2014年03月28日公開|フォルクスワーゲン
弊社建築事業所の取引先の社員であり、車磨き研究所のお客様としても、
常連中の常連でプレミアム会員様です!
このお客様のすごいことは、プレミアム会員様としてはツーリングクラブ員でもなく、複数台所有や複数台施工を行ってきたわけではなく、4年前にこのお車を新車購入された時からのこの1台の施行でプレミアム会員まで登りつめてきました。
というのは、とにかく事故が多い・・・
御自身の不注意というのも1~2回ありましたが、5~6回は100-0事故です!
1台のお車しかも4年間でここまでいろいろのことが降りかかることは非常にまれでしょう。
今までは事故と言ってもすべて物損でしたが、今回は初の人身事故となってしまいました・・・
交差点での停車中に、後方から居眠り運転の車に追突されてしまわれたそうです。
そして鞭打ち症・・・
相手方はスピードが出ていなかったそうで、破損状態はリアバンパーのみ破損でしたが、予期せぬ無防備な状態での事故ですと、ちょっとした事故でも鞭打ち症にはなることはあります。
私も20年ほど前になりますが、同じような状況でわき見運転の車に追突され1年くらい通院をした経験があり、後遺症認定されるほどの鞭打ち症になった経験があります。
停車中の後方追突事故は、ご自身が気を付けていてもまず避けられないでしょうが、少しでも安全な車に乗ることで大分受けるダメージは違ってくるでしょう。
私も前記した事故を機に、ボルボを4台乗り継ぎましたが、
不思議なことにこれ以来自身での事故も相手からの事故も1回も経験がありません!
妻はこの間、1度交差点での右直事故で正面衝突を経験していますが、
相手方の車は軽自動車で大破し怪我もされましたが、
妻のボルボはバンパー破損程度で怪我もありませんでした。
今回のお客様の事故はリアバンパー破損により、交換となりましたが、事故修理よりご依頼を頂くこととなりました。
依頼する板金塗装工場もさすがに、
「え、○○さんまたですかー」
というくらい、変な意味で常連となってしまいました・・・
損害はリアバンパーのみですが、コーティングの補修範囲は隣接パネルを含みますから、左右リアクオーターとリアハッチが加算され都合4パネルの補修となります。
流石に最近ではこのような補修の範囲指定も保険会社も理解して頂けるようになり、
「過剰修理では?」
とか、
「金額的にそこまでの賠償はできません!」
当の揉め事は起こらなくなりました。
事故とは無関係のコーティング補修適応隣接パネルの施工前の状態ですが、かなりの傷が付いてしまっています・・・
購入から4年、すでに12万キロも走行してはおりますが、前述したように何回も補修を行ってきていますのでこのパネルも1回は確実にこの間に再施工しているはずですから、それを考えると使用頻度が高いとはいえ、状態は悪いといえるでしょう。
これは使用頻度のもんだよりも、管理のずさんさ・・・
このお客様の性格的特徴として、何かを施工したとしてそのクオリティーには非常に細かくこだわりますが、しばらくするとそのこだわりは消失し逆に放置のようになる。
私が外出などした際にも出先でたびたびお会いすることがありますが、
まずお車がきれいなところを見たことはありません・・・
極端な汚れになれば、気遣いも消え失せてくるでしょうし、その状態で服擦れすれば傷も入りますし、洗車をしても汚れやごみを引きずりながらとなりますから、
当然傷入れのための洗車となってしまいます。
こまめに無駄に洗車を繰り返すことも良くないですが、どうせ汚れるからと言って何週間でも汚れを堆積させながら放置して、極限まで行ってから洗車というのはさらに最悪です・・・
せめて高圧スプレーで洗い流すことくらいは、10日に1回位は行ったほうが良いでしょう。
今回保険会社との協定磨きは01スタンダードですが、これだけ意匠性が違ってきます!
当然上記した写真レベルで傷が入っていますから、
100%改善はされていませんし、そもそもそれを目指しての隣接パネルの再施工ではありません。
あくまで、板金再塗装されたパネルと既存パネルとの意匠性の差をグラデーションさせて、板金塗装された部分が“いかにも直した”と、
浮いてしまわないようにするための処置です。
とはいえ、既存パネルがあれだけ傷だらけですと、
グラデーションしようものにも既存パネルとの差は明らかです・・・
隣接パネルとして施工しているリアクオーターパネルは、連続してルーフシェルからAピラーにまで至りますが、そこまで当然磨きもコーティングも再施工いたします。
←はベースコーティングであるマーべラスフィニッシュ・チタンコンビネーションをコーティング後、8時間以上のブランクを経て光触媒ボデイコーティングを施工している写真です。
この後2時間以上のブランクを経て、光触媒の余剰成分を拭き上げ、6時間後にお引渡し可能となります。
Volkswagen フォルクスワーゲン ゴルフバリアント TSI
補修磨き&コーティング終了
車体全体面積で行くと約1/3が施工されたこととなりますが、後方から見る限り新車のようになりました!
施行中に所用で訪れた私の友人も見て、
「こんなにきれいになるものなの?」
と、驚いていましたが、そのために施工して料金頂いているのですから、当然です!
今回も板金修理からご依頼を弊社に頂きましたので、当然再塗装されたバンパーはきちんとした板金塗装仕上げ磨きがきちんと行われ弊社に納車されていますので、磨きに尽きましても保険会社との協定範囲内の01スタンダード磨きで完璧な磨きが可能でしたが、たまにお客様手配で再塗装されてお持込み頂いたお車では、
「この状態では保険賠償適応範囲内の磨きでは無理ですよ・・・」
というようなひどい仕上げ程度のものが見受けられます。
このような場合、完全にならずとも保険賠償範囲内でできるレベルで妥協するか?
完全にするためにランクを上げた磨きを行い、発生する差額をご自身で負担なさるか?
再塗装して頂いた板金塗装工場に、クレームとして支払い請求なされるか?
板金塗装工場に再度お持込み頂き、再塗装もしくは磨きを再施工して頂くか?
となり、ここで発生する手間や損害については100%保険会社が対応することはありません・・・
ただし、保険会社手配による板金塗装の場合は、
交渉次第では対応する可能性はあります。
が・・・
この交渉につきましては、弊社は部外者となりますので、
アドバイスはできますが交渉自体はオーナー様にしていただくこととなります。
今回もご入庫いただきありがとうございました。
ですが、このような不慮のご入庫はできればないほうが良いですね。
お仕事がお忙しく、家庭にも変化がおありで、公私ともにお忙しいとは思いますが、もう洗車機でもいいですから、もうちょっとこまめに洗車はしてくださいね。
鞭打ちのリハビリもめんどくさがらずになるべくこまめに通院なされてください。
ご自愛ください。
会員クラス:プレミアム会員
車輛クラス:クラスL
施工コース:
コーティングコース=マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング(リアバンパー・左右リアクオーター・リアハッチ)
磨きコース=01スタンダード磨きコース(コーティング再施工のための軽度のリセット磨き×4パネル)
施工料金:保険会社支払いのため非公開(輸入車割増磨き+10%・濃色車割増磨きランク1+20% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー