2014年03月15日公開|アウディ
こちらのお客さまも弊社での既施工車両で、ツーリング常連でプレミアム会員様です!
ちなみにツーリングはこのお車ではなく、ロータス・エリーゼでご参加いただいております。
今回のご入庫は、左サイドロッカー・左後部ドアとリアバンパーの板金塗装及びその個所のコーティング再施工です。
そのような場合、このように施工上関係ない部分はすべてマスカーで覆い、磨きの際バフなあたらないようにすることと、飛散したコンパウンドで汚れないように保護します。
これは保護も目的ですが、少しでも余計にボデイに触ることを避けるためです。
触る=傷入れリスク、ということになりますので・・・
弊社の場合、施工前に洗車をして、磨き終了後に水性脱脂を行いますので都合2回の洗車工程を必要としますが、このようにマスキングを施すことにより、各当外パネルは2回目の洗車では触る必要が無くなるからです。
タンカルなしの特殊マスカーを大量に使用しますので、コスト的にも手間的にもマイナスですが、“ミイラ取りがミイラにならない”ための予防措置です!
屋外で撮影したためにあまり良く撮れていませんが、
トップ部分はそれなりに水染みが付着してしまっています・・・
尤もすでに初回施工より2年半ノーメインテナンスで経過し、日中は会社の駐車場で露天駐車であることを考慮すればかなり症状は軽度でしょう!
時期的に言えばそろそろコーティング耐久限度も近いですが、お車のコーティング機能を見てみるとまだかなりの機能残存をしていますので、
ここで“水染み除去のメインテナンス”いわゆるスケールリムーバー作業だけを行い、1年後くらいにコーティングの再施工をすればいいのではないか!
と、いうことになりました。
最近の弊社既存施工車両の水染みの状態を観察すると、当初予想していなかった効果が、あるコーティングにはあることが判明してきました。
それは光触媒ボデイコーティング!
このお車も、“マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティング”によるWコート施工車両です。
先日のブログでもこのことに触れていますが、光触媒メーカーにこのような検証事実を報告し、その結果光触媒メーカーがこのことに関して促進耐候試験及び分解成分分析を行い、“耐水染み用光触媒ボデイコーティング”を新開発して頂けることとなりました!
開発に成功した暁には、弊社にて特許取得をし、メーカーと弊社との合弁会社を新設し、全国のコーティング施工店様に販売をいたしてまいります!
つまり、この新光触媒コーティングは弊社オリジナル化はいたしません。
というのも、今回の試験・開発はメーカー様が全額経費負担をして下さるため、その掛かった経費を取り戻して頂く為にこのような販売方法を選択することになりました。
それ以外にも大きな理由がございます。
水染みに関しては、ほとんどのコーティング施工店様やオーナー様が頭を痛められていらっしゃいますので、そのお手伝いができればという思いも大きな理由です。
現在、開発終了販売時期を本年8月を目標としております。
ご期待ください!
弊社ではスケールリムーバー作業は植物酸のタイプを使用し、
1パネルずつ水染み除去→水洗い→完全拭き上げの工程を最大2回行います。
これは作業により新たな水染みを作ってしまうことを避けるためです。
酢酸系ではなく植物酸を使用はしていますが、連続作業で2回以上の作業を行うと、
コーティングにも悪影響が出る可能性がありますので、これで取り切れない可能性もありますがこの段階にて作業は終了いたします。
あくまで、コーティングを傷めずに行うことが弊社の方針です!
基本的には相当ひどい付着状況ではない限り、
ここまでの作業でコーティング表面に付着している水染みは除去は可能なはずです。
このお車も、これにてほとんどの水染みは除去できましたが、
5%くらいは残っています・・・
これら残った水染みは、すでにコーティングを溶かし塗装面に達してしまっています。
これら残ってしまったものは、1年後の再施工時点にて磨きで除去していきます!
このお車は新車時に全面スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティングを施工済みですが、
フロントガラスとリアガラスはすでに機能喪失してしまっているために再施工をご依頼いただきました!
機能喪失からさほど時間経過はしていないにもかかわらず、短時間でも結構水染みは付着を起こしております・・・
ただし、まだまだ完全硬化すには至っておりません初期段階ですので、
ライトポリッシュによる下処理でご対応可能です!
スプラッシュビュー未施工車両ですと、2年半経過時点では相当の水染み付着を起こしていますが、まだまだ機能残存している側面ガラスに関しては、
ほとんど水染み付着はしておりませんので、
いかにスプラッシュビューが水染み付着から守ってくれているかがうかがえます!
予想通り、
下処理はライトポリッシュで完全に水染みは除去されました!
これでまた2~3年は水染みの被害を恐れる必要はないでしょう。
スプラッシュビューに使用するコーティング剤は、開栓して15分で酸化してしまうので、
余ったコーティング剤をリアドアとリアラケッジ部分にサービスコーティングしておきました!
弊社ツリーリングの際にも、またたびたびの施工をご依頼して頂くなど、年間を通じてお世話になっておりますので、せめてものサービスです!
この車は、
ドアエッジ部分4か所に“エクスペル・ペイントプロテクションフィルム”により施工が行われておりますが、今回左リアドアは再塗装のためフィルムを撤去してありますので、
フィルムの再施工が必要となります。
然し・・・
今回板金等を含めご依頼いただいている作業料は思いのほか高額になってしまい、
「こんなに掛かるの・・・」
と、車両保険を使用しなかったことを後悔することとなってしまいました・・・
この部分のプロテクションフィルム4.095円とはいえ、いつもドリンクお持ち下さるお気持ちにお答えするべく、今回はサービス施工といたしました!
最近常連様が多いのでついついサービス施工が大安売りになってしまっている・・・
Audi アウディ S3 スポーツバッグ 補修作業&再施工終了
全ての作業が終了しました!
2年半使用したお車としては非常に意匠性を保たれています。
管理がお上手です。
決して神経質な方でも、洗車が好きなわけでもない方ですが、コツを抑えた洗車をなさっているのでしょう。
もう一台お持ちのロータスも、すでに8年になろうとし且つレースでも使用されているにも拘らず、非常に程度は良好です!
どちらのお車も、宝物扱いをされずにサラッと扱われていることが味噌の様な気がします。
施行されているのが光触媒とのWコートですので、光触媒を最後にスプレーコートいたしますが、このコーティングはマスキング不要ですので対象パネルのみならず隣接パネルにもコートされることとなりますから、此処でもサービス施工!
左リアクォーター・リアハッチはついでに全面コーティングしておきました。
この度は予想外の高額施工となってしまい、かなりのお財布ダメージがおありだったことでしょう。
ちょっとした不注意と面倒くさがることが、いらぬ出費を招いてしまいますので、お気を付け下さい。
後丁度2か月で春のツーリングとなりますが、お引き取りの際にもお話いたしましたようにこれからはまったりツーリングに切り替え、行った先での地方食材や文化などを楽しむことをメインとしていきましょう。
会員クラス:プレミアム会員
車輛クラス:クラスM
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング(5パネル内2パネルサービス施工)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(程度良好再塗装車向け鏡面磨き3パネル)
オプション施工1=スケールリムーバー(ボデイの水染み落し)
オプション施工2=スプラッシュビュウー・ウインドウフッ素コーティング(フロント・リア×ライトポリッシュ 左右リアドア・ラケッジサービス施工)
オプション施工3=エクスペル・ペイントプロテクションフィルム(左リアドアエッジガード×サービス施工)
外注施工=板金塗装(左リアドア・左サイドロッカー・リアバンパー)
施工料金:275.196円税込(会員オプション割引-10%・濃色車割増磨きランク3+10%・輸入車割増磨き+10% 適応・外注費込)
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