（51） フォード（1） プジョー（12） ホンダ（67） ボルボ（12） ポルシェ（26） マセラティ（14） マツダ（51） ミニ（5） メルセデスベンツ（163） ランチア（3） ランドローバー（6） ルノー（13） レクサス（23） ロータス（23） ロールスロイス（1） 三菱（8） 日産（41）

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