2014年02月01日公開|トヨタ
東信よりお越しいただきましたご新規のお客様です!
長野県内では、中信地区に次ぎ多くのお客様にご来店いただいております弊社にとりましてはスイートエリアです。
早々近いところではなく、道のりも一般道がメインとなるにもかかわらず、わざわざいらして頂けることはありがたい限りです!
このお車弊社では初となるG’sですが、トヨタによるとGAZOO Racingの活動を通じ開発されたスポーツコンバーションシリーズなのだそうです。
GAZOO Racingとは、豊田社長自らが陣頭指揮を執りレース活動を通じ拡販に広げようという、日本メーカーとしてはここの所低迷していたモータースポーツ活動を活発にすることを牽引しようとする野心的活動です。
このような活動が即車離れの激しい若年層に影響が出るとは考えずらいですが、
欧米のようにモータースポーツが身近なものになるきっかけにはなるかも?
とは思います。
それと国内メーカーではほとんど死語となってしまった、
クーペやスポーツカーの復活につながればいいですねー
ただし、個人的にはハイブリッドなどのハイテクではなく、NA主体が良いのですが、これは時代が許さないでしょうが・・・
出来れば、これをきっかけにWRCへの参戦も再開してほしいですねー
今年よりヒュンダイすら参戦しているのですから、竹島問題の可否はWRCで決着なんてどう?
通常のアクア最高ランクの車より、30万円近く高価格ではありますが、見た目は全く別の車ほどの違いがありますので、この価格差は安いくらいかもしれません!
サスペンションも25mmダウンされたスポーツサスペンションを採用していますので、専用エクステリアパーツの効果で下手なスポーツカーよりシャープな印象すら受けます。
更にはアンダーフレーム等の補強もされているのは、トヨタの本気度を感じさせられます。
パネルデザインとしては非常にコンパクトにまとまり、すっきりした印象に仕上がっていて好印象なのですが・・・
ピアノブラック調のプラスチックパネルが、ラメ入り塗装というところがどうもいまいち。
シフトノブの頭にも、クリスタルレッドなる装飾がなされていますが、これが遊び心といえば遊び心かもしれませんが、センスとしてはどう?
と判断すると、正直悪趣味・・・
このようなセンスが、欧州車の特別モデルのような洗練性がないのが国産車の特徴。
どうも国産車は、ついついチャライ方向に行きがちです・・・
このシートはセンスも良いですねー
200万円前半の価格帯ですので、アルカンターラと合皮の組み合わせではありますが、
車格を考えると下手に本革など使用しないほうが良いでしょう。
特に気に入ったのは座面のセンターステッチ!
これにより視覚的にシートのタイト感が強調されますので、スポーツカーぽさが演出されます。
シートの全体的雰囲気としては、かなりフランス車ぽい?
納車されてから約1か月が経過していますが、まだ洗車は1度もされていないとか。
なのにトップはかなりの傷です・・・
先日のアテンザほどでは傷の量は無いですが、傷のつき方が違います。
アテンザの場合ほとんどのパネルで傷の方向は同じ向きでしたが、
このお車の場合は色々な方向に向かって傷が付いています。
これは手洗いによる傷でしょうねー
つまりこのお車も洗車はオーナー様されていないとのことですから、
納車前のディーラーによる傷入れということになります。
然し、ここのところの新車の程度の悪さは今まで見たことのないほど悪いうえに、その確率も非常に高い・・・
然し、私が不思議というか理解に苦しむのは、なぜここまで程度の悪い車を受け取ってきてしまうのか?
磨いて直るとか、の問題とは別にこれを新車としての価格で受け取るべきものなのか?
私はNOですね・・・
間違いなく受け取らずに帰ります!
ただ、このお車というかトヨタの車の場合救われるのは膜厚が国産車としては厚いこと!
磨いてこのような状態を改善したとしても、膜厚減少をさほど気にするべきレベルではありません。
これは大きなアドバンテージです!
というのも、今後何年か経過すれば当然それなりにダメージは受けてしまいます。
キズや水染みさらにはイオンデポジットもある程度できてしまうでしょう・・・
しかし、100μを超える膜厚さえあれば、かなりのリセットが可能となります!
ある意味、メインテナンス性=膜厚
と、いうことになります。
もっとも幾ら膜厚があったとしても、ホンダのような塗装ではそれ以前の問題ですが・・・
なんだかんだ言っても、
国産車ではトヨタ(レクサス含む)とダイハツの車の塗装は良い塗装です!
やはり御多聞にもれずこのお車も側面の傷のほうがひどい・・・
しかもこのお車の場合、傷の深さが側面部分のほうが極端に深いものが多く存在します。
深い傷のつき方や深さからして、これは洗車ではありませんね。
納車前作業中か、
もしくは納車後の使用過程でオーナーご自身もしくは誰かにつけられたものの可能性が高いでしょう。
今後使用されていく中で、似たような傷が付くのか?
付かないのか?
を観察して行けば、今のこれらの傷が付いた理由がある程度限定されてくるでしょう。
特にこのパネル、右リアドアの傷はかなり多く且つ深いものが目立ちました。
この写真では確認不能ですが、写り込んだライト周りに5本ほどの傷は残っています・・・
今回の磨きのご依頼は、
“01スタンダード磨きコース”でしたが、本来設定研磨厚を超えて5μの研磨となりました。
これはボンネットでの膜厚ですが、一番傷の目立つこの部分を何とか改善しようとして、此処は規定磨き回数を超えて意匠性を改善するために頑張っちゃいました!
これができるのも、膜厚に余裕をもって作られているトヨタだからこそ!
と、言えます。
なんだかんだ言っても、やはりトヨタの車は相対的に見れば日本車のトップブランドなのですねー
あまり認めたくはないですが・・・
個人的には。
TOYOTA トヨタ アクア G“G’s” コーティング終了
やはり施行前と比較すると、ブルーメタリックの鮮やかさが段違いに輝いて見えます!
もし、オーナー様がこのお車をディーラーや磨きもろくに行わないような簡易施工店などで施工されていたとしたら、コーティング剤の種類は問わず、
このような艶・輝きを得ることはなかったでしょう。
これは、磨きが塗装の艶をきっちり発現できるまで磨かれるのか?
と、いうところにかかってきます。
深い傷などはある程度しょうがないとしても、スクラッチのような傷の存在は確実に塗装表面の光の反射が乱反射となるために、艶の減退を起こします・・・
かなり程度が芳しくなければ、本来の塗装色さえきちんと表現されていない状態となります。
磨きのレベル次第ですべての意匠性は決定づけられる!
その上でのコーティング云々です。
今回のオーダーいただきましたコーティングは、久々に施工のご依頼を頂きました、
“マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング”のWコートです!
このコーティングは、トップコートである光触媒がセルフクリーニング機能を持つために、
露天駐車車両には大きなメリットを与えます。
有機物ならほとんどの分子構造の破壊ができますので、付着した汚れを太陽光の紫外線の力で酸化還元して汚れの付着を弱めます。
光触媒の酸化チタンは超親水物質ですので、付着が弱められた汚れの下に雨水などが入り込もうとしますので、流れ落ちる水の力により汚れをはぎ取ろうとする効果が、
光触媒によるセルフコリーニング機能となります。
ただし、デメリットは摩擦には弱いこと・・・
つまり、洗車機使用を前提とされる方の場合、
トップコートの光触媒は1年程度の耐久性能と割り切る必要があります。
然し、光触媒の再コーティングは一切下地処理を行わなくても可能ですので、
メインテナンス的に再コーティングは手軽に可能です!
仮に光触媒の寿命が尽きたとしても、Wコートですのでベースコートであるマーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーションはガラスコーティングですので、ベースコートの機能は保持されます。
このベースコートは、光触媒と同じ親水性ですから、セルフクリーニング機能は失いますが、親水性ガラスコーティングとしての機能はその後も保持されます!
ですので、光触媒が寿命を迎えたとしても再コーティングをせずとも、
ガラスコーティングの機能によりボデイは守られることとなります。
今回もちょっと疑問を持ったこと?
お客様自身は新車納車段階でのお車の傷の状態を把握されていない・・・
これだけ傷が多かったにも拘らず、なぜ気づかないのか?
仮にディーラーを信頼していたとしても、傷のような外的要因で変化するようなものは、納車後クレームを言ってもほとんど相手にはしてもらえないので、
納車段階でのきちんとした確認は絶対不可欠です!
出来れば、ディーラー入庫時点で一度確認をして、補修を依頼するなり、それなりの値引きを交渉するなり、場合によっては車を変えさせる(納車拒否)等の判断をするくらいの慎重さが、特に国産ディーラーでは必要です。
この度は、ご家族様の送り迎えのお手数をおかけするなど、遠距離より御苦労を頂きまして、ありがとうございました。
帰りの峠道は凍結大丈夫でしたか?
まだまだ降雪などは油断できませんので、お気を付けてお乗りください。
会員クラス:準会員登録
車両クラス:クラスS
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好新車向け鏡面磨き)
オプション施工=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4か所)
施工料金:113.310円税込(代車使用無し割引-10%・濃色車割増磨きランク3+10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー